旅の楽しみの1つに神社仏閣めぐりがある。
そんな名刹はヨーロッパの方では、教会が多いのではないだろうか。
写真はイギリスのソールズベリ大聖堂だ。私達日本人には馴染み深くはないが、正式にはグレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国(UK…The United Kingdom of Great Britain & Northern Ireland)と呼ぶのだそうだ。この4つの国からなる連合王国のことを私達は一般的にイギリスと呼んでいるのだ。それはイングランドから変化したものだから、世界では通用しないのだ。
そのイングランドで一番高い123mの尖塔(とがった塔)を持つのが写真のソールズベリ大聖堂だ。ソールズベリという名前で有名なのは、世界遺産にも登録されているストーンヘンジだ。ゆきたんくは、一番にウッドヘンジ(ストーンヘンジの前に祭事に使われていたという)とストーンヘンジを楽しみにしていた。ソールズベリ大聖堂はちょっと寄るだけのつもりだったのが、女性というのはこっちの方が好きなようで…
ところでイギリスは英国国教会85%、カトリック10%、バプティスト3%、で他にイスラム今日、ヒンズー教、ユダヤ教の信者がいる。この大聖堂は英国国教会管理のものだ。
大聖堂西側
なんて広いのだろう。教会と大聖堂はどこが違うのか。
教会というと小さい建物、大聖堂は大きな建物と簡単に位置づけるわけにはいかない。元々教会というのは建物を指すのではなく、人々の集まりのことを指すからだ。大聖堂はカトリックでいうと教区の司教がいる建物を指すという。
ここソールズベリ大聖堂はもともとはカトリック教会であったが、1531年に、ヘンリー8世をイングランドの首長であるとイングランドの聖職者達が認め、エリザベス1世の時代の1559年に、正式にローマ教皇庁から離れ、独立した教会となった。
となればプロテスタントだが、教義的な問題でなく、政治的な問題により分裂したため、典礼的にはカトリックとの共通点が多いという。
大聖堂北側。椅子の下には聖人が眠っている。
大聖堂東側、壁にパイプオルガンが見える。
大聖堂南側だ。こちらには告解の部屋があった
大聖堂中央にある説教台
すごく広い大聖堂だ。中央にあめ説教台からの話は隅まで届いたのだろうか。
中庭だ。中央に2本の木が葉を広げてバラソルになっている。
イングランド1と記したが、イギリスで一番尖塔の高い大聖堂だそうだ。できるだけ神に近づこうとした訳だ。