労使対立労使協調(その3終わり)
再採用されるという保証など無く、皆が再採用のために色々な運動をして人間の心理の裏も見せられましたね。苦しくなると、結構見苦しい行動さえするのも、自分のみではなく、家族の事も考えたならば致し方のないことだったのかも知れません。
国鉄の民営化は、当時の労働運動を主導していた、国鉄の労働組合の弱体化も一つの狙いだったという説もある。過激なスト権獲得ストライキなどから労働組合離れが進み、その意味では分割を画策した面々の思惑通りになったのかも知れない。でも、現在の日本の動向を見るにつけ、労働者側が経営者の思うままに使用され、非正規雇用者が増えている現状を強く憂いる気持ちを禁じ得ない
(終わり)