その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

捨てる神あれば拾う神あり

2021-09-05 09:41:44 | 転職

水路は水源まで延々と続くのである^^;

日頃からお世話になっている『清二さん』の依頼で、早朝から「有償ボランティア」(どこかの社長さんが福祉にボランティアを活用してなんて言っていたけれど、「自発的な」という意味はあっても必ずしも「無償」とは限らないのだよ!)耕作者だけでは担いきれない水路の草刈り作業であります。田舎の水路は総てが鉄コン水路とは限らないし、除草剤も活用しているけれど、根まで枯らせば水路が崩れてしまうから、痛しかゆしでありますよ。誰のために維持管理するのか…第一義的には耕作者のためではありますが、ご覧の通り住宅が建ち、生活排水や道路、雨水排水機能も担っている公共性の高い水路ですからねぇ…。
『おやじぃ』たちの立場は「協力員」…この水路は、『おやじぃ』の田んぼにつながることはないのでありますが「困ったときはお互いさま」の精神で、もう五年ほど続けているだろうか。けれどね、住区や道路に面している水路には、空き缶にペットボトル、生活ごみが結構落ちてましてね…「捨てる神(紙)あれば、拾う神(紙)あり」というお題になった次第でありますよ。若い頃は、血気盛んな『オラだの農協青年部員』も七十前の『農協壮年(老年)部』でありますわ^^;


二時間ほどで終了…田んぼの中は各自が管理してますから

12名ほどの作業員の中で、実際の耕作者は6名位でしょうか?元々は農家の長男として、農作業には従事していたものの、代替わりして離農した者が半数…期せずして、農地が集まるところには集まったというのが今の現状かなぁ…。「米農家は、持ってあと十年かなぁ?」…若い頃の『おやじぃ』の肌感覚でしたが、昭和ひと桁世代が80歳くらいまで頑張り続けたから(機械の大型化や除草剤の影響は大きい!)「あと十年、あと十年。」と言っている内に30年ほど経ってしまいましたよ。ならば「あと十年経ったなら?」…『オラだの農協壮年(老年)部員』も80歳手前でありますからねぇ^^; 後継者が居るのは四軒程度?「農地は集まる所に集まり、非効率な農地は捨て去られる(耕作放棄)に違いない。」…「皆さん!これでよろしいのでしょうか?」…『食料安全保障』なんて盛んに言われて来たけれど、ワクチン確保に右往左往したことを考えると甚だ怪しい限りでありますよ。
今年の米価は2,000円ほど値下げと言われておりますが、大規模農家にしてみれば、あっという間に200万円からの売り上げダウンですからねぇ。(オラのところは小規模だから赤字経営には変わりないけれど^^;)「嫌なら止めれば良いべぇ!」…その通りだわ。経営として成り立つ農家、組織だけが生き残る。常に強い者が勝つ!『農地を捨てる神(人)あれば拾う(神)人あり』そんなに悲観することないさぁ…って、本来のことわざと意味が違うような気もするが(笑)

コメント
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