月曜日の朝方「越後の台所 すずきち」さんの仕入れを終え、遅い朝食を摂り休んでいた。
「おはようございまーす」と元気な声と共に姿を見せたのは「イチカラ畑」のリーダー悠童君。
「東京から、蕎麦を使う客人が蕎麦畑に見えられるので、蕎麦を食べてもらうつもりです。スベルべさんもどうぞ」
お昼までの僅かな時間を利用して、スベルべママとさつま芋掘りをし、土を乾かすため畑に広げて帰宅。
蕎麦に付き物の天麩羅をしようと、「カグラ南蛮」を採って帰宅し、芋天と二種類を揚げる。
昼食に遅れてはならじと大急ぎで畑に駆け付けるとまだ蕎麦の刈り取りの真っ最中。
乾いた畑の土の上を歩いて行き声を掛ける。
この仕事を始めたばかりとは思えないようなコンバインの使い方。
近寄る途中で、黒くこぼれた玄蕎麦の筋を見つけた。
問うと「機械が古くて隙間が出来ちゃっているようです」との答え。
稲刈りも同じだけれども、蕎麦の収穫も晴れて実が乾いていなくては出来ない仕事。
この日も久しぶりの好天で、刈り取り収穫作業は昼食も交代で摂り機械、コンバインはフル稼働させるのだと言う。
大きな唐松の下に居るのは誰かなー。
秋の好天は貴重でゆっくり休憩を取る間もなく、腰を伸ばしての休憩だと見える。
(続く)