畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

マックスの四十九日法要

2015-07-31 12:45:48 | 暮らし

 今年の農天市場をオープンした際に、マックスにとお花をお客様から頂きました。
献花、ご供物の儀はお断りします。なんて、突っ張ってはいたけれども思わず涙がこぼれてしまいました。



 早速、マックスの遺骨の前に飾らせていただきました。
お客様ご自身も犬を買ってお出でとの事で、本当にペットと飼い主の関係の深さを知っておいでと感激でした。



 さて、猛烈に暑い日々が続いています。
毎日、働いてばかりでは身体が持たないと、昨日は早めに仕事を切り上げてお出かけ。



 ま、マックスの四十九日の法要と言い訳をしつつ、一泊での休養です。
いつもながら、生ビールの最初の一杯は食べ物に箸もつけないうちに空になる。



 毎日夕方遅くまで、汗まみれで働いても全力で食事を整えてくれるスベルべママ。
たまには、他人の料理で息抜きもしてもらいましょうか。



 そして、何よりもマックスの心配をしなくて済むと言うのも気楽です。
マックスには申し訳ないけれども、こうしてのんびりできるのも本当に久しぶりの事でした。



 こうして、美味しく夕食を頂くことが出来ました。おっと、お酒もね(笑)。
ホテルに到着してすぐに先ずは温泉で汗を流します。

 そして、今朝も野菜の収穫を急ぐ事も無く、朝風呂を終えて優雅な朝食。
帰宅しても「ワオーン ワンワン」と連れて行かなかったと恨み事を言うマックスも居ない静かな家でした。
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連載29『土管干し』

2015-07-30 12:40:33 | 暮らし


  土管干し

 小学校時代の、秋の楽しみの一つに「土管干し」と言う遊びがあった。
誰に教えられたのかも今では思い出せない。
鉄道の線路下を横断する、用水の土管の上流方の入り口をスコップで回りの土を、
かき集めて埋め水の流れをせき止め、次に下流方の口から泥と水とをバケツを使って掻き出すのである。

 すると土管の泥の中で冬眠の準備に入っていた泥鰌、小鮒、時には鯰さえ出てくる。
いよいよ出て来ないときには、竹棒の先に藁を括り付け、それを下流方から差し入れ、
徐々に引き、泥と一緒に掻き出すのである。

 ときたま、列車が通るとその振動で少しずつではあるが泥と泥鰌が流れ出て有難かった。
山形出身の線路工夫長に線路から見下ろされ、「おーい、ドジョッコ獲れたかー」なんてお国訛りで訊ねられ、
去った後で口真似をして笑ったっけ。

 捕まえた肝心の泥鰌の味は子供の事でもあり、記憶に薄い。
しかし祖母に、両親に喜ばれた事を覚えているから、きっと冬前の泥鰌の味は良かったのだと思う。
泥だらけで帰っても叱られなかった。遊びも懐かしいし、
泥鰌も一度食べてみたいものと秋の稲刈りの終わった田を見て思い出す。

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野菜をモリモリ食べています

2015-07-30 04:01:28 | 食べ物

 スベルべの野菜がいくら美味しいとは言ってもやはり売れ残る。
と、言うか等外品、跳ね出しは家で食べるしか有りませんからね。

 こんな風に野菜だけは豊かで豪華な夕食の食卓です。
もっとも、たまには肉も食べたくて昨日の夕方は二人で外食し、焼肉は四人前、お酒は五人前(笑)。



 良く働き、良く飲んで、良く食べるのが我が家のコンセプト。
ももっとも、昨日アップしたように、焼肉を食べて帰宅し、風呂に入ったらいつの間にか、
居間のフローリングの上に、素っ裸で眠ってしまいスベルべママに、夜中に起こされると言う失態。

 これは、昨夜の食卓で、七時頃ようやく家に入り30分でスベルべママが夕食を整えました。
これは例の「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」のステーキ二種類で、美味しいったら有りません。



 そして、一日に二回も三回も着替えなければならないほどの汗をかき、塩分が自然に欲しくなる。
ぴったりなのが、スベルべママの北海道の姉夫婦からの贈り物の「糠さんま」です。



 新鮮なトマトも山ほどありますよ。
昨日は朝五時から野菜の収穫を始め、夕食後に地下でジャガイモの整理を終えたのが九時過ぎ。

 拘束なんと16時間で実働は12時間ほど。
午前も午後も最後は意識もうろうとなるような暑さの中での仕事でした。

 特にお昼間近の時間帯に大豆の土寄せなどするから大変な事に。
大豆の陰で、風通しが悪く、最悪で「逃げよう!」と二人で口々にして帰宅したのでした。

 うーん、そして最後の夕食で飲むビールの一口の美味しさよ、です。
つくづくと、健康で働ける幸せをかみしめつつ就寝です。背中に湿布を貼ってですが(笑)。

 今朝は午前中に「越後の台所 すずきち」さんの仕入れが有ります。
何と「朴の葉」と「笹の葉」と言う難しい注文も有りますが、どんな注文にも応ずるスベルべ夫婦ですよ。
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夏野菜が盛りです

2015-07-29 04:59:10 | 野菜

 夏野菜が最盛期に入っています。
昨日も「越後の台所 すずきち」さんの仕入れが有り、朝から収穫に大忙し。

 大きなコンテナ一杯の野菜は下に10数個のヴィオレッタ・デ・フィレンツェ。
そして、緑の翡翠ナスなどの上に有るのは適度な辛さで好まれる「カグラ南蛮」です。



 ピーマンと万願寺トウガラシも籠に一杯。
京野菜の万願寺トウガラシは甘くて、生でも食べられますよ。



 キュウリはイボイボが鋭く、手が痛いような「スーヨー系」です。
今風のブルームレスよりも断然うまいと思いますけれどもねー。



 下には青シソも見えますが、上は「香り裏紫蘇」です。
葉の表が緑で裏が赤い、香り豊かな紫蘇なのです。



 ハープ系ですね。バジルが三種類、ミント系が二種類にイタリアンパセリ。
他にもフェンネルとか、何でも揃っているスベルべ農園です。



 ほら、こんな甘い「食用ホウズキ」も最盛期ですよ。
「越後の台所 すずきち」のマスターは「市場へ行くよりも種類が多く手に入る」なんて言っていましたね。

 この他にも「エディブルフラワー」も何種類も採って有ります。
写真以外にもトマト、枝豆と大きなコンテナが5個も一杯になりました。

 昨日の仕入れは、スベルべ夫婦が市の健康診断を午前中に受けたために珍しく午後から。
でも、朝早くから胃の検診のために朝食抜きで頑張ってふらふらでしたね。

 そして、仕入れに付き合いつつ、「空芯菜」の収穫に走ったり大忙し。
でも、野菜を無事に送り出してからは二人で山の畑に急ぎ、草取りを兼ねて「ラッキョ」の収穫。

 終わって山を降りたのは六時半を過ぎていて、食事を作る気力も低下。
ま、検診が無事に終わった祝いと言う事も有り、近くの店に行き焼肉でビールを飲みました。

 二人ともジョッキ二杯ずつですから、働く、飲む、食べる三拍子そろっていますね(笑)。
でも、帰宅し風呂に入ったのは良いけれど「トーちゃん!」なんて起こされたら、
なんと素っ裸で寝てました。ビールに次いで注文した二杯の焼酎が効いたようでした(大笑)。
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中学生諸君、ジャガイモを掘って見たぞ

2015-07-28 05:37:03 | 野菜

 おーい、東京の中学生諸君、君たちが植えてくれた「十勝こがね」を掘って見たぞ。
この品種は「低発芽性」と言う、中々芽が出無い種類でな、今年最後に掘る品種になったよ。



 ほら、こんなに大きなものも有って、夕食に試食したら味も上々。
君たちにも植えるだけでは無くて、収穫を体験させたかったし、食べさせたかったなー。



 今年はね、こちら新潟の魚沼は雨が少なくて、平年の三分の一の雨量。
そんな事も幸いして、ジャガイモの出来は本当によかったぞ。この品種は「キタアカリ」だ。



 オジサンの手のひらを隠すほどの大きさの「キタアカリ」だ。
この品種は簡単に火が通るのも特徴で、甘くてポテサラに使ったら最高の味なんだぞ。



 何せオジサンは9種類ものジャガイモを作ったから色々な物があるぞ。
こんなジャガイモ見たこと無いだろ、「ノーザンルビー」と言う名前で、中までこんな色なんだ。



 ほーら、こんな紫色のジャガイモも有るんだぞ。
「シャドウクイーン」って言う品種で、これも中まで紫色。

 さっきの「ノーザンルビー」とポテトチップスにしたら綺麗だぞ。
いや、綺麗だけでは無くて味だって山の畑で作ったジャガイモは最高の味。

 家出なんてもちろん勧めないけれどもね、食べてみたかったら電車で来な。
乗り継いだら、我が家なんてすぐに来られちゃうんだからね。


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