畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

珍客『カモシカ』の来訪

2014-05-31 04:38:53 | 自然

 山の畑で仕事をしていると、「トーちゃん!カモシカが来た!」と突然スベルべママが言う。
視線を隣の「タラの木畑」に向けると一頭のカモシカの姿。


 ポケットからそっとカメラを取り出し近付く。
口笛を吹くと「ぼく、マックスじゃないんだけれど」なんて感じで視線を向けた。


 ハルジオンの白い花の影に見え隠れして移動する。


 「なー、どこから来たの?」と聞くと「あっち」なんて首を向ける。


 「あれっ!あっちだったかな?」なんて後ろを見る。


 まだ角もはっきりとはしない、若いカモシカで雌雄は分からない。


 「それじゃまたな」なんて声を掛けると山の端、崖の始まる方に消えた。
消えたあたりでは昨年スベルべ夫婦は大きな成獣のカモシカに遭遇している。

 一説によるとカモシカは子供が出来、成長すると子供に縄張りを譲って他の場所に移動すると言う。
この若いカモシカも、親カモシカから縄張りを譲ってもらい独立したばかりなのかも知れない。
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充実し過ぎる日々!?(その3終り)

2014-05-30 12:29:02 | 

 とうとう、と言うかついにさつま芋の長い畝が60本完成です。
スベルべが「畝立てポチ」で畑を一往復すると二畝分の畝の形が完成。

 そして、やおら平鍬で畝の形を形成し、マルチ張りへと移行します。
ここからスベルべママの出番で、マルチの端を畝の端に埋め込み固定します。


 そして、一端を固定した後、二人でマルチを引いて畝を覆い両橋を土で埋める。
こんな仕事を二人でえんえんと続けてきた結果が長い畝60本。
こだわりの畝は仕事が進むにつれ、きれいに仕上がるようになりました。


 さて、二人は少しでも無駄なく動く、働くように工夫する。
スベルべがさつま芋の畝を平鍬で形成している時に、スベルべママは「畝立てポチ」でジャガイモの土寄せ。


 長い、畝を軽快なエンジン音を響かせながらポチは走る。


 でも、これとて手作業、平鍬での仕上げは欠かせません。
ポチだけの仕上げだと、根元部分が窪み水がたまり易くなってしまうのです。


 昨日は早めに山の畑仕事を切り上げ、下の畑で植えものをしよう。
なんて相談して出掛けたのだけれども、結局ジャガイモの土寄せに時間を取られて遅くなってしまった。

 でも、遅くなってしまっても下の畑も苗類に水をやったり、ハウスを閉めたりと仕事は欠かせない。
結局スベルべが家に帰れたのは七次少し前の時刻だった。

 こんな毎日で、夕食後は夫婦二人の内どちらかがダウンしてしまう事に。
昨夜はスベルべがテーブルでダウン。そのごスベルべママは洗濯物を畳みながらダウン。

 こんなとんでも無い日々だけれども、ま、やることが無いよりも良いか。
なーんて無理やり自分を納得させる日々が続きます。

                      (終り)
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充実し過ぎる日々!?(その2)

2014-05-30 03:46:46 | 

 さて、この日はスベルべママはパートの依頼を受けて出勤。
スベルべは一人寂しく、一輪車で30台ほどの堆肥を運搬して、「ニンジン」の地拵え。


 手順前後と言ったらそれまでだけれども、雑草退治のために動かしたトラクターがあだ。
トラクターで柔らかくなった畑の上を一輪車に堆肥を満杯にして運搬するのも大変な仕事なのです。


 この時点でさつま芋の畝は49畝ほどの完成を見ています。
最終目標の60畝まではもう一息といったところ。ラストスパートが迫っていますよ。


 そして、この日の午後は上の娘が助っ人に駆け付けてくれた。
スベルべトーちゃんと二人の久しぶりの仕事でも有りました。


 スベルべトーちゃんは娘二人に自立の道を教え続けて来ました。
自立を果たした娘達は親思いにも育ち、こうして親の忙しさを知り手伝いに来てくれるのです。


 最初のさつま芋苗の植え付けは400本。
娘と二人で2時間ほどで終わりましたが、残りの予定は2600本で合計3000本の予定です。

                     (続く)
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充実し過ぎる日々!?

2014-05-29 04:29:11 | 

 スベルべママは午前中パートに駆り出されて出勤。
天気予報によると夏日になると言う気温でマックスには遠慮してもらって一人で山の畑へ。

 ひとりでする、出来る仕事山ほどある。
先ずは育ちが良くて土寄せ作業が気になるジャガイモ畑へ。


 「畝立てポチ」のたまにはさつま芋の畝作りばかりでは退屈でしょう。
そこで、ポチ君軽快なOHCエンジンの音を立てながら土寄せ作業。


 とんとんと仕事は進む。
一人仕事の励ましと、慰めはウグイスの鳴き声。
本当に今年のウグイスは歌上手。何回聞いてもほれぼれする歌声です。


 ウグイスの歌に励まされながら炎天下の仕事は続く。


 ほら、「インカの目覚め」はその特徴的な紫色の花を開かせ始めました。
ジャガイモの種類、育ち具合を見て追肥を少しずつ施す。


 十分過ぎるほど沢山の堆肥を施してはいるけれどやはり種類によっては追肥も必要。
特に肥料喰い、大食漢の「キタアカリ」に追肥は欠かせません。


 山の畑への途中、皆さんのジャガイモ畑を見るけれど、やはりスベルべのジャガイモが一番。
雪を割って早くジャガイモの種芋を仮植えし食べ物効果でしょうか。


 でもね、「畝立てポチ」だけでは仕事に限界が有ります。
ポチの後、平鍬を使ってする畝の成形は欠かせない仕事です。


 なんだか、朝、両手に如雨露を下げて歩いたら平衡感覚が危うい気がした。
そのため、一人仕事の山の畑では慎重に体調をチェックしながら働いていました。

 何時も言うけれど、前の晩も当日の朝も「何をしようか」では無くて「何を先にしようか」かが問題。
仕事に優先順位を付けてしなければならないほどの仕事ってどんなものだろう。

 充実はしています。いや、過ぎるほどの充実感の毎日です。
でもねー、もう少し考えて余裕を持った生活も必要でしようね。
朝早くから、日暮れまで休憩もままならず、立ったままで水を飲む暮らしも考え直さなくてはならないのでしょう。

                       (続く)
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『緑一色』!

2014-05-28 04:39:17 | 食べ物

 『緑一色』これを「リューイーソー」と呼んだ方はスベルべの同志です(笑)。
別名、『オールグリーン』とも呼ぶ麻雀の役万の一種で、青色の牌で構成する手役です。

 それで、洒落て我が家の夕食を『緑一色』と名付けたって訳。
ほら、ワラビ、オカヒジキ、ワカメの緑がきれいでしょう。


 例によって、気温の上昇に伴い苦さを伴ってきたけれども「木の芽」も欠かせない。
こんな『緑一色』の食事でスベルべの黒い腹の中も綺麗になろうってもんです。


 ほらほら、これも欠かせない「根曲がり竹の子」の焼きものです。
何に例えるも無い香りだけれども「ヤングコーン」のような甘い香りが漂います。


 ウサギちゃん、ピーターラビットのような食事にも動物性たんぱく質も欠かせない。
「紅鮭」を『チャンチャン焼き』風に仕上げました。

 二人で日が沈むまで働き、「はてな、カーちゃん夕食は頭に有るのかなー?」なんて思う頃です。
やおらスベルべママは言います。「ヨシッ、腕の見せ所ー」なんて気合を入れてキッチンに入るのです。


 さて、オーブンで竹の子だけを焼くのはもったいないと一緒に焼いた「生揚げ」です。
これで、まず発泡酒で始まったお酒は日によって、食べ物に拠って焼酎に移行したり、酒かワインになったり・・・・。

 酔っ払ったスベルべトーちゃんは『大三元』『国士無双』なんでも来い。なんて気宇壮大な気持ちに・・・。
に、なるとともにテーブルでうたた寝を始めてしまったりするのです。
麻雀と酒に明け暮れた無頼な若き日の夢を見ながらですけれどもね(笑)。
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