畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

中毒事件機に「食」考え直そう(新聞投稿から)

2020-02-29 04:54:20 | 食べ物

   中毒事件機に「食」考え直そう


 中国産の冷凍食品が我が国を震撼とさせている。

もちろん日中双方の責任において原因を突き止めなくてはいけないのは当然です。


 しかし、今回の事件で日本の食糧事情が大きく取り上げられ、論じられている事はむだな事ではありません。

「食」への警鐘として皆が受け止め、考えるべき良い機会なのではないでしょうか。


 現在の日本では食が余りにも軽んじられています。

今の四割弱の食料自給率にはあらためて驚かれた方も居るのではないでしょうか。

テレビで繰り広げられる常軌を逸脱し、正気とは思えないような番組もあります。

結果として安易な方向に流れる食と言う大切な行為。

三ツ星レストランも有名シェフ、有名パテシェも時には必要でしょう。

しかし、もっと大切なのは日常の家庭での食生活です。


 食の生産現場、食に関する仕事に関係しない人達が声高に食を論ずる風潮に不安を覚えます。

私は今年も雪消えを待っています。


 雪が消えたら、畑に堆肥を散布しましょう。無農薬、減農薬の姿勢で作った野菜は美味しい物です。

そして、何よりも安全なのです。自分で野菜を作り、自分で調理する。

そして、子供たちにもはだしで畑に入ってもらいたい。


 今回の事件が「食に関する考え方を変える機会になったら」と心から思っています。

 

 (今から12年程前になりますが、中国からの輸入食品に農薬が混入されていたという事件がありました。

 それに関連した投稿をしましたが、反響が大きく葉書を頂いたり、直接来宅された方もいました。)

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猪を食べる

2020-02-28 06:11:23 | 食べ物

 先日、猪肉を頂いて冷凍のままにしてあった。

袋には、冷凍した年月日と部位の名前があり、三枚肉だったかな。

 

 かなり脂の多い部分で、油の部分は落として捨てようかとも考えた。

しかし、いくら脂分が多くても、野生ならばまた豚とは違うかもしれないと考えてそのままカット。

 

 うーん、かなりのおデブさんだなー。

ベーコンか何かに加工するにはぴったりの部位かも知れませんね。

 

 そのまま、寸胴鍋に入れます。

そして、臭み抜きと味の事も考えて、調理酒をたっぷりと注ぐ。

 

 ニンニク醤油を隠し味に、味噌で味を調整。

野菜は大根をたっぷりと使ったほか、ニンジン、ネギ、ジャガイモと我が家産の野菜です。

 味?絶賛とは言えないけれど、ジビエ感は十分。

珍しい食べ物が手に入ると、おすそ分けしてくれるガールフレンドからのプレゼントでした。

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農家の敵「ブト」に早急の対策を(新聞投稿から)

2020-02-27 09:20:52 | 暮らし

 (雨上がりの山の畑)

 

  (今年も身の程知らずに120キロのジャガイモ種を仕入れてしまった。)

 

   農家の敵「ブト」に早急の対策を

 「ブトが増えたのう、食われると痛いし、かゆいしのう」が、最近の時候の挨拶のようになりました。


 特に今年は数も増えたような気がする。

畑仕事など農作業にも支障を来たすほどの「ブト」の害なのです。


 そして、問題なのはこの「ブト」の性質と言うか、体質です。

昔も「ブト」はいたが、今ほど困ることは無かった。ポツンと赤い吸い口の跡が残る程度でかゆみも弱かったのです。


 ところが今の「ブト」は凶暴なのです。

気付いて追い払っても、吸い口から血が止まらずに流れます。

そして、その後に続く猛烈なかゆみが我慢できないのです。


 さて、異常気象で「ブト」の種類が変わったのか、それとも「ブト」の性質、体質が変わってしまったのか。

「赤トンボなどトンボ類の減少が原因」とする声も聞かれます。


 大規模圃場化に伴い、水路は三面コンクリート化がほとんどになりました。

それどころかパイプラインによって水路そのものも無くなっているのが原因かもしれません。

人間の自然に配慮しない自然に対する自分勝手な行動に対する、自然界の反撃なのかもしれません。

 

これは魚沼だけの現象ではないようです。長閑な田舎暮らしが嫌われては困ります。

一刻も早い原因の追究、対策を願います。

 

  (この年の前後に年間ほどだったでしょうか。それまでは見たことも無かったような、「ブト」が

  大発生したのでした。困ったことは、刺された直後は分からず、他人から流れる血を見て、指摘された

  ほど。その後にかゆみが続き大変でした。今でその種類もいなくなりましたから、あの年の大発生は、

  何が理由だったのか、どうして居なくなったのか、謎のまま終わってしまったのでした。)

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遺跡調査報告会

2020-02-27 05:07:17 | 暮らし

 少し時間が経ち過ぎちゃいました。

先々週だったかな、日曜日に行われた、こんな報告会に行きました。

 

 低山に囲まれた盆地状の地形が多い魚沼市は遺跡の宝庫です。

特に我が家の山の畑など、旧堀之内町の河岸段丘上には多くの遺跡が見られます。

 

 でも、古い遺跡の宝庫とは言え、それ単独での発掘調査はない。

新しい道路の開削や、送電線の鉄塔基礎の工事の際には法律で調査が義務付けられているようです。

 

 今回の調査も基盤整備事業、簡単に言うと水田の大規模化工事に伴う調査。

現在の水田の下が遺跡って、状況には驚きましたが、特に目新しいものでは無いようでした。

 

 県立長岡歴史博物館の学芸員による記念公演がありました。

こちらは遺跡とはいっても、比較的近代の「八十里越」街道を中心としたお話。

 国が定める「日本街道百選」とやらがあるそうですが、この「八十里越」もその一つに指定。

歴史的に言うと戊辰戦争で長岡藩の名家老「河合継之助」が敗走、会津に落ちのびる際に使われた。

 「八十里越」は三条市から魚沼市を経て合図に続く旧街道。

他に「六十里越」街道があり、こちらは魚沼市の大白川を経て会津に至る街道。

 そして、越後は新潟から関東を結ぶ「三国街道」が我が家の近くに。

一つの市に旧街道が3ルートもあるのは、おそらく魚沼市だけではないかとも言う面白い講演でした。

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守りたい新潟の自然(新聞投稿から)

2020-02-26 04:52:13 | 自然

  (雪が消えると、農道わきにカタクリのお花畑が出現します)

 

    守りたい新潟の自然
 (身勝手すぎるカタクリ乱掘)と改題され掲載

 

 春の連休が始まった。毎年この連休を山菜取りと、畑仕事で有効に過ごしている。

しかし近年は、この連休が、嫌な時期にもなってしまう。

それは、この豊な自然に恵まれた魚沼の地に押しかけて来る不心得者とのトラブルである。


 先日も、山の畑に行く農道でスコップを持った人達が、関東ナンバーの車から降りるところに遭遇した。

不審には思い畑の帰りに見ると、男女四人がカタクリの群生地で、花の最盛期のカタクリを掘っている。


 注意をすると「 採ってはだめなのか、この辺りでは採っても何も言われないと聞いて来た」との答え。

その後の問答で、カタクリは、実生で開花まで五年かかるとか、かなりの知識を持っている事さえ分った。

四人ともやっと持つほど採っていて、単に自分の楽しみとも思えない量です。

私の言葉で止め、すぐ帰りますと言う。


 遠くから来たのだから花と、風景を楽しんだらどうですかの言葉にも、そそくさと立ち去ってしまった。

この地域ではレンゲツツジの鮮やかな色も見る事さえ出来なくなってしまった。

まだ残る、魚沼の自然を守りたい、後世に残したいとの気持ちは強いが良い案は思い浮かばない。

 

   (やはり野に置けレンゲソウの言葉もあります。自然の美しさは自然の中で見てこそでしょう)

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