畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載146「豪快プルピートス」(その2終わり)

2018-03-31 12:02:28 | 食べ物

  

      「豪快プルピートス」(その2終わり)

 さて、材料のスルメイカは背骨を抜き、トンビを取って適当、そう1センチほどにザクザクと切ります。

いえ、手抜きをしても気さえ許すならば、何も取らずにそのまま切っても結構。

なーに、食べながら固いトンビなんて出せばよいのですから。


 そして、切ったイカはボールに入れて塩コショウして酒を入れておく。

ま、酒はボールで無くて口に入れても良いのですが。


 フライパンにつぶしたニンニクとトウガラシを入れて弱火でじっくりと味を出します。

ニンニクが色づいてきたらフライパンから取り出し、強火にして煙が立ち始めたら、

バターを入れ、次に準備しておいたイカを入れて手早く炒めます。


 あくまでも炒め過ぎないのも美味しく食べる秘訣。

完成した「プルピートス」は、ワインでも頂きながら食べましょうか。

簡単で美味しくて栄養価が有る男の料理には最適の一品。

本場スペインでは皿に残ったイカスミさえパンで拭って食べるそうで、それだけの価値は有るって事でしょう。

              (終わり)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「芋床」を一日で仕上げる(その1)

2018-03-31 05:05:53 | 

  天候に恵まれた一日。前日から資材は集めていたけれど、午前中だけで「芋床」温床を作り上げた。

一昨日、長岡へ出かけ、帰りに気づいて、発酵促進剤「バクヤーゼ」を購入。

 帰宅して、スベルべママの実家に預けておいた、藁を取りに行き、帰宅してそれを下ろして次の段取り。

同級生からもみ殻を分けてもらい、次は畳屋の友人から古畳4枚を頂戴する、

そして、当日朝早くこれまた農家の友人から「小糠」を分けてもらって準備は完了したのだった。

 

  NHKの朝ドラを見てから、近所のオジサンの手伝いも得て着手。

オジサンからは、もっと早く言ってくれたら良かったのにと言われながら遅めの作業開始。

でも、二人掛かりで効率も良く、たちまち古畳4枚で枠を作り上げた。

 

  藁は細かく切断して入れなければならず、時間がかかると思ったけれどオジサンは手際よく切る。

スベルべは、作った枠、芋床の中に入って待ち受け、藁を平均に敷き詰めて踏み固める。

 

 向こうの袋の中は、スベルべママと二人で昨秋集めていた落ち葉です。

落ち葉は無くても良いのだが、一種のおまじないかな。これが無いとどうも落ち着けない。

 

  ほら、中は広葉樹の枯れ葉がぎっしりと詰まっていますよ。

 

 これが前日、長岡で買い求めて来た「発酵促進剤」です。

商品名は「バクヤーゼ」で、これさえあれば、発酵は間違いなく進みます。

           (続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連載146「豪快プルピートス」(その1)

2018-03-30 12:47:13 | 食べ物

    豪快「プルピートス」(その1)

 

 三十三回忌を済ませた亡母が書きこみをした記憶が有るから、随分古い本だ。

作家の故「檀和雄」が書いた『檀流クッキング』は早くに母親を失い、自分で料理をしなければならなかった、

「檀和雄」の悲しくも美味しそう料理の本だった。


 美味しいものを美味しいように書いてこそ一流の物書きとも聞くが、本当に含蓄に富み、

作り方も手に取るように分かるそれこそ一流の教本と思っている。


 簡単で美味しく、作って見たくなる様な種類の料理が多く掲載されているが、

その中の一つが我が家の、いえ私の定番料理の一つになっている。


 まず、美味しい上に材料が安かったら言うこと無し。

その点、この「プルピートス」は、イカが大漁で、スーパーの目玉として売られている様な時に目を付けたら宜しい。

そう、「プルピートス」は『スペイン風イカの炒め物』なのだ。

イカは安い種類のスルメ烏賊がこの料理にはぴったりのようだ。

             (続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種子のお話

2018-03-30 05:13:53 | 野菜

 先日、今年第一回目のケーブルテレビ番組「魚沼農業日記」の収録が有りました。

まだ畑には雪が残っているので、スタジオで撮影は行われ、座学で種子や肥料のお話。

 ケーブルテレビとは言え、出鱈目な話は出来ませんから、事前に準備はしておきます。

農業に関する本や雑誌は、沢山ありこの「やさい畑」も定期購読で、JAが配達してくれますよ。

 

 結構高価なので、毎号は買わないけれど、表紙の特集紹介などを見て購入。

そして、役立つ記事の号はこうして古い物でも保管してあります。

 

 先ずは種子のお話ですね。F1と固定種、在来種のお話から。

ヒントは現代農業の「いまさら聞けない種子の話」から貰っています。

 

 そして、作物の作型のお話。

さて、魚沼はどちらに入るのか、と言うのですがここは微妙。

 

 次には種子袋の説明です。

同じような説明の言葉が書いてあるけれど、意外に皆さんは意味は知らないで使っていますから。

 さて、この人気番組?「魚沼農業日記」は9年目に入るのかな。

この後だったか郵便局に行くと知らないご婦人から「畑は始まりましたか?」とお声がかかる。

 「私、魚沼農業日記のファンなのですよ。いつも面白くて楽しみにしています」なんて言われる。

そりゃそうですよね、8年も番組に出続けていますから、ずいぶん顔も知られてしまいましたよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後のジャガイモ種イモが届いた

2018-03-29 04:59:15 | 野菜

 オートバイ「ロシナンテ」の手入れを一応終えて試運転に。

帰って来るとJAの軽ワンボックスカーが見えた。スベルべママは「どこに行ってたのよ」なんてなじる。

 

 最後に届いた種イモは、「シャドウクイーン」と「ノーザンルビー」です。

まだ畑は完全に雪が溶けていないから、急ぐ必要も無いのだけれど、JAの担当も気にしていたらしい。

 

 今回の2種類はサイズに非常にバラツキがある。

普通はこんなことは無いのだけれど、昨年は天候不順で大変だったのでしょうね。

 

 「ノーザンルビー」の箱を開けてみました。

うーん、なるほどサイズにばらつきは有るなー。でも、使い方次第。大丈夫です。

 

 「栴檀は双葉より芳し」では無いけれど、「シャドウクイーン」の芽はほら、こんなに紫色ですよ。

農天市場の周りの畑を毎日、スコップで崩しています。さて、今日ももう一度行って様子を見てきましょうか。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする