畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

洪水の傷跡(その3終わり)

2017-07-31 04:49:12 | 自然

 一昨日の朝、前日夕方10日ぶりに開通した山の畑への道路に行ってみました。

ここが最初の崩落個所です。崩れた土砂は運び出さずに両側に押し付けただけです。

 

 6年前の「新潟福島豪雨」の際にも大きく壊れた「麻畑沢」の出会い。

大きな沢と、その水を道路下に通す細いヒューム管。大雨には弱すぎる構造です。

 

 さて、「麻畑沢」を通り過ぎると、アスファルト舗装が大きくめくれ上がった場所。

壊れたアスファルト舗装を道路わきに押し付け、流れてきた土砂で簡単に塞いでいました。

 

 ここからは延長にして数10メートルにわたり斜面の崩落で農道が埋まった場所。

崩落した土砂の量、土量が多く運び出しにはやはり相当の日数を要することでしょう。

 

 痛ましいことは、崩れた斜面の大量の土砂は道路を越えて下の斜面をも埋め尽くした事。

ここは毎年、皆様にお見せし自慢していた「カタクリのお花畑」です無残に埋もれてしまっています。

来年の春には切ない被害状況がつぶさに観察されることになるでしょう。

 

 越後三山が顔をのぞかせてくれました。

自然は人間にやさしい面と厳しい面を見せてくれます。

 日本列島を次々と襲った「線状雷雲」に自分の住む地域がやられるなんて思いもしない事でした。

やはり、地球規模の温暖化の影響なのでしょうね。

 あのバカなアメリカ大統領は子供のような発想でパリ協定から離脱しています。

世界の政治的混乱、地球規模の災害の被害は益々その頻度と規模の大きさを増していくでしょう。

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「なじらん」さ~ん忘れ物~!

2017-07-30 04:40:30 | 暮らし

 今年の農天市場もオープン以来早一か月。

何時かは売りたいと思っていた味で知られる「八色スイカ」が手に入り販売中です。

 「味はA級値段はB級」って当日になり、スイカを並べた後に思い付きでのキャッチフレーズ。

何故B級かと言うと、形がややイビツで空洞果なのですが、味はホントA級ですよ。

 

 これは小さなミニと言うか、通称小玉スイカです。

気を付けて見ないと分からないくらいの表面の皮の傷などでB級になるらしい。

 でも、皮が5ミリにも満たない薄さで小さなスイカの中身は美味しさがぎっしり。

今は少人数家庭が多く、冷蔵庫にもぴったりと収まるサイズで、お一人で二個お買い上げの方も。

 

 越後の梅雨明けはまだらしくて、雨がなかなか治まってくれません。

トマトも最盛期に入りつつあるけれど、晴天続きになったら味も一段とアップするでしょう。

 

 結構人気で、一日に一個以上は確実に売れている「コモンバジル」です。

スベルべママがせっせと畑から地上げして、鉢植えにしていますが、食卓にだってピッタリですよ。

 

 オープンして以来一か月でも当初よりも品数も増えてきた農天市場です。

昨日は懐かしいお客さんたちも何日かお見えになり、水害見舞いを持参の方もいらっしゃって感激でした。

 

 客足がやや遠のき、少し時間に余裕ができた時にスベルべママが「トーちゃんこれなーに?」なんて。

やや、これは「なじらん」さんお買い上げのジャガイモ「北海黄金」じゃありませんか。

 年に一、二度あるんですよ、こんなことが。代金は頂いたのに商品をお忘れって事が。

「なじらん」さん、次にお越しの節にお渡しするか代金をお返ししますからお早めにどうぞー。

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魚沼フレンチ

2017-07-29 04:58:33 | 食べ物

 昨日の夕食は水害の後始末が終えたお祝いとスベルべママの誕生祝を兼ねて外食。

お店は「魚沼フレンチ」として知る人ぞ知る「プルミエ」さんです。まずは前菜で乾杯。

 

 下の娘夫婦と4人で行きましたが、コースですが次からはお好みのオーダー。

スベルべが頼んだのは「アユのコンフィ」で、バジルソースとイタリアンパセリが添えられている。

 

 娘の注文のトマト冷製パスタ。

 

 スベルべママの注文はこちら。

 

 飲み物は乾杯のビールからワインへと移ります。

スベルべと婿殿にはチーズの盛り合わせ。

 

 次からはメインとなり、スベルべ夫婦はニュージーランド産の子羊グリルです。

 

 婿殿はサーロインステーキ。健啖家の婿殿はスベルべの良き相棒でもあります。

 

 娘の注文はこちら青森産の「ヒラメ」です。

 

 最後はスイーツで終わり。

水害の後始末の疲れも癒え、そしてスベルべママの誕生日祝いも無事に終わり帰宅しました。

 昨日は「越後の台所 すすへきち」の仕入れ日でもありました。

ジャガイモだけでも5種類80キロを積み込み、その他の野菜も満載です。

 仕入れ担当は寡黙な、系列店「居酒屋チーボー」の店長でしたが、最後に差し出したのスベルべママへのプレゼント。

美味しそうなケーキの箱には「スベルべママさんお誕生日おめでとうございます」とスタッフの文字も。

 先日はスベルべへの誕生日祝いとしてお酒も頂いています。系列店のスタッフたちは全員スベルべ夫妻の子供のよう。

そのお酒も紹介したいのですが、風呂敷の飾り結びが素晴らしくていまだ解けないでいます。

スタッフの彼ら、彼女らと知り合い、お付き合いが始まってから7年近くになり、交流は年々深まるばかりです。

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洪水の傷跡(その2)

2017-07-28 05:21:11 | 自然

 先へと足を進める。ここは6年前の水害でも同じように崩れていた。

大きな沢からの水を道路下を横断するヒューム管で飲み切れず、道路をオーバーすることになる。

 

 6年前の復旧工事によりヒューム管の先に、現場打ちのコンクリート製の管が増設された。

いかにも素人らしい発想の、粗末な復旧工事で「またすぐに仕事ができるよ」、

なんて工事担当者に皮肉交じりに言ったものでしたが、わずか6年でその言葉が現実となってしまった。

 

 この現場の沢の上流方です。

中越地震の際の土砂崩壊と重なり少しの出水でも土砂が大量に流れだしてしまう。

スベルべの提案は、開渠、水路をオープンにして道路上に水を流す方式でしたが、無視されちゃいましたよ。

 

 市会議員と二人でいったん引き返して山を下り、今度は登り口の方向に行ってみた。

最初の大きな崩落個所です。普段は水なんて全く見えない斜面に新たに沢が出来てしまっている。

 

 崩落個所を越えて振り向いてみます。

道路上には信じられないような大きな石が、水に流されて転がっていた。

            (続く)

 

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10年前の新聞投稿「日本の食に対する警鐘」

2017-07-28 05:20:32 | 食べ物

  日本の食に対する警鐘」10年前の新聞投稿から


  中国産の冷凍食品が我が国を震撼とさせている。

もちろん日中双方の責任において原因を突き止めなくてはいけないのは当然である。


 しかし、今回の事件で日本の食糧事情が大きく取り上げられ、論じられている事はむだな事ではない。

警鐘として皆が受け止め考えるべき良い機会なのではないだろうか。


 現在の日本では食が余りにも軽んじられている。

今の四割弱の食料自給率にはあらためて驚かれた方も居るのではなかろうか。

しかし、背筋の寒くなるようなこの数字も事実なのです。

これらの事実は安易な我々の食への取り組みが原因だと思っている。


 テレビで繰り広げられる常軌を逸脱し、正気とは思えないような食の番組。

結果として安易な方向に流れる食と言う大切な行為。

三ツ星レストランも有名シェフ、有名パテシェも時には必要でしょう。

しかし、もっと大切なのは日常の家庭での食生活です。


 外食産業を総て否定するつもりもありませんが子供が寿司屋でマグロの大トロを真っ先にねだるなど、

常識外れの食生活も大人の責任です。


 生命の根源である食を大切にしなければ人は滅びてしまうでしょう。

食育、地産地消も言われて久しいが確たる実績を上げているようにも思えないのです。

食の生産現場、食に関する仕事に関係しない人達が声高に食を論ずる風潮に不安を覚えます。


 私は今年も雪消えを待っています。

雪が消えたら、畑に堆肥を散布しましょう。無農薬、減農薬の姿勢で作った野菜は美味しい物です。

そして、何よりも安全なのです。自分で野菜を作り、自分で調理する。

そして、子供たちにも裸足で畑に入ってもらいたい。

 今回の事件が食に関する考え方を変える機会になったらと心から思っています。


   (10年前の新聞投稿です。中国から輸入された餃子に故意に毒物が混入されていたという事件。

安心安全を標榜する正義の味方のような、消費者団体が扱う餃子も、この事件で中国産であるという、

内容が明らかにされてしまった。

 どうも、最近の人々、そして団体は食の安全よりも財布の安全の方が大切なようです。

この投稿は反響が大きく、葉書きやら電話を頂いたほか、映画「命の食べ方」の初上映時期と重なり、

新潟市の映画館の支配人さんが、我が家を訪れて下さったりしたものでした。)

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