その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

命をいただき命をつなぐ

2021-09-13 06:31:53 | 転職

今夜のメニューは「ジンギスカン」

約一ヶ月近くも放置してしまった田んぼに出掛け、稲刈りに備えて草刈りをしました。今年は畑も田んぼも草まみれであります。果菜類の収穫作業に追われ、草刈り作業を蔑ろにしてきたツケである。前職の退職を決めた年に、疲れ果てて田んぼを放置し草まみれになってしまったとき以来でありますよ。(ただし、今年は最低限の管理だけはしているから、収量には影響しないとは思いますけれど^^;)「今年はキュウリ栽培に力を注いだ。」とか「果菜類の収穫に追われた。」はたまた、「夏の猛暑に体力が持たなかった。」etc.言い訳だけは色々と考え付くものでありますよ。
「春先のスナップエンドウに手ごたえを感じた。」とか「夏場のホワイトコーンはやはり人気が高かった。」「猛暑の中、潅水だけはして加工用ナンバンの収量が向上した。」と良かった部分だけを拾い上げて前向きに考えることにいたしましょう。(出来なかったことを拾い上げても落ち込むだけであるから…。)さて、問題は「米」でありますが、販売価格が低下することは決定事項…だから手抜きをしたという訳でもないのですが、決まった反別からは、ほぼ決まった収量しか期待出来ないのでありまして(まぁ、それが安定的な収入源となる訳ではありますけれど。)「籾肌」を見る限りにおいては、質は悪くないような気もしますが、はてさて、カメムシ害を防げたかどうかは「作って(籾摺り)」みないと分からない。被害が酷ければ「色選別機械」を使って(費用が掛かる^^;)等級を確保するだけですけれどね^^;


遠目には悪くないと思ってはいるのですが…

日々コツコツと作業をこなすこと…これが一番重要なのだと改めて気付かされた一年でありましたよ。(まだ3ヶ月残っているけれど^^;)伸び切った草はさらに労働時間を費やすだけだもの…。
そして、夕刻、恒例の『オジSUNず』の晩酌のお誘いが…山形県独自の「コロナ対策強化期間」にも関わらず、「いつもの面子で、四人以下だから…。」二回目のワクチン接種を終えたオジサンたちに行動変容を求められても、自分たちの行動には極端に甘いのでありますよ^^;
さて、おつまみは「ジンギスカン」…マトン(成羊肉)は概ね生後一年以上、ラム(仔羊肉)にいたっては生後一年未満のお肉である。食料は、並べられた時点で「物体(物質)」と認識しないと食べることがためらわれてしまう。「田んぼでアイガモでも飼育すれば…。」などという提案を受けても、『おやじぃ』は、恐らく一羽々々に名前を付けてしまうだろうから、「情」が湧いて食べる(殺す)ことなど出来ないだろうと思っている。(お肉を頂けば、あっさり食べてしまうのにねぇ^^;)
「感情」と「理性」…頭では十分理解していたとしても「嫌いなものは嫌い。」であり「好きなものは好き。」という感情だけは、どんなに説き諭したとしても変わるもんじゃない。他人と上手くやるというのは、どこかで自分を押し殺している部分があるということだとも思う。「生きづらさから逃れて、生きやすさ」を求めたはずなのであるから、サボってばかりもいられないなぁ…「食料」という名の下に、一年程度でお肉に変わった仔羊の命を頂いて、明日への活力という命をつないでいる。少なくても残さず美味しくいただかないとねぇ(笑)

コメント
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