のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

揺れと確信

2010年04月16日 09時29分44秒 | 舞台、とか 音楽、とか。
少し前に考え込んだこと
初めから作品を「複数回観る」という事への不安。

4月。
1日から通い詰めた渋谷シアターコクーンで、完璧に粉砕された。
複数回チケット取っていたくせに、更にチケット追加してる、
「恐ろしく自制の効かない自分」ってのを改めて発見して・・・。
(この後行ってみようかと思ってた某舞台作品は行かれなくなりました・・とさ!)
さすがに遠征は絶対出来ないんだけれど、地方公演の日程をチェックしてみて、
「小松」は日曜日じゃないか?と、路線検索しちゃったし。
(飛行機使えばゆったり日帰りできるのですねー!!!小松は個人的にもお邪魔できたら嬉しい場所なんですけど・・・ね・・・)

今日の富山はもしかして「雪」か?と心配してみたりして。

そんな今の状況を思うとき、
あの日、とても迷って不安になったこと。考え込んだこと。
それは去年、とても贅沢な夏を過ごしたんだってことの反比例かな?と気付いた。

ある意味、昨夏に感じることのできた状態は、私にとってとても贅沢なことだったのだ
あれは、観劇の世界で、一度だけ味わえる、とても貴重な体験だったんだろうな、と。
舞台を観にいくこと自体が初めてで、作品の内容も(一応原作は読んだけれど)
難しい世界で。
私に馴染むことができるのか不安なまま足を踏み入れた世界。
そこで一気に、惹き込まれた瞬間と、その時押し寄せた様々な感情。
直に感じるってことはこういうことなのか、と初めて知った一瞬。

これは、たった1回だけ感じられることだったんだ。

だって。
今の私に舞台に対して「まっさら」は無いから。
観劇に対する不安も、少しは薄れて、いるから。
こと、「山本耕史」という人に関しては、もう「ゼロの状態」はありえないから。
現時点で3作品の舞台を観てきて、彼の演技で魅せられた数々のことを思ったら。
今回、微妙に揺れた自分の気持ちを吹き飛ばし、その思いに確実に答えてくれる姿を見せ付けられたら。
あの、体調等、様々に過酷な中でも、「舞台上の彼が最強だ」という言葉どおり、毎回全力で役として生き抜く姿を見せて貰ったら。

「山本耕史」という役者に関する限り、私にはもう「まっさら」は、ない。
それは否定的な感情じゃなくて、すごく前向きに、ない。

だったらそのまま素直に感じたらいいんだ。
間違いなく、この人なら毎回その場の一瞬を感じさせてくれるから。
それを信じられるから。

そして。
初めて行った1回目で打ちのめされて、更に行きたいと思う。
それは予定として組み込まれていても、感情としてちゃんと感じることができるのね。
なんか、もう少し、自分の感覚も信じてもいいのかな。
絶対的に信じられないのが自分自身の感覚っていう余裕の無さも、揺れた原因なのかもしれないな。

理屈じゃないー!!!

と、叫びたい。
理屈っぽい性格は直らないけど、でも理屈じゃない。

「感じること」
これからも沢山。

様々な場面で、様々な姿で。沢山、生きる姿を感じさせてほしい。

こころからそう思った。


地方公演、かあ。
飛行機、かあ。
(新婚旅行以来乗ったこと無いぞ。チケットってすぐ買えるのか??もワカラン・・・)


まだ、耕史@ジェイミーに巻き込まれた状態のまま、
もう会えない・・・とてつもなく大きな淋しさを覚えながら、
こんなことをつらつらと考える。

とりあえず、1つの区切りとして。
まとまらないけれど、1つの答えとして。


ラスト・ファイヴ・イヤーズ 地方公演の成功をここでも祈ってしまおう
コメント (4)
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