畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

駿くんの夏が終わった

2012-07-17 04:56:13 | 日記

 昨日は三連休の最終日だったけれども「農天市場」はお休み。
ゆっくりと、畑仕事と思ったけれど、何気なく妻に「小出高校の試合は今日だなー」と言うと、
「トーちゃん、今日は休養日にして、応援に行かない」と言う。

 ゆっくりと朝のドラマを見終わってからの話だから8時20分頃のことです。
それから、急いで仕事着を着替えて支度をし、越後川口インターから高速を使い、
九時開始の試合を三条機械スタジアムの有る、三条へと車を飛ばした。


 「急がないと小出がコールド勝ちでゲームが終わってしまうかも知れないぞ」
なんて言いながら球場に入ると、三回までが終わっていて、なんと小出は劣勢に立たされている。
それでも、五回の裏はスリーベースで上げた一点と、その走者がパスボールで帰り一点差に。


 これで、次の回をきっちりと押さえたらなんとかなるぞと思ったのだが・・・。
スベルべママの友人の息子で、エースで四番の「駿」君の調子が上がらない。


 今朝の新聞を見ても「外角投手は直球にこだわった」と論評が有り、
本人も「調子は悪くなかったけれどもストレートが高めに浮いてしまった」と話したと書いてある。
調子が悪くなかったというのは、エースの意地で素人の私から見てもなんだかコンディションが悪いように見えた。


 対する、糸魚川のエースは二年生の左腕ながら、内角、外角に変化球を交えて投げ分け、
小出高校打線も戸惑って、早いカウントから打って出て、凡打になるケースが多い。


 これは両投手共に同じ条件だけれども、アンパイアが内外を広くストライクゾーンにしていたことも有る。
どちらかと言うと、技巧派で左右のストライクゾーン一杯に投げ分ける左腕に味方したようだ。


 「駿」くんは打席でも、その四番の本領を発揮できない。


 その後七回にも一点を加えられ、駿君はマウンドを背番号10に譲る事に。
そして、いよいよ二点差のまま球界の裏を迎え、私たちは手に汗を握り反撃に期待した。


 打順も上位打線で期待したのだったが、二番、三番と倒れ、ライトの守備に付いた四番の駿君に打席が回る。
すると、なんと四番のメンツもかなぐり捨てたかのような意表を突くセーフティーバント。


 ファーストにヘッドスライディングを見せた四番の駿君はユニフォームの胸を泥だらけにして生きた。


 そして、キャッチャーのパスボールで二塁にまで進塁し反撃なるかと期待したのだったが。 


 そして、次の五番打者も四球で塁に出て反撃に益々期待を持たせる。 
ピンチにマウンドに集まる糸魚川ナイン。


 そして、踏ん張る左腕エースに期待の六番も内野ゴロに打ち取られゲームセット。
二点差で負けてしまい、小出の夏、「駿」くんの夏は終わってしまった。

 四番のメンツもかなぐり捨てて、出塁を試みた「駿」君の気持ちは痛いように分かった。
エースである自分の投球で、負けてしまうと言う、切なさ、責任感が私たちにも伝わってきた。

 でも、いくら頑張ってもそれに対して、結果が伴わない事も人生には有るのだよ「駿」くん。
敗戦はショックで切ない事だろうけれど、どうか、この貴重な体験を人生に活かしてもらいたい。
私たちは応援席に居たであろうご両親に会わず、そっと球場を後にした。
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いつの間にか秋

2011-09-13 08:25:53 | 日記

 うーん、困った雨が降りません。
今朝も五時半から山の畑に行って散水でした。
 
 400リットル入りのタンクを満杯にして散水すると、如雨露の場合一時間以上もかかります。
おとなしく待っていたマックスも、最後には散歩を催促し、「ウー ワン!」何て鳴いて気を引く。
牛の飼料用のトウモロコシ畑の中を歩きます。


 いつものビューポイントから下の村を見ます。
いつの間にか、水田も黄金色に変わって来ている。
水害の跡なんて感じられませんね。


 でも、深い濁流に洗われた水稲は生理的な異常な現象も見せている。
大切な一番穂に続き、不要な二番穂、三番穂が出ている。

 何かで稲は以上を感じ取り、生存本能の発露が二番穂以降となって現れる。
その結果、一番穂に養分が十分に回りかね、収量減になるのでないかと心配されてい


 風景の中にも、早生品種の刈り取り跡が見えました。
もう一週間もしたら、魚沼コシヒカリも刈り取りの最盛期を迎えるのでしょう。

 八月の十五日の夏祭りの飾り付け用、ススキが穂が出てなくて困ったものだった。
でも、涼しい風を感じるようになったら周りはススキの穂に囲まれている。


 わが家の玄関ホールに秋が活けられました。
栗のイガも大きくなって、鑑賞に耐える大きさに。
家の中にも秋ですね。

 でも、困ったのは日中の暑さです。
昨日は魚沼市では34度を観測したとか。
もう少し気温が下がり、もう少し雨が降ってくれたらねー。

 秋野菜もグーンと育ってくれるのに。
そしてね、キノコ、ナラ茸も顔を出してくれるのにね。
うん、もう一週間の辛抱かな。キノコの収穫は。
コメント (3)
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水害、濁流に浮かぶわが家

2011-09-09 04:50:14 | 日記

 7月30日の朝6時過ぎの光景。
最高の水位から、水が引き始めている時の様子です。


 急激な増水により、家からは一歩も出ることがかなわなかった。
そのため、何枚も写真は撮ったのだが、我が家の様子は分からなかった。

 先日、近所の人とお互いの家が写った写真を交換しました。
右端が我が家です。他の家はブレーカーが落ちて電気は使えませんでしたが、
わが家は二系統の電源の、地下部分は落ちたけれど、居住部分の二階から上は最後まで消えることも無かった。
 きっと、家の中では右往左往して家財を片づけていたはずの時間帯です。


 雪国独特の高床式と呼ぶ建築形式の家のわが家も地下は完没。
居住部分への床上浸水となったのでした。


 カメラからパソコンへ取り残して有ったシーンを発見。
わが家の二階のベランダから写した光景です。



 駅前は少し高くなっているのでわが家も、ご近所も自動車を避難させた。
しかし、濁流はその小高い駅前広場にも押し寄せ、ここで水に浸かって駄目になった自動車も有った。

 水害後40日近く経過した一昨日7日の夜に、市による災害支援の説明会が開かれた。
市長の挨拶に始まり、雨量の推移、市内の災害発生状況などが説明された。

 その後、支援の内容が説明され、質問の受付となった。
私がトップバッターで挙手して質問と意見を述べさせていただいた。
話したいことは山ほどあるけれど、一人だけ話していたのでは他の人の質問をじゃましてしまう。
事前に記したメモを中心に、被害の状況説明や現地の実態を話した。

 もっと市の対応に対する不満が続出するかと思ったけれど、
なんと従順で穏やかな我が地域の住民で、過激な発言など一つも出なかった。
二十人近くも列席した市側はきっと全員が胸を撫で下ろしたに違いない。

 災害への応急体制、その後の応急工事の遅れなど、言いたいことは沢山あった。
しかし、私が取った行動、トップバッターとしての発言は、
全体の流れを穏やかにするものでも有ったようで、良かったのか、悪かったのかも分からない。
 別の機会をとらえて、厳しい指摘はさせていただくつもりでいます。
コメント (8)
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引っ越しします

2011-08-28 05:53:04 | 日記

こんな静かで穏やかな村を大洪水が襲ったのは7月30日早朝でした。


二つの村がほぼ水没し、床上浸水の家も数多く出ています。
穏やかに流れる魚野川が記録的な豪雨により、濁流の大河、水魔となって襲ったのです。


不思議なことに途中で終わっている堤防のこの場所から濁流は逆流し、村を襲った。


悪夢のような光景が目の前に広がっていました。


今まで投稿していたサイト、「いい色ブログ」が八月いっぱいで中止、新規投稿は終わります。
そこで、取りあえず、こちらに引っ越しして見ることにします。
今年12歳になったマックスともども宜しくお願い致します。
コメント (16)
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