山菜の女王とも言われる「木の芽」も気温の上昇で一気に伸び始めました。
「木の芽」は魚沼では山椒の芽では無くて、ミツバアケビの芽の事をさします。
まだ、「コブシ」の白い花も落ちずに咲いている。
地表のカタクリも、地上の山桜、そしてコブシも一気に花開く雪国魚沼の春なのです。
ほら、怪しげにヒューんと伸びて見える「木の芽」です。
日本海側だけでは無く、鯛へ右岸方にも見られると言う。
でも同じ新潟でも、雪深い事で知られる妙高方面の「木の芽」も苦すぎて食べないと言うから不思議な事です。
魚沼の地形、地勢とと言うよりも、もっと微妙な条件が味の違いを生み出しているような。
右手で摘み、左手で束にして握る。少しまとまったらレジ袋に仕舞うって寸法なのです。
ちよっとね、初物とあり量的には少なかったけれど、スベルべが仕事の終わりに摘んで帰ったもの。
この程度の量だったら、「ウズラ」の卵を載せて「ツルの巣ごもり」とも称しますよ。
今回は、少ない量を大人の家族4人で分けたので、鶏の卵を割って分けて掛けました。
畑仕事から帰る間際にスベルべママに電話で連絡した。
「どう天婦羅のメニューを加えられるのなら、『コシアブラ』を取って帰るぞ」と、聞く。
「大丈夫、天婦羅もしましょう」と、嬉しい返事でした。
日暮れを気にしながら、「コシアブラ」と「アンニンゴ」を取って帰り、魚沼の春を満喫しました。