沖縄2日目、最初の探索は牧港テラブのガマだ。
その地名の由来が面白い。
題名には牧港を「まきみなと」と書いたが、別の読み方では「まちなと」と言う。
これは、「源為朝と妻思乙・息子尊敦が別れた地であるとされ、妻子が為朝の帰りを待ち続けた海岸が人々に待ち港(まちみなと、まちなと)と呼ばれるようになった。」そうだ。
そして、今回取材した、牧港テラブのガマは妻子が為朝を待った場所だという言い伝えがあるそうだ。
まあ、伝説だからなぁ。
これが牧港テラブのガマ入り口。 → Map
これだけ見ると、なんとなく不気味だが場所は街中で寂しい所ではない。
昨日チビチリ、シムクを見ているのでそのコントラストに驚いてしまう。
写真につけてある「Map」のリンクをクリックしていただければ一目瞭然である。
そして、入り口は階段を降りるのだがその手前には
ちゃんと標柱がある。
解説だ。源為朝説について書かれている。
中に入っても良さそうである。
昨日のチビチリガマのように、遺骨が残されて遺族からは墓の扱いを受けている場所もあるが、ここは違うようだ。
そして、この看板を見て確信した。
これを見て良い場所なのである。
さて看板に書かれている線香はわかる。
ウチカビのことを知らなかったのである。
帰宅後調べた。
あちらの世界で使うお金のことで、「ウチカビ」という紙銭をお供えするそうだ。
確かにここに置かれていたらたまってしまうなあ。
中は少し暖かい。
先日は行ったシムクガマもそうだった。
冬が暖かくて、夏は涼しく感じることが理解できた。
ここで暮らした方々の祭具だろうか。
生活に使った壺だろうか。
ゆきたんくである。
友人は中まで入って良い写真を撮っていた。
ゆきたんくは閉所・高所・暗所恐怖症である。
ここまでが限界。
ベトナムのクチ・トンネルを断念したことを思い出した。
どこまでも臆病である。