思い付きから話が進み、入札で手に入れた土地があった。
旧鉄道官舎の土地は、耕し石や瓦片などを拾い出して畑にしていました。
そして、季節風が吹きこむ北西方に姉夫婦から「樫の木」を頂き植えた。
風除けにと考えて植えたのだが、大きく育ち上を通る電線に降れるまでに。
処理しきれないほどの、枝の伸び方で伐るしか対処方法は無くなった。
春の終わりころに、可哀そうだが樹皮を剥ぎ取り枯らそうと試みた。
しかし、いつまで経っても枯れず、切断した樹皮は治癒力を見せている。
驚くような生命力だけれど、仕掛けた仕事の仕上げもしなければならない。
植えてから20年前後の時間が経過したように思う。
初めて見た、樫の木の実です。子孫を残そうと力を振り絞ったのでしょうか。
木を伐採するには、思った方向に倒すことが肝心。
倒そうとする方向に、受け口を作り、ロープで引きながら伐る。
こうして2時間ほどで6本の樫の木は伐り倒された。
樹皮を剥く際に、鎮魂のために清酒を振りかけて感謝の気持ちを現していた。
でも、やはり長年親しんだ木を伐ることは心が痛むこと。
長い年月との別れとも思う。前日のプルーン伐採に続く作業は心が疲れた。
この土地は旧鉄道官舎の土地ゆえ、駅までは徒歩2、3分です。
雪は降るけれど、脇を通る市道の下にガス水道、下水道も通っている。
120坪あるから、宅地としては十分です。移住したい人はいないかなー。
電車を使って、通学・通勤をするならば、便利な事この上なしですよ。