(この管理機「畝建てポチ」は前方に見えるさつま芋の畝作りと、土寄せに欠かせない。)
(ジャガイモ料理の定番とも言える、コロッケです。)
じゃがいも(その3)
それぞれの品種の味の特徴、合う調理方法は絶対とは言わなくてもやはりあります。
「紫色のジャガイモなんてどんな使い方が有るの」なんて聞かれ「コロッケでいかかですか」
なんて冗談で返すことも有る。でも、さすがに紫色のコロッケなんて、好んで食べる人は居ませんよね。
でも、この紫色のジャガイモ「シャドウクイーン」も食味は良いし、
ややデンプンが少ないところからポテトチップスになんて最適なのです。
一時期爆発的人気になった「キタアカリ」も甘味を感じさせる美味しさは今でも根強い人気の品種。
掘ったばかりでも蒸して、熱々にバターを載せて食べるジャガバターも、そして塩だけで食べても美味しい。
欠点は煮崩れし易く煮物類には合わない事です。
カレーの具にすると溶けて形さえ分からなくなっちゃいますから。
ただ、その甘さと柔らかさを生かしたポテトサラダは最高です。
ベーシックな品種の男爵については食べ方は省略しましょうか。万能ジャガイモでどんな料理にも合いますから。
私はここ何年かは男爵の栽培はせず、それに替えて「とうや」をほぼ主力として使っている。
これは近年スーパーでも見かけられるようになってきましたが、味は男爵に近く、もう少し濃い味です。
その美味しい味もともかく丸々とした形と、芽のくぼみの浅さは皮が剥きやすく、
そして芽のくぼみも取り易くて調理がしやすいのも大きな特徴です。
「ゴールドメイクイーン」は、メイクイーンに近いでも澱粉の含有率の少なさも特徴で、
このためにポテトチップスに最適だし、油を使った料理に特徴を発揮します。
収量が多くなるのも魅力です。そして、澱粉の含有率がやや低いとはいえ、コロッケだって十分に美味しく仕上がります。
(続く)