夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

たかが『老眼鏡』、されど『老眼鏡』、76歳の私なりのささやかな思い・・。

2021-01-22 09:43:16 | ささやかな古稀からの思い
は東京の調布市に住み、年金生活の76歳になる身で、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、過ぎし6年前の晩秋に白内障の手術を左眼、そして右眼の受けて、
内障の手術を左眼、そして右眼の受けて、
それまで酷い近眼の0.03であったが、手術後やがて1.0前後となったりした。

そして私は高校生よりメガネを愛用してきたが、メガネが55年ぶりに不要となり、
何かと酷い近眼で劣等感を感じてきた私は、人生観さえ変わったりした。

 

やがて半年前の頃から、私は読書が好きで本を読んだりする時、
メガネが不要で文庫本などを読んでいた時、
漢字の小さなふりがなの文字が、うっすらとボケでしまい、
あれ・・老眼になってしまったかなぁ、と思ったりした。


この後、平素の我が家の買物担当の私は、スーパーに行った時、
たまたま2階にある本を見ている横に、簡易な『老眼鏡』の無人売り場があり、
こっそりとこの中のひとつを選び、掛けたりした・・。

そして驚いたことには、記載されていた字が明確に見えて、
微苦笑して、私も『老眼鏡』が必要な齢になってしまったかしら、
と微苦笑をしたりした。



もっとも家内は結婚した当初は、1.8ぐらいの抜群に良い視力であったが、
50歳近くになった時、『老眼鏡』を買い求めて私はメガネ屋に同行した。

もとよりこの当時の私は、酷い近眼で長年メガネには苦労してきたので、
レンズとフレームなどは知識が豊富となり、
家内は初めてのメガネで、フレームは軽い要望だったので、
チタンとプラスチックの合わせた高価な品を選定したりした。



やがて私が3カ月前に、駅前の商店街にある時計屋さんに寄り、
腕時計の銀電池を替えを依頼している中、
私は近くにある小さなメガネ・コーナーの売り場の中で、
『老眼鏡』も5種類ぐらいあったりした・・。

そして私は、この中のひとつを選び掛けたりしていると、
販売員のひとりが、私に近寄り、新聞を手渡し、
私は『老眼鏡』を掛けて、新聞を読み、明確に読めて微笑んだりした・・。

この後、私はお値段を訊いたら、
『既製品ですので・・御廉(おや)くして、3000円です』
と販売員は私に微笑みながら応(こた)えたりした。

私は白内障の手術をするまでには、高校生より55年間メガネを必要で、
酷い近眼であったので、レンズ、フレームの選定も限られ、
やむなく程々の高価なメガネとなってきたので、
余りに廉(やす)く驚きながら、生まれて初めての『老眼鏡』を買い求めたりしてきた。



しかしながら私は帽子などは、3Lサイズの大きな頭、顔立ちの為か、
この『老眼鏡』は鼻に当たる部分、耳に掛ける部分に窮屈となり、
軽い痛みを感じるようになったりした。



そして3日前、メガネ専門店に行き、適合するレンズ、フレームを選定した。

結果的には、パソコンなどで椅子に座っている時は、
生れて初めての軽いプラスチック製のフレームとした。



そしてソファとか布団に横たわっている時、丈夫なチタン製のフレームとして、
鼻の部分は特注の鼻パットとした。



恥ずかしながらお値段は、それぞれ3000円(税抜き)で、特注の鼻パットは3000円(税抜き)となり
一万円たらずで買い求め、年金生活の私には限りなくやさしいよねぇ、
と微笑んだりした。

結果的に、たかが『老眼鏡』、されど『老眼鏡』、
やはりメガネの専門店で、視力、レンズ、フレームの選定、調整など、
改めてノウハウを秘めた所で相談しながら、購入することを深く体験させられたりした。

コメント
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