畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

何処かへ行きたい(水無渓谷でした)

2021-08-31 12:54:33 | お出かけ

 道の終点、駐車場に有った小屋です。

「あらやま」ってよくぞなづけたりです。絶壁に囲まれた沢ですから。

 

 位置の確認のため、ネットで「オツルガミズ

いやー、出てくる出てくる。沢登り、滝登り好きの登攀記録が。

 高巻き(直登せず脇を登る事)もせずに、水の深いところは泳いだり。

結構登攀者が多くて、ハーケンなどが撤去されずにずいぶん残っているらしい。

 

 こちらの、八海山側も凄い岩山です。

山頂の八つ峰から見下ろすと、身の毛もよだつ急斜面ですから。

 

 車は停めたが、降りずに窓からシャッター。少しボケ気味です。

でも、久しぶりにこんなに手入れの行き届いた杉林を見ました。

 夕ご飯までには余裕をもって帰宅しました。

つかの間の散歩、お出かけは暑い間の散歩には最適でもありました。

      (終わり)

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連載253「秘伝」(その2終わり)

2021-08-31 05:28:11 | 

  脱穀機で落ちない鞘は槌で叩いて落とす。

おや、なつかしや、マックスがお手伝いですよ。

 

 「もんどおし」と呼ぶ、竹製の篩(ふるい)で大きなゴミを取る。

 

 篩(ふるい)で大きなゴミを取ったら、「唐箕」で仕上げ。

これまた古い、民芸品の様な蓑(み)の中は青々とした完成品の「秘伝」です。

 

       秘伝(その2終わり)

 山の貸付地として花卉栽培に使われていた畑が返還された際にも、広い面積に「秘伝」を作ってみた。その後は野ウサギが味を覚えたのか、大豆類は電気柵でも設置しなければ栽培は出来なくなった。しかし、最初のその年は野ウサギの襲来もなく大豊作だった。

 枝豆としても美味しく、大量の枝付き葉付きの「秘伝」をそのころお年寄りの送迎をしていた、「お達者クラブ」に持ち込んだ。汚れることを嫌われるかと思ったのだが、皆さんが嬉々として手を出してくださった。家で「何もしなくても良い」と言われて手持ち無沙汰になることも年配者には大変なことなのだと、つくづく実感させられた。

 その秘伝だが、妻の母親、規模の教えに従って毎年6月6日に種まきをすることにしている。この晩生の品種を大豆にするのは結構難しい。その年の秋の気候にもよるのだが、乾燥がままならない年もある。一度など、畑に棒を横にして「秘伝」を束ねて縄でつるしたことがあったが、なんとその上に雪が積もってしまった。

 姉の家の作業所の二階を借りて春まで乾燥してみたが、うまく膨らんだ大豆にはならなかった。太陽光の有難さをしみじみと感じさせられる晩生の大豆でもある。

        (終わり)   

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何処かへ行きたい(選んだ行先は)

2021-08-30 04:19:07 | お出かけ

 ここは、「水無川渓谷」と呼ばれる谷あいの川。

豊かで冷たい、見事な清流は川下の魚野川に合流する辺りではカラカラに乾く。

 

 伏流水となって清流は姿を隠してしまうのです。

下流では、この水を地下から汲み上げて使う。「水の郷工業団地」です。

 

 大きな石が転がるような夕立も見たいものです。

でも、見るには命がけの覚悟が必要でしょう。

 

 下流方を見ます。

左側が、越後三山のうちの八海山で右側は同じく越後駒ケ岳へと連なる。

 

 最奥部の駐車場には乗用車が二台停まっていました。

しばらく風景を眺めていたけれど、人影は現れなかった。

 郡界尾根と呼ばれる、越後駒ケ岳へのコースで登った登山者か。

又は、「オツルガミズ沢」と呼ばれる、沢を登っている命知らずの登山者か。

 オツルガミズ沢をネットで検索すると、いくつもの登攀記録が写真と共に。

100mを越える長さの滝まであり、越後駒ケ岳までの難コースの模様。

       (続く)

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連載253「秘伝」(その1)

2021-08-29 05:44:12 | 

 晩生の大豆は、先端の芽を摘むと株元近くにまとまってできる。

晩生の特徴として、その幹の太さも特筆もの。鉈根元を切り落とす。

一株で、どんぶりに山盛り一杯になることもあります。

 

 美味しいのは枝豆としてだけではありません。

大豆としての美味しさも、他に比べるものも無いほどです。

 

      秘伝(その1)

 「一人娘」と双璧の秋の美味しい枝豆として知られる晩生の大豆に「秘伝」がある。妻の実家からタネ豆を頂いたのだろうか。何年物にわたり我が家の定番としても作り続けている。オハグロト呼ぶのか、目が出る部分の筋が黒いのが特徴の一つ。

 その黒い筋が特徴でもあり、欠点でもある。煮豆や大好きなフライビーンズなどには味の良さで役立つのだが、残念ながら味噌には適さないともいえる。そのわずかな量ではあるが黒い筋が味噌にしても目立つのだ。

 ただ、毎年長岡の種苗屋さんが主催する「春一番種物フェアー」には何社もの種苗メーカーが参加して、自慢の種を展示するのだが、岩手県からも出店する。その岩手の種苗店が自慢の種として「秘伝」を出品し、大量に陳列している。ところがその岩手の「秘伝」には例の黒い筋が見当たらないのだ。

 驚いてその店の担当者に「オハグロの筋は黒くないのですね」と訊ねると、意味が分からないようで首を傾けていた。そうですよね、あちらでは「秘伝」に黒い筋なんて無いのがきっと常識なのだから。機会があったら、種豆を買い求め、味を比較してみたいと思っているのだが。

   (続く)

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何処かへ行きたい(その1)

2021-08-28 05:11:28 | お出かけ

 午後も2時過ぎだというのに「何処かへ行きたい」とせがまれる。

早朝からの草刈りで、疲れているけれどここは一つ要望に応えましょう。

 さて、どこが良いか。長岡の八方台か、魚沼スカイラインか。

この時間では、夕食の時間を考えると、そんなに遠くまで行くわけにも行かない。

 

 いくつかのコースから選んだのはここです。

高い山は、残念ながら霧に覆われて見えません。高い沢に小さな滝も見えます。

 

 巨岩が転がる渓流です。渓流沿いの道路は狭くてすれ違いは出来ない。

砂防堰堤が見えて、白糸の滝のようにも見える。手前の巨岩の大きさに驚く。

 

 岩魚がいないかと、目を凝らす。

近隣の渓流はほとんど釣り歩いたが、ここだけは入ったことが無かった。

 

 さらに砂防堰堤に近づきます。

巨岩のサイズは、四畳半の部屋ほどもありそうです。

 水害級の豪雨になると、ゴロゴロと巨岩が転がる音がするという。

細くて危ない道だけれど、行き違ったのは軽のワンボックスのみ。

 一瞬ヒヤッとしたけれど、やや道幅の広いところで危うくセーフ。

もう少し奥へと向かってみましょう。対向車には十分に気を付けて。

     (続く)

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