夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京郊外の調布市に60数年住んでいても、ときには未知の世界に私は驚きながら・・。

2011-01-18 17:34:28 | 定年後の思い
私は東京郊外の世田谷区と狛江市に隣接している調布市の片隅に住み、
年金生活の66歳の身であるが、結婚した5年間前後を除き、60年ばかり住んでいることになる。

私は1944(昭和19)年の秋に農家の三男坊として生を受け、
地元の小学校に入学したのは1951(昭和26)年の春であった。

この当時の情景は、京王腺の各駅の最寄には商店街はあったが、
5分ぐらい歩けば、
圧倒的に畑が広がり、そして田んぼも多く、竹林、雑木林が見られる情景であった。
ケヤキ、コナラ、クヌギをはじめ、イチョウ、ウメ、サクラ、モミジなど樹木が多く、
緑豊かな里の地であった。

そして、1955(昭和30)年の頃になると、都心のベットタウンに変貌しはじめて、
田畑、竹林、雑木林などが激減し、急速に住宅街となり、大きな団地も幾重にも完成し、住民も急増した。

このように急激に移り変わる状況に、ときおり私は戸惑ったりしていた。


私が定年退職後に散策したりしていると、
小学、中学校の通学路、駅の周辺などは、50年過ぎても、原風景を見いだすこともでき、
懐かしさの余り、あちらこちら歩き廻ったりしてきた。

しかし、脇道を歩き廻ると、新たなる最新の一戸建てが並ぶ住宅街、
或いは、大きなマンションに行き当たったりした。
そして、ときには小、中学時代の交友の少なかった同級生の実家が見えたりし、
ここだったのか、と私は微苦笑させられたりした。

私の少年期の1955(昭和30)年、調布町と神代町が合併して調布市となったのは、
もとより知っていて、通学した小、中学校の管轄下だった旧・神代町だった地域は、
殆ど知っているつもりであったが、
このような旅先の未知の世界を学ぶように、旧・神代町の街並みを歩き廻りながら、
知らなかったょ、と心の中で呟(つぶや)きながら、散策することもある。


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東京の郊外は、この時節は冬木立の冬麗(とうれい)の情景に、私は心を寄せて・・。

2011-01-18 08:52:08 | 定年後の思い
私は年金生活の高齢者2年生の66歳の身であるが、
東京郊外の調布市の片隅で、世田谷区と狛江市に隣接している処に住んでいる。

今朝、屋根、庭の黒土にわずかな霜が観られ、朝の陽射しが射しこんでいる。

庭に下り立ち、樹木を眺めながら、煙草を喫ったりしているが、
朝のひとときはマイナイ1度前後であり、何かしら凛とされる心情である。

冬晴れの日中となり、8度前後の暖かな冬晴れの陽射しにつつまれる中、
私は近くに流れる野川の川沿いにある遊歩道を散策するのが最適かしら、と微笑んでいる。


ここ一週間、白梅の純白の花が陽だまりの良い処は咲いたりし、
私は立ち止まり、見惚(みと)れたりし、
この川の両端にある遊歩道を独りで歩くのが、多かったのである。

川の水辺の近くには、鷺(サギ)、鴨(カモ)が数多く観られ、
そして鶺鴒(セキレイ)、椋鳥(ムクドリ)も飛来してきているが、
私は小鳥には興味がなく、陽射しを受けた川面、清冽な水の流れを見つめたり、
川辺の薄(すすき)などの冬枯れの情景に魅せられたりしている。

そして遊歩道を上流に向かい10分ばかり歩くと、
小公園となり30本前後の落葉樹は冬木立の景観を見せている。
この地域に古くからあるクヌギ、コナラの樹木が中核となっている・・。

ハクウンボク、ヒメシャラ、イヌシデ、ヤマボウシ、コブシなどの冬木立となして、
昼下がりの暖かな陽射しを受ける情景を見たりすると、
私は幼年期に農家の児として育てられたためか、心身和(なご)むのである。

私は足を止めて、木のベンチに座り、煙草を喫ながらしばらく見つめたりすることが多い・・。

そして付近の垣根の傍で赤い実の南天が陽射しを受け、
その脇に千両の赤い実も見られ、地表から福寿草の黄色の花がひっそりと咲いている。


帰宅すれば、玄関庭の外れにある白梅が咲きはじめ、早春の匂いを受けたりしている。

このように冬木立の眺めたり、光がきらめく空を眺めたりし、
古人から冬麗(とうれい)と称されている情景に、心を寄せている。


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