インドネシアのジャカルタ義兄宅で目を覚ますのは4日目である。
朝4時30分、測ったように(測っているっちゅーの)目の前にあるモスクのスピーカーからコーランが流れる。
イスラムの方々はとても熱心に信仰活動に取り組んでいることが分る。
義兄アパートメント近くのモスク
いわば、インドネシアでイスラム教を信仰されている方々の1日の始まりと言ってもよい。信仰の教義に則って1日の生活が始まるのだ。
この日はインドネシア最終日、最後の朝食を口にする時がやってきた。
テレビは日本の宝塚を映している。
テレビの宝塚だ。
お雑煮に似た食べ物が目の前にあった。
メイドさんに聞くと「オゾウニ」という声が返ってきた。
テレビに目を移すと宝塚が映っている。
「オゾウニノアジハドウ」
メイドさんはインドネシアの方だ。お雑煮の味を詳しく知るわけはない。
しかし、雑煮の味は少し甘口で美味しかった。
「〇〇〇さん、トリマカシ(ありがとう)」と言っておかわりをした。
そして、ゆきたんくとおーちゃんが食事のテーブルに着く前から宝塚のテレビがついていたということは・・・
日本人の我らが喜ぶように気遣ってくれたのだと思う。
インドネシア特有の、甘口醤油のお雑煮は不思議な美味さだ。