畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

柳青める魚野川

2020-03-31 06:13:38 | 自然

 啄木の歌でもないけれど、魚野川の柳がようやく芽吹いてきました。

雪が見えなくても、植物は敏感に季節のうつろい、気温の変化を知っているようです。

 

 堤防の枯草の中から土筆がたくさん出ていました。

思わず、土筆の出るタイミングって何時だったろうかなんて思ってしまう。

 

 下りの電車が見えました。

手前の農天市場の畑のジュンベリー、八重桜の莟はまだ固い。

 山のところどころに咲いている山桜が見えます。

ここから見る地形は変わっていますね。大きな沢が市町村界になっています。

 

 尾根に山桜の群生が見えます。

この辺りは中越地震で大崩壊した斜面です。よくぞ生き残ったと思える桜の木々ですね。

 さて、こうしてゆっくり歩いているのは背中に孫を背負っているからです。

中々昼寝につかない孫に「おんぶするか」と聞くと「ジーちゃん、ジーちゃん」と喜ばれたのでした。

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名残り雪?残り雪?

2020-03-30 05:46:29 | 自然

 先日、名残り雪なんて言葉を使いましたが、また降ってしまいました。

今度は残り雪かなー。名残り雪なんて言うと俳句の季語のようでもあり、耳への響きも良いのですが。

 

 東京でも積雪になるかもしれない。あちらが雪ならこっちは大丈夫と思っていましたが・・・。

なんて天気予報だったけれど、なんと降雪範囲の予報が北に広がり我が家も含まれることに。

 

 朝、4時半頃に起きてみた際は雪はその後降り続き明るくなるころにはご覧のとおり。

除雪車が必要になるほどでもありませんでしたが、先日タイヤをノーマルに変えたことも心配。

 

 降らなかったらネギの種蒔き。

なーんて目論見も、これで終わり。いくら何でも雪を除いてまで蒔く必要もありませんから。

 

 我が家の裏です。

道路の雪は溶けやすいが、枯草の上には遅くまで残りますね。

 先日、鍬先で掘り出してしまったカエルの運命は?

人間も植物も生物たちも戸惑う今年の春の様子です。

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初鍬入れ

2020-03-29 05:00:42 | 

 例年ならば雪を掘り、消雪促進剤を散布して始める畑仕事。

ところが、今年は雪が少なく3月だというのに地面が出ている。

 ネギの苗作り、ジャガイモの仮植えが気になり、晴れ間を見て小型耕運機コマメで耕した。

先日、試運転を兼ねてトラクターで一度耕していたので仕事は楽に進む。

 

 いつものように、水糸をピンと張って畝つくりを開始。

ネギの苗と、ジャガイモの苗作りだから平畝ですね。

 

 平鍬で起こしていた土の底面に何やら動く者がいた。

そう、カエルでした。アマガエルだと思うけれども、冬眠中の所を失礼したようです。

 

 眠りを覚まされたカエルは間も無く動き始めました。

雪は少なくても、全くなくてもカエルは気温、地温で春を知るのでしょう。

 

 初仕事は疲れます。冬の間使っていなかった、畑用筋肉がまだほぐれていないのです。

何とか、平畝4畝が完成し、午後からネギの種まきをと思ったら、スベルベママから買い物の同行を言われる。

 今日満二歳の誕生日の孫へのプレゼントと、食べ物の買い出しだという。

付き合ったのは良いけれど、結局帰宅が遅くなり仕事はそのまま終わり。今日は誕生祝いをします。

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歴史に刻まれた、大雪小雪の雪の話(その4終わり)

2020-03-28 06:11:14 | 自然

   歴史に刻まれた、大雪小雪の雪の話(その4終わり)

 ところが、久しぶりそれ以降の『年輪』、令和1年に発行された第44号にその混乱、

疑問を瓦解させてくれる文章があって、気持ちもすっきりとした次第。


 それによると、小雪は昭和6年暮れから昭和7年にかけてとあり、

昭和7年2月25日まで全然雪が降らなかったとあった。

これが真実だとすると、清水トンネルの開通、小雪、

そして大雪や御岳山の石碑の建立の話が無理なくつながってくるのだが。

 

 「38豪雪」と呼ばれた豪雪は、37年暮れから38年にかけての豪雪。

「56豪雪」は55年から56年にかけての豪雪で、年明け、新年の雪の多さが語り続けられている。

もう少し調べないと、昭和6年から昭和9年にかけての気候、

降雪状態は頭の中で整理のつかない部分も残ってしまっている。

 

 2月も末に近づいてきた現在。この文章を書いている24日も青空が広がり気温は10度台を楽に超えている。

3月に入ってもこんな状況が続いたら、畑仕事も山菜取りも気になってくる。

それまでに古い書物に触れ、そして、雑文も書けた今シーズンは私には幸せな冬となったのだ。

        (終わり)

   雪の無い2月中に徒然に書いた文章です。

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スズキチに春を届ける

2020-03-28 04:52:09 | 野菜

 めったに見られない珍しい野菜ですよ。

とは言っても元は「ターツァイ」。昨秋の採り残しの株から伸びた芽でした。

 一昨日夫婦で山の畑に行った際、美味しそうな野菜が多くて昨日のスズキチの仕入れに出荷。

7時半頃に山の畑に向かい二人で一時間ほど収穫と、昨秋の跡片付け。

 

 これも珍しい青々としたとう立ち。

先端には蕾も見えて、開花寸前。あ、今思ったけれども咲かせて種を取っても良かったなー。

 

 根元は、この聖護院蕪でした。

聖護院蕪はきっと固定種だから種を取って使えるはずでしたね。

 

 青々とした元気な葉が開き始めていました。

これは葉を食べるものではありませんよ、さて何でしょう。

 

 ゴボウの新芽と葉でした。雪の少ない冬で秋からぐんと伸びていましたよ。

これは出荷なんてしません。スズキチの仕入れ担当に見つけられたけれど「自家用」とお断り。

 昼食にさっそく、ニンジン、レンコンと合わせて「キンピラ」で食卓に上がりました。

他にも、紫色の小松菜「紫祭り」とか同じく紫色の白菜「紫奏子」なども採れ、合わせて出荷したのでした。

 写真は撮らなかったけれども最も大量だったのは太く育ったポロネギでした。

太いものを30本出荷し、我が家でも夕食にポタージュスープになって登場。

孫が「おいちいねー」なんて盛んにほめて、一生懸命に食べてくれましたよ。

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