夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

常識に縛られない自由な介護の時代、女性や嫁が行う時代は終焉、真摯に高齢者の私は学び、多々教示され・・。

2019-10-24 16:24:08 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ていたら、
『 女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながらささやかに過ごしている。

こうした中、こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなっている。

私が2004年(平成16年)の秋に定年後する直前に、 家内の父が病死され、
家内の母は我が家より遠い地で、独り住まいとなっている。

ここ数年は家内の母が『要介護3』となり、長女の家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

こうした事情で、我が家では私が『おひとりさま』の生活が加速されて、
私たち夫婦の年金生活の予定事項が定まることが少なくなり、少し困苦してきたことも事実となっている。

確か10数年前の頃だったと私は記憶しているが、
家内の母は、年金として月平均14万円前後で貯金を少しづつ崩しているが、
長生きを考えると心ぼそいわ、 とこのような意味合いの言葉を、長女の私の家内に言った。
そして私は家内から聞いて、毎月少し融資を受けられる『リバースモーゲージ』を本格的に調べたりした。

            

『リバースモーゲージ』は、老後資金がどうしても不足してしまう場合には、
自宅不動産を活用し、 自宅を担保にお金を借りて、慣れた自宅を手放さず、
死亡後に担保を売却して元本を返済する方法である。


まもなく家内は関係先に孤軍奮戦した結果、家内の母の住む市の社会福祉協議会より、
家内の母は、毎月3万円の融資を受けている。

家内の母は、家内に、お父さんの遺(のこ)された一戸建て・・私の老後で喰いつぶしてしまうけれど、
とこのような意味合いの言葉を家内に言った、と後日に私は家内から聞いた。

私は家内に結婚してまもない時に、 お義父(とう)さんとお義母(かあ)さんが築きあげてきた財産に関して、
どのようにお使いになっても、僕は関係ないょ・・と私は家内に言ってきた。


こうした私の根底には、私が結婚する時、
私の母から、 貴方はお嫁さんを貰う立場だから、奥さんの実家の財産をあてにするのは、最低の男だからねぇ、
と私は叱咤激励されたので、もとより家内の母のいつの日にかの遺産は、あてにしてこなかった。


やがて家内の母は、年金に毎月3万円頂くので助かるわ、と家内に言ったと、
と私は家内から聞いたりして、悦んだりした。 

このような家内の母の娘ふたりが介護している状況を見てきた私は、
今回の《・・女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を・・》、
少し気になり、こっそりと私は読んでしまった。

この記事は、介護作家・ブロガーの工藤広伸さんが、「40歳からの遠距離介護」を執筆中であるが、
この中の一部を抜粋された記事であり、公式サイトの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に2019年10月18日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・女性や嫁が行う時代は終焉・・・常識に縛られない自由な介護を

              

「ひと昔前までは、介護は女性がするもの、嫁が行うものという時代もありましたが、
現在、主な介護者の男性の割合は、4割に迫る勢いです。

厚労省が発表した『国民生活基礎調査』によると、
2016年の介護者全体に占める『子の配偶者(嫁や婿)』の割合は、
わずか9・7%しかいません。

つまり、嫁が介護をする時代は、もう終わっているのです」

 
ただし、介護をする中高年男性には、切実な特徴がある。


「自分ひとりで介護をしてしまい、孤独になりがち。
親族の介護の関わり方を考えない、介護離職をすると無職という負い目を感じやすい、
仕事のように介護をしてしまうなどの特徴もあります。

女性の場合は、周囲に相談する傾向がありますが、
男性は、ひとりで介護を抱え込み虐待に至るケースもある。

私は遠距離介護ということもあり、誰かに頼らざるを得ない環境ですので、
そうはなりにくいのですが、親族や兄弟姉妹に頼る場合には、気を付けなくてはならないこともあります」

配偶者や兄弟姉妹、親族がどんなタイプであるのかを見極める必要があるのだという。

              

「介護者は8つのタイプに分類することができます」

①無関心型=一切介護に興味がなく、介護放棄 

②お金解決型=経済的援助だけで手を動かさない

③口だけ型=口やかましいだけで何もしない

④同居型=距離が近いので時間が割ける

⑤お札振りかざし型=金にモノを言わせ、介入するものの介護はしない

⑥ボランティア型=経済的援助はできないが、介護はする

⑦サポーター型=お金も出す、介護もする、主介護者の方針に従う

⑧主介護型=すべてにおいて対応する主介護者タイプ


「こうやって見ると、『無関心型』も、かえってありがたいですね。
下手に口出しされれば、混乱を招くだけですから。

私の意見としては、『口だけ型』や『お札振りかざし型』の人を除いて、介護体制をつくればうまくいきます。
ヘルパーさんなど外部の手を借りる前に、まずは身内で役割分担をどうするかが先決。

身内がどのような状況なのか、どういうスタンスで臨むのかを把握できると、
在宅介護なのか、施設介護なのかが決まってきます。
私は主介護者を担当し、サポーター型の妹との連携で遠距離の在宅介護を行っています」

江戸時代には、男性家長の介護が当たり前で、むしろ女性が外で働いていたのだという。 

明治以降から女性が介護する時代に。
そして、平成に入ると再び男性介護者の割合が増えた。


「親や親族の世代は、なかなかこの時代の流れが理解できていない。
時代によって常識は大きく変化しているのに、古い価値観のままでは自分自身もつらいし、身動きがとれません。

これからの時代は、男性介護、女性介護のいい部分だけを吸収しながら、
常識に縛られない自由な介護を目指すべきだと思います」

そして遠隔機器やAIを活用しながら、遠距離介護という方法もある。・・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。   

                                

高齢者75歳の私は、今回の記事を真摯に学び、多々教示されたりした・・。

特に、《・・「介護者は8つのタイプに分類することができます」・・》を読みながら、
微苦笑を重ねたりした。

そして家内の母の介護に関しては、娘ふたりが奮闘して、
家内の母の生活費、医療・介護費は、原則として家内の母は捻出しているが、
何かと食品、衣服、備品などは、娘ふたりがプレゼントしているので、
《・・⑦サポーター型=お金も出す、介護もする、主介護者の方針に従う ・・》かしら、と私は微苦笑している。

そして家内の母の遺産は、『リバースモーゲージ』を活用しているので、
限りなく資産は、ゼロ円に近づいている。

こうした中、家内の母が介護・要になる前、
100歳まで生きたいわ、と娘の私の家内に呟(つぶや)いた、と後日に私は家内から聴いたりした。

やがて家内の母が100歳の時は、我が家の家内は80歳であり、まぎれもなく老々介護となり、
娘の私の家内が生きているとは限らないので、勘弁してよねぇ・・私は独り微苦笑を重ねたりした。

我が家は、子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
頼れる人もいなく、家内が難病に遭遇したり、介護になった時は、ときおり私は『おひとりさま』の体験をしているし、
掃除、洗濯も覚えたし、料理は初心者マークの範囲であるが、夫の責務として実施しょう、と決意を増している。
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