今年の春の山は変調。やはり、雪国は雪が降らないとだめですね。
それでも、我慢できずに独活採りに出撃。スパイク地下足袋とクマベルで万全の構え。
昔山の畑に行くのには、この道がメーンでほぼ毎日誰かが歩いていました。
今は昔日の面影は無く、土が光るほどに踏みしめられていた道も、今は杉の葉に覆われています。
途中に「おふどさま」と呼ばれる狭い平坦な土地がある。
昔、不動尊が祭られていたらしい。木々は大きく育ち道を覆い、コシアブラの姿も。
魚沼では食べる習慣の無かった山菜「コシアブラ」です。
さすがというか、情報化時代。美味しいという話は魚沼に伝わり結構ポピュラーな山菜に。
さて、この日の目的は独活の畑への直行でしたが、ちょいと浮気。
ゼンマイが目に付いて仕方ありません。少し採ってから独活にしましょうか。
「夜の上野のプラットホーム可愛いあの子が泣いて止める
止めて止まらぬおいらの心、山の男は度胸だめし」と思わず口をつく『谷川小歌』の一節。
(続く)