今年のツバメたちの新居第2号です。
高床式住宅の地下で、二階部分とをつなぐ階段のすぐ傍です。
一回目の営巣はもう少し奥で、光もあまり届かないような場所でした。
以前は軒下などで年間に数組もが営巣し、何羽ものツバメが巣だったものでした。
ところが、数年前からカラスたちが変な知恵を持つようになり、どんな場所でも攻撃して落としてしまう。
カラスをやっつけようと思ったが中々手段がなく、頭を悩ましているうちにツバメが知恵を出したのです。
何日も何日も親ツバメたちは交代で卵を温めていましたがようやく雛が誕生。
親の留守を狙って、ストロボを発光し写させてもらいました。
ここまで大きくなると、雛も物音や光に敏感に反応するので低シャッター速度で撮影。
ぶれちゃってよく見えないけれど、無事に生まれたのは4羽の子ツバメたちでした。
魚沼でも39度近い気温を記録するなど猛暑、酷暑が続いているが親たちは熱心に子育て。
ぐったりした様子で巣から顔を出し、心配でしたが順調に成長し、2羽はすぐ傍の梁に飛び移った。
完全な巣立ちももうすぐでしょう。これで10羽近い子ツバメたちが誕生したことになります。
8年前の水害の被害で、高床の地下は壊れ、天井板の石膏ボードはすべて取らざるを得なかった。
殺風景な地下になってしまったけれども、こうしてツバメたちが営巣することが出来るようになったのです。
最近は田舎、農村でも奇麗な住宅が出来、フンで汚れることを嫌ってツバメを寄せ付けない家が増えた。
遠来の小さな可愛い訪問客を無下にそんな待遇にすることはスベルべには出来ません。
巣の下には古新聞を広げ、フンで汚れると時々取り替えて、成長をそっと見守るスベルべ一家です。