畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

床下のお客さん

2018-07-31 04:38:09 | 自然

 今年のツバメたちの新居第2号です。

高床式住宅の地下で、二階部分とをつなぐ階段のすぐ傍です。

 

 一回目の営巣はもう少し奥で、光もあまり届かないような場所でした。

以前は軒下などで年間に数組もが営巣し、何羽ものツバメが巣だったものでした。

 ところが、数年前からカラスたちが変な知恵を持つようになり、どんな場所でも攻撃して落としてしまう。

カラスをやっつけようと思ったが中々手段がなく、頭を悩ましているうちにツバメが知恵を出したのです。

 

 何日も何日も親ツバメたちは交代で卵を温めていましたがようやく雛が誕生。

親の留守を狙って、ストロボを発光し写させてもらいました。

 

 ここまで大きくなると、雛も物音や光に敏感に反応するので低シャッター速度で撮影。

ぶれちゃってよく見えないけれど、無事に生まれたのは4羽の子ツバメたちでした。

 

 魚沼でも39度近い気温を記録するなど猛暑、酷暑が続いているが親たちは熱心に子育て。

ぐったりした様子で巣から顔を出し、心配でしたが順調に成長し、2羽はすぐ傍の梁に飛び移った。

 完全な巣立ちももうすぐでしょう。これで10羽近い子ツバメたちが誕生したことになります。

8年前の水害の被害で、高床の地下は壊れ、天井板の石膏ボードはすべて取らざるを得なかった。

 殺風景な地下になってしまったけれども、こうしてツバメたちが営巣することが出来るようになったのです。

最近は田舎、農村でも奇麗な住宅が出来、フンで汚れることを嫌ってツバメを寄せ付けない家が増えた。

 遠来の小さな可愛い訪問客を無下にそんな待遇にすることはスベルべには出来ません。

巣の下には古新聞を広げ、フンで汚れると時々取り替えて、成長をそっと見守るスベルべ一家です。

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トマト136本分の収穫は?

2018-07-30 04:14:29 | 野菜

 猛暑が続きます。もう3週間以上もいやもう少し長い期間になるかも知れないが雨が無い。

畑の作物も青息吐息状態。暑さに強いさつま芋も、さすがに葉が黄色みを帯びてきて心配です。

 何とか、収穫が続けられているのは、この山の畑のトマトと下の畑のナス、キュウリ、オクラなどだけ。

トマトは大・中・小と9種類も植えてあるので、収穫籠の下から順に大きい種類から収穫。

 

  葉先が猛暑と強烈な日差しで茶色に枯れてきている。

でも、この「キラーズ」とその相棒「ピンキー」などはたくさん実を着けている。

 

  大きさ、種類ごとに新聞紙を敷いて区切りにして収穫を続けます。

この種類は、洒落だと思うけれど赤、黄色合わせて「ピンキーとキラーズ」になるが若者には分からない駄洒落。

 

  「恋の季節よ~♪」そのものですよね。

赤と黄色を男女に見立てたらもう本当に「恋の季節」状態です。

 

 籠の最も上には薄皮ミニトマトの「プチぷよ」を収穫して入れます。

ぷよ姫だったり、プチぷよだったり、何回か名前が変わっているような気がする。

 今は「FCプチぷよ」って名前だったかな。

「赤ちゃんのほっぺのよう」と言う宣伝コピー通りの柔らかさで、味も上々です。

 大きなトマトは不揃いなので出荷せずに、加工も含めて専ら自家消費。

それでも、昨日は小袋の数にして20袋あまりもスーパーに出荷してきましたよ。

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災害復旧現場を上から見ると

2018-07-29 04:32:59 | 暮らし

 工事関係者が引き揚げ、仕事に邪魔にならないタイミングで工事現場を訪れた。

大沢川の沢を挟んだ反対側の斜面も崩れてはいるけれど、下は道路では無いので復旧工事の予定は無いらしい。

 

  崩れた斜面を新たに削り取り、斜面を形成しています。

しかし、「魚沼第三期層」とも呼ばれる、砂利混じりの地層でとても簡単に安定するとも思えない。

 

  ブルーシートで覆われ、雨による崩壊被害を防ぎつつの工事。

今日見ると、安全帯を着用した作業員が作業中。きっと植生工なんでしょうね。

 

  小段と言うか犬走りと言うか、中間に一段平らな部分を作っています。

ここに生コン車と、コンクリートポンプ車のセットで、先日打設していましたね。

 

  上の畑部分の面積を減らさずに、しかも道路はそのままと言うと大変な工事です。

今見える地層はローム層です。日本中の火山灰が飛んできて積み重なったものですね。

 

 片側交互交通にしている、広域農道が見下ろせます。

結構危ないですよね。スベルべの乗る軽トラが落石に遭ったらただでは済みませんね。

 結構凄い話をします。先日、夕日が沈み暗闇が迫る中を軽トラで下山中の事でした。

見たことも無い動物が、一瞬スベルべの視野に入ったのでした。

 キツネの成獣にしては色が黒すぎる。カモシカの子供にしては尻尾が長すぎる。

その後、デジカメの電源をオンにして帰るのだけれど、以来見掛けない。

 深い山とは言え、広さは多寡が知れている。しかし、思いがけない動物にもよく出会う。

でも、万が一にも何十年も前に絶滅したという、ニホンオオカミだったら大事件ですが・・・・。

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連載163「鳥正」(その2終わり)

2018-07-28 14:08:50 | 食べ物

               鳥正(その2終わり)

 有る年に、妻と妻の母、義母を伴って出掛けたことが有ったが、やはり同じ店に入った。

お昼時は随分の繁盛で、中には鶏肉料理で昼からビールと言う果報者も何人か見えて羨ましい気持ちにさせる。

そんなご機嫌な年配のお客が義母に語りかけた。


  「お婆ちゃん、それみんな食べられるの?」と。義母の注文は「空揚げ定食」で有り、

大きな丼にたっぷりのご飯が盛られていた。

若い頃から力仕事に励んできた義母は中々の健啖家でも有ったのだ。


 義母は綺麗に平らげて「御馳走様」と小さく言うと、となりのお客は目を丸くしてたっけ。

その店も年に一度の客の私たちを覚えて下さっている、愛想の良い女性が居た。

でも、となりのお客がそっと言うには「家族なのに仲が悪くて出てしまった、それから味が少し落ちた」と言うことだった。


 鶏モツを使った、やや濃い目で美味しい定食をもう一度食べたいし、

出来るならばあのモツでビールを、あの時の年配のお客のように飲んでみたいものだ。


          (終わり)

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レシピ本にスベルべ登場(その2終わり)

2018-07-28 04:33:58 | 食べ物

 

 右の「ちぃぼう」が元々父上が経営されていたお店で、昨年内装をリニューアルしてオープン。

そして、左の「すずきち」が、オーナーシェフがスベルべ夫婦と知り合ってから開店した言わば1号店。

 

  そして、左の「スズベル」は今年の3月にオープンし、スベルべ夫婦はプレオープンに招待されています。

右の「スズサンロクゴ」は一昨年のオープンだったかなー。

 営業時間にご注目下さい。飲食店にしては19時と早い時間の閉店です。

これは、結婚しお子さんを持っても今まで通りに働いてほしいという気持ちからのお店でも有るのです。

 

  レシピ本の巻末にある彼の紹介です。

若かったけれども、色々なお店で修業を積み、そして色々な人たちと交友を広げて来たのです。

 

  初めて我が家に来宅したときは夫婦で「若いね、まだ頼りないね」なんて会話をしていました。

今や、地元の長岡ばかりではなく、新潟市、いえ新潟県でも有名な人物となり、言動も変わってきましたね。

 

 良い言葉ではありませんか。スベルべ夫婦との付き合いからも生まれた言葉かなんてちょっぴり感じます。

何だか、スベルべ夫婦も我が事のように嬉しい、店の隆盛とレシピ本の発刊でした。

 嬉しさにも正直なところ少し複雑な思いも持っています。こんな食べ物を提供する店をスベルべも夢見ていたのです。

その夢が、挫折し失意のどん底にあり、ようやく立ち直りつつあるタイミングで出会ったのでした。

だから、嬉しさと、そして寂しさもちょっぴり感じるのでしたが、今はサポート役に徹し満足です。

           (終わり)

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