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2022年5月の読書 ぼろ鳶シリーズにド嵌り中

2022年06月02日 16時29分00秒 | ★★★毎月の読書まとめ
5月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1601
ナイス数:194

菩薩花 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)菩薩花 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
江戸に戻って息つく間もなく次の問題へ。その薄気味の悪いことが、日々真っ当に戦う人々の中からではなく、本当によかった。盲信。これほど怖いものはない。悲しく酷い事件は闇の中で腹だだしいが、それでもなんとか一旦は食い止められた?火喰鳥に子が生まれこの小さな手が更に彼を真の「誰も死なせない」火消しとしての立ち位置に立たせるのだろうな。思わず田沼意次を検索しつつ、さあ次巻へ。(本音を言えば幕閣とか政治に関わらないでほしいなぁなんて思っていてでもこの武家火消だとそれは無理なのも分かって…)
読了日:05月30日 著者:今村翔吾
鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
え?嘘でしょう?そうはならないでしょう?という微かな願いは打ち消され、辛い。それもまさかの火喰鳥、息子の、その、目の前で。キツかったなぁ。それでも温かく先を望める物語であることも変わらず目を離せない。本所の銕が鬼平になる第一歩。そして解決しない様々な懸案事項。火消しの物語なのに政治情勢まで絡まって一体この先どうなるのか。終章の夕暮れの親子に切なく温かい涙を感じながら先へ。
読了日:05月27日 著者:今村翔吾
九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)九紋龍 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
火付と盗賊。2つを同時に行うっていう事を考えたことがなかったな。火付盗賊改方というのはその2つを取り締まる部署であることも今更ながら思い知った。そしてここに登場する長谷川平蔵は、かの鬼平さんの父上であることも解説でわかりました。前置長いね。 お話は非常に面白く残酷だが華のあるもので地に足のついた運びで進む。それぞれの個性が更に確立して、そしてまた1人、立ち直る人物が現れる。とことん目が離せないものになりました。で。深雪殿とそして新之助が好きだ〜。他の方々もなんとも愛すべき個性。たまんないですね。
読了日:05月19日 著者:今村翔吾
夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
火事の際に鳴らす半鐘にこんな決まり事があったとは。一巻からあの闇は続いているのか、と思うと同時に、始まりよりも更に暗く汚れた闇に腹立たしい。孤軍奮闘に等しいようなぼろ鳶組の戦いに目を離せず夢中で読み、所々のほのぼのクスリっと笑える場面に一息つき、ラスト「府下の全ての火消しよ、立ち上がれ」に涙。 火喰鳥が父親になりこの先どうなっていくのか。闇はどう絡んでくるのか。気になりつつ先に進む。(新之助が某るろうにさんに重なって、深雪さんが素敵過ぎて、他の面々もそれぞれとても魅力的でやめられない。
読了日:05月04日 著者:今村翔吾

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