中国の建国の指導者・毛沢東が1966年5月、全土に破壊と混乱をもたらした内乱・文化大革命を発動してから、50年になるのてすね。
78年末に小平氏が、文革の全面否定をかかげ改革開放を推進し、共産党は、文革を「内乱」と規定し、個人崇拝などを厳しく戒める「歴史決議」を採択。以後、胡耀邦、（江沢民）、胡錦濤と引き継がれてきました。そして、世界第二位のGDPを誇る大国にのし上がりました。
ところが、習近平が党書記となった今日、「改革開放前の歴史」の否定を禁じる衝撃的な指示をだしたのだそうです。そして、改革開放の思想的原動力となってきた文革否定の党内論議も、タブー視する空気が広がっているのだと。
そして、文革の反省から生まれた集団指導体制の影は薄く、習氏は重要ポストを独占し、個人崇拝復活の兆しさえ見せ始めている毛沢東時代への回帰指向。
習氏批判とみられる体制内の動きがしばしば表面化、「権力闘争が本格化するかもしれない」との見方も出始めたと指摘するのは、今朝の読売の記事。
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