犬はたった10年で同世代の仲間入り?
直売所でご婦人方に「オジサン!」と呼び掛けられ、抵抗なく受け入れる。自らも「オヤジはやだねぇ…。」なんて言わず「ジジィはやだねぇ…。」なんて口走る。(が、しか~し、「おジイちゃん!」なんて呼び止められたら烈火の如く怒るに違いない^^;)
「敬老会」もまたしかり、自らは未だに敬う立場であり、決して会場に招かれ敬われる立場ではないと思い込んでいる。「高年齢者」ではあるけれど「高齢者」までには、あと4年間の余裕がある…それも一時のことなのだけれど。そうそう、かつて「老人クラブ」などというものが集落にはあった。(今でも、連合会組織は存在しているようではあるけれど。)大元をたどれば、昭和38年に公布された「老人福祉法」にその設立根拠があるようなのだけれど、「老人クラブ」自体は概ね60歳以上の者に参加資格が与えられているらしい。そうである、いつの間にか「シルバー人材センター」の登録資格も「老人クラブ」への参加資格もしっかり与えられた世代の仲間入りをしているのでありますよ。長寿化とともに「老人」という括りの幅が、拡がったとも言える。我が親父でさえ、「まだ老人クラブ入りする年齢ではない。」と入会を断固拒否していたからなぁ^^; その息子もまた現役で働いているのだから「入会は拒否します!」もし、入会案内があったなら、そう答えるに違いない。(これが「老人クラブ」衰退の原因かも知れない^^;)
「生涯現役」も良いけれど…
「10代、20代…50代、60代以上」世に言う「意識調査」や「コロナ新規感染者数」もまた「60代以上」という一括り。総務省における65歳以上(いわゆる高齢者)の推計人口は29%に達したのであるから、60歳以上の人口は優に3割を超えた存在である。意欲も意識も一括りかい?と噛みつきたくなるお年頃の仲間入りなのである^^; 医療保険制度の世界では「前期高齢者」「後期高齢者」という括りも存在するのでありますが、若者にしてみれば「高年齢者」も「高齢者」も等しく見えるに違いない。
さて、政界を見渡せば、『長老』などと言われながらも、元気に暗躍する「後期高齢者」の多いことよ…自民党総裁立候補者の顔ぶれ、平均年齢をみても60歳代となっておりますからねぇ。(これでも、以前から見れば随分と若返ったものだとも思えますけれど^^;)しかし、子どもの頃に見た、60歳代の「おジィちゃん」たちは、顔に刻まれたシワも深く、着ている物も古びていて、確かに「年寄り」臭かった…これもまた、子どもの目から見た印象かなぁ?
昔、「女子校生の肌がきれいに見える。」と姉の友人(30代)がつぶやいたことがあるけれど、「30代だってまだまだでっせ^^;」と今は言える気もする。(決して、オヤジのスケベ心で言っている訳ではない。)まぁまぁ、失ってしまったものに恋々としても始まらない。「老人は、豊富な知識と経験を有する。(老人福祉法)」のだそうだから、今こそ社会に貢献を…政界では、足の引っ張り合いをしているようだから、今こそ経験を活かさなければ…なんてね(笑)