ゆきたんくの好きなものに湖がある。
写真は長野県
海みたいに大きくなく、果てが分っていて、そして水面の穏やかなやつ・・・
そう、ボートで気の済むまで浮かんでいても、何も文句を言わないような・・・
仕事ではよく長野に行った。白樺辺りだ。
そこには緑豊かな牧場や、緩やかな尾根、そして湖がある。
その代表的なのが白樺湖と女神湖だ。
女神湖が人造湖だと聞いた時には、そんなにショックは受けなかったが白樺湖が人造湖だと聞いた時には100年の恋も冷めるようなショックを受けた。
白樺湖はもともとは農業用水のために造られたため池だそうだ。
ゆきたんくがショックを受けたのは、観光客を呼び寄せるための、そう現在のようなリゾート地にするための観光開発の1つだと思っていた。実際、ホテル、美術館、スキー場、公立学校の林間学園、ドライブにもってこいのビーナスラインと駒は揃っている。
そのために造られた湖であれば自然破壊も甚だしいからである。
しかし、生活の糧を得るためのものであったのならば気持ちも変わるものだ。
結果としてリゾート地になったのも、頷けないではない。
実際にゆきたんくもここの景色を気に入っているからだ。
そして嬉しいことに農業用水としても現役だという。
白鳥ボートの浮かぶ白樺湖
女神湖は白樺湖の北東約4kmの所にあった赤沼平という沼地を整備して造った湖だ。白樺湖はもともと高層湿原を湖にしたものだから、この女神湖の方が自然の湖に近いと言っていいのだと思う。昭和41年に農業用水池として整備されたそうだから、ここも人々の糧のために開発されたのだ。
駐車場からみた女神湖全景
物を言うためには、歴史的背景をしっかり捉えておくことが重要なことを再認識した次第だ。
100年の恋?
白樺湖がゆきたんくに思われていても、何とも思わないだろうなぁ。