遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

マリア・ルス号事件

2009-06-06 23:28:58 | my notice
 横浜開港150周年だからか、裁判員制度スタートのためか、マリア・ルス号事件をメディアで見聞きする機会が続きました。全く聞いたことがなかった話で、改めて明治維新の人々の偉大さに感心しました。  外務卿副島種臣が主役ですが、日本の裁判制度の父とも言われる同じ佐賀県出身の司法卿江藤新平は、ここでは抵抗勢力(原則を主張して、見て見ぬ態度)でした。副島も江藤も佐賀藩の英学校「致遠館」でフルベッキに英米法や各国の法制経済を学んだのだそうですが、人道上の判断を優先させ、ロシア皇帝による国際裁判でも圧倒的支持を得て勝利した副島の信念を貫く姿勢、世界の列強と日本との関係の国際感覚ある配慮は、今日の国内の政局優先で奔走する先生方には、爪のあかを煎じて飲ませてあげなくてはなりませんね。   . . . 本文を読む
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