畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

新聞掲載「労使対立労使協調」(その3終わり)

2020-07-31 05:03:10 | 暮らし

          労使対立労使協調(その3終わり)

 再採用されるという保証など無く、皆が再採用のために色々な運動をして人間の心理の裏も見せられましたね。苦しくなると、結構見苦しい行動さえするのも、自分のみではなく、家族の事も考えたならば致し方のないことだったのかも知れません。

 国鉄の民営化は、当時の労働運動を主導していた、国鉄の労働組合の弱体化も一つの狙いだったという説もある。過激なスト権獲得ストライキなどから労働組合離れが進み、その意味では分割を画策した面々の思惑通りになったのかも知れない。でも、現在の日本の動向を見るにつけ、労働者側が経営者の思うままに使用され、非正規雇用者が増えている現状を強く憂いる気持ちを禁じ得ない

         (終わり)

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大きなナスのナス畑

2020-07-31 05:00:40 | 野菜

 長雨で何本かは枯れてしまった山本ナスの畑です。

それでも100本も植えたので、枯れた株も目立たない。

 

 脇芽を欠いたり、イボ竹に結束したりしなければならない。

このまま、ナスの木が大きくなると風や雨の影響で倒れかねないのです。

 

 雨の名残の水滴が残って光っている。

見るからに柔らかそうで、美味しそうですね。

 大きさから、「米ナスですか?」と聞かれることも多いが、ヘタの色が違います。

米ナスはへたが緑色で、この山本ナスはご覧の通りのナス紺色。

 

 たくさん実がついている中で形の優れたものを残す。

来年の種採り用ですね。来年はどうなるか全く不明ではありますが。

 

 今シーズンは最大で50個近い収穫がありました。

味がわかる人ほど、このナスの美味しさがわかるようです。もう、本当に最高です!

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「スズキチ」へエール

2020-07-30 05:04:29 | 野菜

 ご存じのように、飲食店のコロナ禍による苦戦は続いている。

親しくしている「スズキチ」グループも例外ではないと言う。

 アルバイトに辞めていただいたり、手当てを下げたりと大変らしい。

昨日は仕入れに来られたが、スベルベのできる応援は新鮮な野菜の供給。大きなゴーヤ30本。

 

 ピーマンが25個。

 

 万願寺唐辛子が70本。

揚げ浸しの材料に加えようかと、鈴木オーナーと同行の店員さんで相談。

 

 子供ピーマンとも呼ぶ「ピータロー」は110本。

小さいけれど肉厚で、甘みも強く美味しい。これが大好きなお客さんもいるとか。

 

 大きな「山本ナス」はどーんと48個!

仕入れのお二人は口をそろえて「美味しいんだよねー」と頷き合います。

 ほかにも3種類のジャガイモが40キロ近くでした。

最近は弁当などにも活路を求めているという。この仕入れ具合を見る限り大丈夫ですね。

 それにしても、落ち込んでばかりの畑仕事でよくぞこの供給量と自分自身で驚いた。

今年限りでこれほどの野菜の生産は出来なくなると思うと寂しさもつのりますが。

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野菜をたっぷりと頂く

2020-07-29 04:38:22 | 食べ物

 家内がまたしばらく不在になります。

その間は美味しくて新鮮な野菜が食べられないと、野菜主体の料理を楽しみました。

トウモロコシは到来物。枝豆は我が家産の「湯上り娘」です。

 

 ピーマンと神楽南蛮の佃煮風。

神楽南蛮は日照時間が短いためか、辛みはまた強くありません。

 

 京野菜の一種の「万願寺唐辛子」です。

唐辛子と名前はついても辛みは全くなくて、ほのかな甘さが美味しい。

 

 新聞か何かの記事を見て作りたくなったと言う。

オクラ入りのお好み焼きです。かすかにオクラの粘り気を感じてこれも美味しい。

 

 メーンは到来物のこの大きな鯖の干物を二人で半分ずつ。

伊豆の天日干しと言う、逸品で油がしたたり落ちそう。全部食べ切れずに残してしまった。

 昨日の午前に出かけ先に送り届けてきました。

一週間余り、一人での食事になります。一人分の食事作りって難しいですね。

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新聞掲載「労使対立労使協調」(その2)

2020-07-28 04:46:49 | 暮らし

      労使対立労使協調(その2)

 その、通称36協定締結時を利用し、普段は言えないことを、言わせて頂く。素直にはいどうぞなんて印鑑を押印することはほとんどなかった。

お人好しを自認する私は、あの未曽有の組織の転換、国鉄からJRへの移行時の混乱期にまたがって分会長をしていた。その混乱期に保線区長を務めていたのが、当時「本社採用」と呼ばれた東大卒の28歳の青年だった。

 将来の高い身分を約束されたような本社採用の青年は、皆に気を使われる一種独特な存在でもあった。もとより出世の欲など持ち合わせぬ身で、それまでの区長と隔てることなく交渉にあたった。

 皆さんが気を使い、持ち上げられる身には、私の歯に衣着せぬ言動は一種のショックでもあったようだ。事実、後日行われた私の送別会では「あなたの名前は私の前頭葉に刻み込まれました」なんて言っていましたから。

 その後、JRが発足するわけですが、移行は過激な行動をしていた労働組合対策もあり、国鉄を一旦全員解雇、そして分社化されたJR新会社に再採用されるという流れだった。再採用されない職員も多くいた。仕事の少ない北海道地域から首都圏に老父母を含む家族全員で転勤するなどと言う悲劇さえ少なくなかった。

                  (続く)

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