畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

イチカラ畑と野点蕎麦(その1)

2013-10-31 20:18:41 | 食べ物

 月曜日の朝方「越後の台所 すずきち」さんの仕入れを終え、遅い朝食を摂り休んでいた。
「おはようございまーす」と元気な声と共に姿を見せたのは「イチカラ畑」のリーダー悠童君。
「東京から、蕎麦を使う客人が蕎麦畑に見えられるので、蕎麦を食べてもらうつもりです。スベルべさんもどうぞ」

 お昼までの僅かな時間を利用して、スベルべママとさつま芋掘りをし、土を乾かすため畑に広げて帰宅。
蕎麦に付き物の天麩羅をしようと、「カグラ南蛮」を採って帰宅し、芋天と二種類を揚げる。
昼食に遅れてはならじと大急ぎで畑に駆け付けるとまだ蕎麦の刈り取りの真っ最中。


 乾いた畑の土の上を歩いて行き声を掛ける。
この仕事を始めたばかりとは思えないようなコンバインの使い方。


 近寄る途中で、黒くこぼれた玄蕎麦の筋を見つけた。
問うと「機械が古くて隙間が出来ちゃっているようです」との答え。


 稲刈りも同じだけれども、蕎麦の収穫も晴れて実が乾いていなくては出来ない仕事。
この日も久しぶりの好天で、刈り取り収穫作業は昼食も交代で摂り機械、コンバインはフル稼働させるのだと言う。


 大きな唐松の下に居るのは誰かなー。
秋の好天は貴重でゆっくり休憩を取る間もなく、腰を伸ばしての休憩だと見える。

                  (続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スベルべは死にました

2013-10-31 03:55:51 | バドミントン

 昨日の午後、雨が時折り降って来るので家で仕事。
いえね、雨が降っても掘って溜め置いたさつま芋の整理とか、
晴れ間を縫って掘り採った落花生の泥落としとか仕事はいくらでも有るのです。

 そんな忙しい仕事の最中に携帯に着信。おや?昔のバドミントン仲間からだぞ。
「スベルべさん!今何をしていますか?」と、慌てふためいたようなただならぬ様子の声。

 「今かー、家で仕事中だぞ」「今ね、スベルべさんが死んだって仲間で大騒ぎしているの」
周りの喧騒の音も聞こえる。みんなで耳をそばだてているのでしょう。

 「スベルべさんが山で重機の下になって死んだって話なんですよ」
ははー、そう言えば今朝の新聞のお悔み欄にスベルべと同姓同名の男性の名前が有ったっけ。

 ま、こんな心配をしてくれる仲間がいるって幸せな事。
周りが賑やかなのは、バドミントンの大会中だからとの事です。
「今、替わります」と言って替わったのは昔から、監督を続けている友人。

 「良かったー、みんなで心配していたんですよー、あ、試合がコールされましたゴメンナサイ」と会話は終わった。
何かの大会中で、メンバーの一人が新聞のお悔み欄と、事故の記事を見ていたらしい。

 懐かしくなって昔の写真を引っ張り出してみました。
20数年前の大会時の写真で、後列向かって左から4番目が若き日のスベルべです。 


 おー、94って有るから19年前の北海道での大会で懇親会の後らしい。
東京チームが3人入っていて、皆が随分御機嫌の様子。
結構凄いやつらで、全日本実業団選手権に団体で出たり、全日本シニア選手権に出たと言う男もいる。


 いやー、これも懐かしい写真ですねー。日付を見ると30年前ですよ。
バドミントンに嵌り始めた頃で、長岡地区の社会人リーグが発足し初回から監督兼選手として出場。
得意の怪しげなバックハンドサービスの体制に入っているのがスベルべ青年です。


 これは、スベルべが監督兼選手を引退し、若手にチーム運営を任せた頃の順位表。
私が名付け親でも有る「フォルテ」は5位と苦戦していますね。

 何だ四部の5位かと侮らないでください。この頃は参加チーム数も増え、15部まで有ったのじゃないかな。
会社在籍中は仕事の仲間よりも、異業種のバドミントン仲間の方が多かったスベルべです。

 電話を貰った直後には「スベルべは生きているけれど、今度みんなで香典持参で遊びに来て下さい」なんてメール。
夜になっても、電話やメールが有り、賑やかで嬉しい一日となりました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠い日の思い出に~浸っているだけ~♪

2013-10-30 20:04:17 | マックス

 今はね、こんなにしょぼくれてしまって、畑の周りを歩くだけですけれどもね、
いや、こんなボク、マックスにも通り過ぎた青春、若き日も有ったのでしたよ。


 麦藁帽子を斜に冠ってチョイと気取ってはいますけれども、これは息抜きタイム。
トーちゃん、煙草一本ちょうだい、なんてね。


 スベルべトーちゃんと一緒に絶壁、急斜面を楽しむ場面。
トーちゃんはせっせゼンマイや独活を採り、僕は大きな石を集めているって事よ。
ほら、筋肉の盛り上がり方なんてアルタミラ洞窟の野牛の絵のようでしょ。


 うーん、あのころは僕も弾けるようなエネルギーの塊だったなー。
第一、疲れるなんて感覚は知らなかったものー。


 ま、人も犬も年齢には抗えないってことか。
だんだん若くなるなんて事は絶対に無いんですから。


 「わおー!」なんてね、時折り大声を上げて畑見るんですけれどもね。
ま、大声を上げると少し息切れするってのも、これ、一つの現実。


 ほら、僕の集めたコレクションの数々ですよ。
一つ一つに苦労した思い出がこびりついているようです。


 こんな風に、石に齧りついた歯の跡さえ刻みつけたけれども、代償は大きかった。
左上の大事な犬歯なんて、根元からぽっきりよ。

 聞くところによると、スベルべトーちゃんも生意気に歯でビール瓶の栓を抜いたり、
梅干の固い殻を、ガチンなんて噛み砕いていたとか言っていたなー。
ウフフ、無理して良い恰好はしないが一番、己の力を知るって事が大切さ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感激の一日(その4終り)

2013-10-30 18:47:39 | 食べ物

 うーん、こんなに素敵な野菜をメーンに据えた料理だと言うのに、
不埒者スベルべトーちゃんの目は彷徨った挙句にやはりこんなところを見つめてしまう。


 でもね、ちょっと凄い贅沢だと思いません?だって6年物の古酒を湯呑茶碗で頂くなんてねー。
いや、これも一つの洒落と思ったら、思えたら参加者が粋人って事ですよ(笑)。


 かしこまって味見をする「横山料理長」で、手前右の大男が玉川酒造の会長殿。
って茶化してしまいますが、彼とは、ま、言うなれば「刎頚の友」ですから許してもらいましょ。


 さて、玉川酒造の会長と横山料理長の会話の内容は?
我々凡人の感覚、意識を越えた話題だとは想像しますけれどもね。


 はい、失礼して横山料理長、イケ面を失礼してアップさせて頂きます。
なに、いえねスベルべトーちゃんだって若い時は横山料理長と良い勝負のイケ面だったんだから。
って、勿論ジョーク、ジョーク(大笑)。

                        (終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感激の一日(その3)

2013-10-29 19:36:17 | 食べ物

 うーん、これは『柿と胡瓜、トマトのセヴィーチェ』です。
こりゃ、日本酒で合わせならば吟醸酒かなー、なんて呟いていると・・・・。

 なんと、視線の端に入って来たのは地元の酒蔵「玉川酒造」の会長さんの姿ー。
やーやーやー、なんてどういう訳か固い握手のスベルべと会長です。


 これは『美雪鱒のパンフライ 玄米サルサ』ですよ。
これもまた合わせるならば純米吟醸酒かなー。


 会長がおもむろに取り出したる一本は何と『幻の古代酒』なんてラベルの一本。
六年も寝かせた、いわゆる「濁り酒」別名「どぶろく」とも言うけれども、上澄みの黄ばんだ色から、
最下層に沈んだ材料のの米粒の見えるところまで、正に垂涎物そのものです。


 そして、こんな一本も封切されます。
「横山料理長、最初に飲んで頂き感想を一言」なんて進行役が言われましたが、
ゴメンナサイ、横山料理長、スベルべめが事前に「お毒味」させていただいておりましたです。


 進行にお手伝い頂き、酒の味見までさせられても『横山料理長』は淡々とメニューを消化されます。
講習会のメニュー本に無かった品も一・二品とよどみなくお作りになります。


 「わー、残念私自動車なのー」なんて声に「スベルべが試飲もうしつかまつりす」なんて調子良いスベルべでした。
先日の『エスポワール』の開店に招待された際はスベルべママにワインを任せ運転手役に徹したスベルべ。
この時とばかりに、スベルべママに目配せをして存分に銘酒のお毒味でした(笑)。

                       (続く)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする