夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

新潟県の妙高地域の『唐辛子の雪さらし』情景を拝見し、私は幼年期の雪舞い降る情景を思い馳せ・・。

2011-01-29 18:04:05 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の高齢者の66歳の身であるが、
先ほど、ぼんやりと読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】を見ていたら、

《 新潟・妙高市で唐辛子の雪さらし、児童も体験 》

と題された記事を読みながら、掲載されている写真を眺めたりした・・。

無断であるが、この記事を転載させて頂く。

《・・
新潟県妙高市で、特産の香辛料「かんずり」造りのため、
原料の唐辛子を雪の上にさらす作業が本格化し、26日は地元の小学生も助っ人に加わった。

塩漬けにした唐辛子を3、4日雪上にさらすことで軟らかくなり、アクが抜けるという。
細かく砕いてこうじとユズ、塩を加え、3年間熟成させてまろやかな辛みに仕上げる。
地元では鍋ものや焼き鳥などに定番の薬味となっている。

この日は地場産業を学ぶため、同市立新井小学校の3年生約60人が作業を体験。
児童たちは、製造会社の指導を受けながら、唐辛子を丁寧にまいた。
井田理子さん(9)は
「初めてだったが、楽しかった」と話した。
作業は3月初旬まで続く。

(2011年1月26日17時25分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945713/news/20110126-OYT1T00500.htm
☆【YOMIURI ONLINE】《新潟・妙高市で唐辛子の雪さらし、児童も体験》☆


私は東京郊外の調布市で農家の三男坊として1944(昭和19)年に生を受け、
この時節、幼年期には雪が降ることが多かった。

この当時は駅前から少し外れると、田畑が圧倒的に広がり、雑木林、竹林などがあり、
その中の一角に宅地があり、人々の生活が営(いと)まれてきた・・。

祖父、父も健在であったので、程々広さのある田畑を耕して、
多忙期には小作人の手伝いを受けながらも農家をしていた。

この頃の時代は、冬の時節はよく雪が降ったりした。
多分、30センチ、厳しい時は50センチぐらいであった、と想いだしている。


今回、新潟県の妙高地域の『唐辛子の雪さらし』情景を拝見したが、
私の住む地域では、幼児の頃を思い馳せても記憶はないが、
唐辛子を現世で表現すると、
使い捨てのカイロのホカロンのように使用していたことが思い出された・・。

私が1952(昭和27)年は、小学1年の三学期であったが、
私は雪が降ると、いつものように木綿の薄い靴下であり、登校の時にはゴムの長靴を穿き、
靴の中に、冬の時節に限り稲藁(イネワラ)を敷いていたのであるが、
父の妹の叔母が、寒いからねぇ、と赤い唐辛子を三つぐらい入れくた。

そして番傘を差して登校した。

何時もの村道を避けて、真っ白になった畑の中を直進して、
徒歩15分程を歩いたりした。

ある時は風が吹き、雪にまみれながら登校し、学校に何とか着いた時は、
学友達の校門の付近でお互いの健闘をたたえながら、
『よく・・来られたなぁ・・』
とふざけあったりした。

こうした時、番傘は少し破れて、帰宅後、母、叔母たちに怒られたりした。

その後、小学校を卒業した1956(昭和32)年頃になると、
この地域は雪が降りそそいでも15センチぐらいとなり、降る回数も少なくなり、
ゴムの長靴の中は、藁(ワラ)を敷かなくなり、唐辛子も入れなくなった。
その代わりに、厚手の靴下などに変貌したのである。

恥ずかしながら、私は唐辛子は調味料よりも、
雪が降る寒いときのゴム長靴の中で、何故かしら暖かくなる不思議なものとして、
愛用していた記憶が鮮明なのである・・。


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我が故郷(ふるさと)、高齢者2年生の私は改めて学ぶには、歴史刊行物、郷土博物館・・!?

2011-01-29 09:49:03 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
1944(昭和19)年の秋に今住んでいる近くの実家で、
農家の三男坊として生を受けた。

私はこのサイトに於いては、私の幼年期から昨今まで、数多く綴ったりしているが
定年退職後、私の生まれる以前の昭和時代はもとより、
大正、明治時代の我が故郷の実態の情景、生活など知りたくなったりしている・・。


父は1953(昭和28)年に病死され、そして祖父も後を追うように1954(昭和29)年に死去し、
私としては小学生であったので、
この頃の情景はある程度は鮮明に残っている。

母は無念ながら13年前に他界したが、
私は敗戦前の昭和時代の頃の我が家の出来事はもとより、
周辺の移ろう情景なども聞いたり、教えられたりした。

この間も、親戚の叔父、叔母、近所の小父、小母さんなどに訊(たず)ねたり、
教示されたりしてきた。

そして、図書館などに行き、『郷土史』などを読んだりしてきたが、
つたない私は、この時代を鮮明に整理を出来なかったのである。

私は定年退職の2004(昭和16)年の秋が過ぎた頃から、
私の住む家は、調布市の片隅で世田谷区、狛江市に隣接している地域であるが、
数キロの周囲を散策したりし、過ぎ去った幼年期の頃までの情景に思いを馳せたりすることもある。


ときには数キロ近くに『蘆花公園』に行ったりしたりしていた。
正式名所は『蘆花恒春園』であるが、公園概要の解説には、
《・・
「不如帰」「自然と人生」「みみずのたはこと」などの名作で知られる明治・大正期の文豪、徳富蘆花(健次郎)と愛子夫人が、
後半生を過ごした住まいと庭、それに蘆花夫妻の墓地を中心とした旧邸地部分と
その周辺を買収してつくられました。

蘆花は明治40年2月まで、東京の青山高樹町に借家住まいをしていましたが、
土に親しむ生活を営むため、当時まだ草深かった千歳村粕谷の地に土地と家屋を求め、「恒春園」と称し、
昭和2年9月18日に逝去するまでの約20年間、晴耕雨読の生活を送りました。
・・】
と解説される。

そして作家の徳冨蘆花氏は数多くの随筆を遺されているが、
千歳村の粕谷(現在:世田谷区粕谷)の地に約20年間生活されていたので、
遅ればせながら、何かこの地域に関する随筆はと探した結果、
『みみずのたはこと』の作品を知り、読みながら、私の住む地域に近い明治後期から昭和初期の実情を学んだりした・・。

或いは私の住む近くに野川があり、この川沿いの遊歩道ほ下流に2キロぐらい向うと、
『次太夫掘公園』があり、2回ばかり訪れたりした。

解説書の言葉をお借りすれば、
《・・
世田谷の農村風景の典型的なイメージと昔ながらの小川を復元したのが次大夫堀公園。
公園名は小泉次大夫が昔この地域の用水を確保するために、作った堀の名にちなんでつけられました。
面積は約36000平方メートルで650メートルの水路を有し、
その水路に沿って、当時の古民家や水田(1400平方メートル)が配置されています。
水路や池には、コイ・メダカ・アメンボもたくさん生息しており、
コサギがきてドジョウをついばむ姿も見られます。

また水田では、毎年稲作が行われ、近所の保育園や小学生達による田植えや稲刈りが東京中央農協の協力のもと行われています。
(略)
・・》
そして、この中に『民家園』があり、
《・・
江戸時代後期の古民家と土蔵、納屋、消防小屋などを移築復元したのがこの民家園。
昔の世田谷の農家の暮らしをまるごと復元した・・
・・》

このようなところを散策しながら、多々学んできている。


私達夫婦の共通趣味のひとつとして、国内旅行であり、
地方の市内に滞在したりすると、私は郷土博物館、歴史館などを訪ねたりすることもある。

昨夜、ぼんやりと家内と旅のこぼれ話しを談笑していた時、
私は肝要の我が故郷の資料館を訪れたことに、気付かされたのである。
そして私は夜の10時過ぎから深夜にかけて、遅ればせながら調布市のホームページを開き、
調べながら読んだりした。

http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1176118848222/index.html
☆【調布市ホームページ】 調布市史刊行物のご案内 ☆

http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1176118850606/index.html
☆【調布市ホームページ】 郷土博物館 ☆

このふたつサイトを長らく読みながら、
今後は市の図書館の本館で、市史刊行物を読んだり、
或いは郷土博物館を訪ねてみようと深く思ったりしたのである。

私はB型の血液のなせる性格なのか解からないが、
ひとつに興味をいだくと、無我夢中となり、恋の場合は貴女しか視(み)えない、と幼年期からの悪い癖があり、
齢を重ねた今でも変わらない困った習性がある。

このようなつたない私は、今後は幾度も図書館、郷土博物館に出掛けたりすると思われ、
微苦笑をしたりしている。


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