畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

押すなよー、押すなって!

2022-06-30 04:24:49 | 自然

 何回もアップしたけれど、今年は地下で三組のツバメが営巣中。

表の環境の良いと思われる場所は、悪知恵を付けたカラスに襲われ安全ではなくなったから。

 

 どんな理由だったのか赤裸の一羽が落ちて死んでいた。

残ったのは4羽で元気に育っている。親は餌運びに忙しない。

 

 人間だって同じだけれど、子供の成長は早い。

あっと言う間に大きくなり、巣が手狭になって来た。あまり上手とは言えない新居作りでしたが。

 

 家主の出入りの気配に警戒して身を縮めて隠れる。

でもねー、大きくなりすぎて隠れることなんてほとんど不可能。押し合いへし合いです。

 ここで思い出すのは先日お亡くなりになったお笑い芸人。

熱湯風呂の縁に掴まり「押すなよー、押すなって」なんてお定まりの芸も面白かったのになー。

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大豆(枝豆)の芯芽を摘む

2022-06-29 04:16:03 | 野菜

 少ない雨でもそれなりに順調な晩生の大豆「秘伝」です。

何回か畝間の除草を「削った郎」でガリガリと取ってはいますが、すぐに生える。

 

 前から実施していることがある。

それは、大豆の芯、新しく出る小さな新芽を摘み取ること。

 

 新芽を摘むタイミングは双葉の上に本葉が2、3対出たころ。

こうすると、下からの脇芽が成長を促され収量がわずかながらも増えるのです。

 

 そして、大豆の付き方も集中し倒伏しにくくなります。

でも、小規模な栽培ならではのこと。播種器を使うような大規模栽培では無理でしょう。

 ジャガイモも北海道の専門農家はどうしているのか疑問がある。

ジャガイモはたくさん出る芽を掻き取って2、3本にするのが理想だけれど大量栽培の場合は?

 我が家なんてジャガイモも仮植えして苗を作り、植える際に芽を掻きとって植えます。

ジャガイモ植え器を使って何ヘクタールも作る専業農家ってどうしているのかなー。

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ニンジンの次にゴボウを蒔く

2022-06-28 04:19:42 | 

 ニンジンは二畝蒔くつもりだけれど、取りあえず一畝蒔いて安心。

次の一畝は後回しにして、次はゴボウの種を蒔きましょうか。畝はニンジンより高めです。

 

 ここの山の畑の耕作土は厚さ、深さがごぼう栽培には適さない。

浅いので、それに合わせた短径ゴボウしか作れません。本当は長いゴボウを作りたいのですが。

 

 これは昨年の余り種。22年3月末まで有効。って有りましたが大丈夫でしょう。

実はこの二品種は同じ出自のはず。コバルト照射により突然変異を起こさせたと聞いています。

 

 これがごぼうの種です。

同じ根菜とは言え、ニンジンの数倍いやもっと大きい種かな。

 

 三列、三筋に撒こうと思って線を引いたけれど方針変更で二列に。

15センチ間隔で二列に種をまきました。後はたっぷりと潅水して終わります。

 結構順調に進む畑仕事。次はネギを植えましょうか。

ゴボウを蒔き終えた午後。駅の大清掃を済ませて山の畑に行き5畝分のネギの植え溝を作りました。

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待望の雨

2022-06-27 04:29:39 | 

 前夜は夜半過ぎから大きな雨音で目覚めた。

待望の降雨です。10日振り、いやもっと降らなかったかなー。

 4時前に再び目覚め、ブログ、フェースブックをアップし、5時前には畑に。

山の畑の土は表面から30センチほど雨が浸透し、ようやく畝建てができました。

 

 取り急ぎニンジン用の平畝を二本作ります。

向こうのジャガイモは、「とうや」と「キタアカリ」が倒伏していました。

 その向こうの飼料用トウモロコシ「デントコーン」の種蒔き準備が終わった模様。

朝とは言え、日が昇り始めた時間帯の作業はたちまち汗が吹き出します。

 

 今年も準備したニンジン種は「あま~いニンジン」です。

4mlだったかな、たっぷり種の入った袋が三つです。

 

 正式名称は「紅かおり」のようです。この種を見つけて以来ニンジンはこれが主力。

テレビか何かで、最近の野菜は品種改良で昔よりも甘いという話題があったがその通りかもしれない。

 

 平畝の表面を板きれで掻き均し、自作の4筋印付けよう道具で筋を引く。

勿論、目印用に糸をピンと張り、それに沿って道具を引っ張るのです。

 

 確実に発芽させるコツは、まず薄い覆土。

そして、保水用にもみ殻をかけて板切れの端でギュッと転圧。土と種をなじませる。

 それにしても、細かいニンジン種を手で蒔くには時間を要します。

ペレット種子と種蒔き器を使ったら一日で何10アールも蒔けるらしい。

 でも万事手作り農業の我が家流は昔ながらに人力主体です。

この日は講演会の演者も頼まれていて、気ぜわしい。やることが多くて幸せな日々です。

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連載274「田植え休み、稲刈り休み」(その2終わり)

2022-06-26 08:19:08 | 暮らし

     田植え休み、稲刈り休み(その2終わり)

 でも、その頃よく交わされた会話の内容で、今でも忘れられず思い出す会話がある。「いくら世の中が進歩しても、稲刈り機ならまだしも、田植えをする機械なんてできるはずが無い」なんてやり取りです。その頃は稲を刈り取って束ねる「バインダー」などという機械がようやくみられるようになった時代でもあった。

 田植え仕事での楽しみは、十時と三時の一服だったかな。時によっては牡丹餅や、黄な粉おにぎりが出たりした記憶が残っている。

 そして、恥ずかしいような記憶の極めつけは昼食。「まんまだけは、いっぱいあるから、たくさん食べて」なんてお代わりを促されます。それがまた自分自身が恥ずかしくなるほど食べられる。江戸川柳の「居候三杯目はそっと出し」を彷彿させる光景だったでしょうか。

 一日、腰をかがめて田植えをしていると、その実績はともかくとしても、顔だけは一丁前にむくみ、二重瞼が一重になるほどだったことも思い出す。

         (終わり)

  田舎ならではの行事、慣習だったのでしょう。夏休み、冬休みは授業の穴埋めで短かった。

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