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今年の大寒波襲来のように、何日も気温が上がらずに雪が降り続けるとこんな風景に。
普通だったら、寒暖を交互に繰り返すために、山の急斜面の雪は落ちて、留まることは無いのです。
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分かり難いかもしれませんが、中央付近に左から右に続く尾根があります。
その、尾根の上や、尾根の向こうの沢を隔てた山の上に、こんもりと雪は溜まっています。
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二枚の大寒波が居座って、シベリア方面に引き上げつつあるのが、前2枚の風景。
そして、これはその二日後です。一か所で大規模な雪崩が発生。全層雪崩とか、底雪崩と呼びます。
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全層雪崩は、土も多少ともなって一気に崩れ落ちます。
崩れ落ちた斜面にも、雑木なども生えているのですが、それはしっかりと残ります。
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もう少しアップしてみましょう。急斜面の雑木が曲がって生えている理由が分かります。
雪崩が発生した斜面と、こちら側の尾根の間が、あの険しい氷河のような沢になっている。
これは我が家の食堂の窓から撮った風景です。もう少し我が家から離れないと沢は見えない。
でも、見なくても容易に想像できます。きっと沢はかなりの雪量に埋め尽くされていることでしょう。
こんな年は、例年だと手が届かない場所のゼンマイも、踏み台に上がった状態で採れます。
しかも、大量の雪は溶けるまでに時間がかかるのは、自明の理。今年は山菜にも期待しています。
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