畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

種たちが目覚めて歌い出す

2013-08-31 20:06:11 | 

 晴れ間、そして雨の繰り返しの夏の暮れ。
僅かなタイミングを見計らい、夫婦で播いた種が芽吹いてきました。
これは期待の大根「英才」の芽です。種蒔きの翌々日には芽吹いていました。


 これは赤い大根「もみじ」です。
栴檀は双葉より芳し。のことわざ通り芽吹いた芽は赤い色です。


 これも期待のスベルべにとっては新品種の「紅くるり」です。
ビーツにも負けないほどの赤さとの説明を信じ、今年はビーツの種蒔きは省略。


 これはどうも「ラディッシュ」のようです。
ようです、って好い加減な言い方だけれども十数種類も一気に蒔きましたからねー。


 一度に種蒔きをして、一度に収穫の時期を迎え無駄にしたのではプロの称号は無理。
スベルべは種の数にもよるけれど、種の袋を何回にも分けて、次々と播きます。


 これは双葉の形から見て葉物野菜ですね。
もう、サラダ用の葉物野菜も数え切れないほど播いています。


 スベルべママは、種の袋が空になるとそのまま袋を目印に。
そして、何回にも分けて播く場合はプラスチックの板に名前を書き込んで立てています。


 昨日の朝は、雨が降る前にと急いでトラクターで畑を耕した。
本当は今日、畝立てをして種蒔きをしたいところ。

 でも、土・日曜日は農天市場のオープン日でそうもいかない。
しかも、日曜日はスベルべママが野菜を満載した軽トラで長岡へ出かける。
いや、行商では有りませんよ、イベントで野菜の販売を担当するのです。

 十一時からの、長岡は古生寺の「ヤマハリビングテック」さんの駐車場(すずきちさんの隣)でのオープンに向け、
もう金曜日から一人でせっせと準備を進めるスベルべママ。

 万事アバウトなスベルべだったら、どって事無いイベントだけれども、スベルべママはそうは行かない。
念には念をと昨夜も夜遅くまで地下の車庫で何やら準備をしていました。

 今回は従兄同士のデュオ「ひなた」も来場するそうです。
彼らには昨年の十二月に、美味しい朝ご飯を御馳走していますからね。

 「彼らに手伝わせて、売り子にしちゃいば」なんて相変わらず好い加減な言葉のスベルべトーちゃん。
でも、軟弱な彼らに重い野菜の軽トラからの上げ下げは無理かなー。
「ボクたちー、ギターより重いもの持った事ないんすよー」なんて言ったら、今度美味しいご飯は食べさせないぞ(笑)。
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愛があれば歳の差なんて

2013-08-30 20:28:00 | マックス

 山の畑で働いていたマックス。


 おっと、間違いー、山の畑で寝ていたマックスです。


 山の畑から帰ると、リードを持つトーちゃんがひっくり返るほど引っ張って、「ハナ」ちゃんの所へと。
「ただいまー、ハナちゃん浮気してなかったー」なんてマックス、どこをチェックしているのよ。


 「マックスさん、あんたこそ浮気してなかったー」なんて、また微妙なところをチェックする「ハナ」ちゃん。


 でも、この恋も中々成就することは有りません。
何せ、歳の差も身体の大きさにも違いが有り過ぎですから。


 睦ましい二匹の関係、付き合いでは有りますけれどもねー。


 しばらくお互いをチェックしていましたが・・・・。


 「トーちゃん、腹減った~ご飯にしてよー」なんて帰るマックス。
やはり、秋になって色気よりも食い気なのかな。

 マックス14歳。年齢を人間に換算したら80歳を超えたのかも知れないなー。
でも、幾つになっても異性に興味を示し、若さを一瞬見せるマックスです。

 トーちゃんも見習って、若さを保とうかなー。
「って、トーちゃん。マックスはトーちゃんに似たんだからね」なんてマックスの影の声(大笑)。

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ジャガイモ掘りがようやく終わった

2013-08-30 05:01:03 | 

 天候に恵まれず、掘り起こすことが出来なかったジャガイモ。
昨日は植えの娘と、近所のオジサンの手助けを得てようやく終えることが出来た。

 手入れ不足で雑草のジャングルになっていた畑がもっとも難渋したが、
でもそこは最後の宝の山で、「メイクイーン」がゴロゴロと。


 遅く掘ったためかこんな巨大な芋も。


 ここは夏キャベツの収穫後の畑。
ジャガイモ畑よりも一歩早く秋野菜の種蒔きを始めています。


 藪の中からひとしきり崖の下に向かって吠えていたマックスが姿を現します。


 ジャガイモの収穫を終え、一旦帰宅してジャガイモを軽トラから下ろし、
スベルべママは里芋の土寄せ、娘はトマトの収穫、スベルべはマックスと再び山に散水に。
散水を終えるころには日が沈み始めます。


 こちらは「インカの目覚め」「キタアカリ」を掘り起こした後。
短い畝だけれども大根を五種類、テストを兼ねて蒔いています。
他に手前に見えるすじ播きは、ラディッシュ、小カブなどを播いたところです。


 ここはジャガイモをもっとも多く植えたところで、昨日満を持して耕しました。
大根の主力畑になります。

 ポピュラーな「耐病総太り」を初めとして「英才」「もみじ」「からいね赤」「紅化粧」「紅くるり」と、
何だったかな、もう一種類赤い小さな大根を播きますから全部で七種類かな。

 いや、種屋さんから試しに播いて見て、と、もらった一袋が有りますから八種類ですね。
これから二週間ほど、どんどんと種蒔きを続けます。
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変な年、ジャガイモ掘りと種蒔きが一緒

2013-08-28 20:51:39 | 山菜

 どこがどう変と言われても答えに窮するけれど、やはり今年の気候は変だ。
日照りが続いたかと思うと、雨が土を濡らし続けて、土が乾く日が少ない。

 秋野菜の種蒔きと並行してジャガイモを掘るなんて初めてです。
昨日も種蒔きを続けていたけれど、夕方近くになって残っていた「インカの目覚め」を掘りました。


 最近午後の畑は熱いので出勤しなかったマックスも気温の低下に伴い一緒に畑です。
「インカの目覚め」の枝葉は完全に枯れて見えないほどだけれども、大粒な芋がゴロゴロと。


 これは、大粒で貴重な「インカの目覚め」になっています。
なんだか、忘れ物を見つけたようで得したような気分でも有ります。


 マックスの腹時計が帰宅時間を知ったようで帰りたそうな素振り。
熱い日差しを避けてさつま芋の畝の間に涼を求めたりしていたのでしたが。


 日が短くなり、六時頃には日が沈む。
ススキの穂も出そろい、秋の虫たちの鳴く声も聞こえ、八月末とは言えもうすっかり秋です。

 帰宅したのは六時半に近い時刻。
マックス待望の夕ご飯を与えたり、二人で力を合わせて夕食準備。

 昨日は午前中に野菜を求めて来宅された長岡の割烹「卯月」山から頂いた、
大きな「ヒラマサ」の柵を二本刺身包丁で下ろして夕食のメーンに。
何時も通り、夫婦揃ってビールで喉をうるおし、トーちゃんは何時も通りに焼酎に移行したのでした。
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山の畑に秋の気配が漂う

2013-08-28 05:14:31 | 

 軽トラの車内から写したから手ぶれになっちゃいましたが、朝霧のためと言うことに。
軽トラから飛び降りたマックスは小走りに下り坂を走ります。


 朝から汗まみれになって帰宅の途に着くとなんだか少し感傷的な気分に。
左のコンクリートの堆肥盤の辺りに母親が鉈を使って雑木を切りだし掘立小屋を建てていた。
徒歩で山の畑に行くしか移動手段が無かった時代で、農機具をしまうためにどうしても必要だったから。


 広域農道が出来て風景が一変してしまったけれども、この先は和南津に続く細い道が有った。
そして、その道を少し下ると、夏場の日照りまでは水が湧き喉を潤すことが出来た。


 そして、この霧の彼方の畑から少し下がったところにはどんな日照りでも水の枯れない、
「垂れ清水」と呼ぶ清水が有った。
小学生の時代から母に着いて山の畑に通ったスベルべ少年の楽しみの一つがその冷たい水だった。

 優しいのか、気が小さいのか年中畑で働く母に、大した役にも立たないのに着いて行く子供だった。
馬鹿なやつで五年生の遠足で、柏崎に行ったというのに、母の事が気になって仕方なかったっけ。

 そんな思い出の畑は国のパイロット事業のために区画整理、交換分合が行われ、
我が家の畑は中心から離れた山極を割り当てられた。
口数の少なかった父は、不利な場所を割り当てられても不満は口にしなかったなー。


 そんな少し感傷的な気持ちにさせられるのも秋風が吹き始めたからか。
山を下る時刻になっても、朝霧は風景を覆い隠している。


 8月15日の夏祭りには飾ることのできなかったススキが一斉に穂を出している。
助手席に座り、前方を眺めるマックスに「秋だなー」なんて話しかけながら山を下りました。
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