東京都知事選を終え、9月の自民党総裁選をめぐる駆け引きが本格化してきた。石破茂元幹事長が、「非主流派」を代表するキングメーカーである菅義偉前首相に「リスペクト(敬意)」を表明すれば、若手有力候補の一人と目される小泉進次郎元環境相は「憲法改正への意欲」をにじませ、自民党から一部離反したとされる岩盤保守層にアピールした。非主流派の「ポスト岸田」候補は誰になるのか。夕刊フジが展望していました。
9月の自民党総裁選をめぐり、「非主流派」を代表するキングメーカーである菅義偉前首相に「リスペクト(敬意)」を表明するのは、世論調査で人気が高い石破元幹事長。
若手有力候補の一人と目される小泉進次郎元環境相は「憲法改正への意欲」をにじませ、自民党から一部離反したとされる岩盤保守層にアピールした。非主流派の「ポスト岸田」候補は誰になるのか。
「政策も政治手法も違うが、リスペクトしている」
石破氏は 8日、BS日テレの番組に出演し、第 2次安倍晋三政権で歴代最長の 7年 8カ月、官房長官を務めた菅氏について、こう語ったと、夕刊フジ。
菅氏といえば、岸田文雄政権と距離を置き、総裁選を見据えて「非主流派」を代表する立場にいるキーマンだ。6月には別の番組で「(石破氏は)期待できる方」と持ち上げており、今月 1日には武田良太元総務相を交えて会食もしている。石破氏としては、強力な後押しとなる菅氏に〝秋波〟を送ったかたちだと。
一方、進次郎氏は5日、川崎市内で開かれた党市連大会であいさつし、「自主憲法制定が、自民党ができたルーツと、安倍元首相が悲願としていた憲法改正を強調したのだそうです。
岸田政権を支えてきた「主流派」のキングメーカー、麻生太郎副総裁の言動も注目されるなか、党内政局はどうなるのか。
政治評論家の有馬晴海氏は「都知事選と同時に投開票された都議補選で自民党が惨敗し、『いよいよ岸田首相ではダメだ』という声が噴出している。ただ、明確に『岸田降ろし』を吹かす人物もいない。『ポスト岸田』として名前が挙がるのも、旧来の顔が知れた候補だ。
神奈川で、菅氏とも近いとされる河野太郎デジタル相は、麻生派所属とは衆知のこと。
6月26日夜、麻生太郎副総裁と会食し、9月の総裁選に立候補する意欲を伝えていたと、報道されていました。
河野氏、総裁選出馬に意欲 派閥会長の麻生氏へ伝達:東京新聞 TOKYO Web
読売新聞が 6月21~23日に行った全国世論調査で、次の自民党総裁にふさわしい政治家を聞いたところ、1位は石破茂・元幹事長の23%、2位は小泉進次郎・元環境相の15%と、トップ 2人は5月の前回調査と変わらず。3位は菅前首相の 8%で前回 6位から浮上し、4位は前回と同じ高市経済安全保障相で 7%だった。
まだまだ『岸田降ろし』は本格化していないのが現状だ」と指摘される有馬氏。
麻生さんと菅さんが強烈な綱引きを始めている。降って湧いた新顔の擁立話は、その延長線にあるといわれているのが、3年前に発足した第1次岸田政権で、初代経済安保相として初入閣を果たした旧二階派の小林鷹之氏。
「対立する菅さんが石破茂さん(元幹事長)や進次郎を擁立すれば、そこに岸田総理が乗り換える可能性も。となると、麻生さんらは非主流派に転落しかねません。麻生さんは、自派の大物で経済安全保障族を仕切る甘利明さん(元幹事長)を通じて、彼の子分の小林を一本釣りすることにした」のだと。
ポスト岸田に急浮上した「小林鷹之氏」って何者? “ほぼ無名”でも麻生氏が目を付けた納得の理由(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
未だ固まらないポスト岸田候補。要注目ですね。
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「ポスト岸田」のキーマン・菅義偉前首相が推すのは誰 石破氏は菅氏をリスペクト、進次郎氏は保守層に改憲アピール - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2024.7/9
東京都知事選を終え、9月の自民党総裁選をめぐる駆け引きが本格化してきた。石破茂元幹事長が、「非主流派」を代表するキングメーカーである菅義偉前首相に「リスペクト(敬意)」を表明すれば、若手有力候補の一人と目される小泉進次郎元環境相は「憲法改正への意欲」をにじませ、自民党から一部離反したとされる岩盤保守層にアピールした。非主流派の「ポスト岸田」候補は誰になるのか。
「政策も政治手法も違うが、リスペクトしている」
石破氏は 8日、BS日テレの番組に出演し、第 2次安倍晋三政権で歴代最長の 7年 8カ月、官房長官を務めた菅氏について、こう語った。
菅氏といえば、岸田文雄政権と距離を置き、総裁選を見据えて「非主流派」を代表する立場にいるキーマンだ。6月には別の番組で「(石破氏は)期待できる方」と持ち上げており、今月 1日には武田良太元総務相を交えて会食もしている。石破氏としては、強力な後押しとなる菅氏に〝秋波〟を送ったかたちだ。
一方、進次郎氏は5日、川崎市内で開かれた党市連大会であいさつし、「自主憲法制定が、自民党ができたルーツ。(党には)憲法改正に反対の人はいない」と述べ、安倍元首相が悲願としていた憲法改正を強調した。
あるベテラン議員は「それぞれの思惑で、普段は関心が薄い政策分野も含め、支持が期待される層へのアピールを強めている」と語る。
岸田政権を支えてきた「主流派」のキングメーカー、麻生太郎副総裁の言動も注目されるなか、党内政局はどうなるのか。
政治評論家の有馬晴海氏は「都知事選と同時に投開票された都議補選で自民党が惨敗し、『いよいよ岸田首相ではダメだ』という声が噴出している。ただ、明確に『岸田降ろし』を吹かす人物もいない。『ポスト岸田』として名前が挙がるのも、旧来の顔が知れた候補だ。次期衆院選に向けた劇的刷新を求める焦りのなか、まだまだ『岸田降ろし』は本格化していないのが現状だ」と指摘した。
東京都知事選を終え、9月の自民党総裁選をめぐる駆け引きが本格化してきた。石破茂元幹事長が、「非主流派」を代表するキングメーカーである菅義偉前首相に「リスペクト(敬意)」を表明すれば、若手有力候補の一人と目される小泉進次郎元環境相は「憲法改正への意欲」をにじませ、自民党から一部離反したとされる岩盤保守層にアピールした。非主流派の「ポスト岸田」候補は誰になるのか。
「政策も政治手法も違うが、リスペクトしている」
石破氏は 8日、BS日テレの番組に出演し、第 2次安倍晋三政権で歴代最長の 7年 8カ月、官房長官を務めた菅氏について、こう語った。
菅氏といえば、岸田文雄政権と距離を置き、総裁選を見据えて「非主流派」を代表する立場にいるキーマンだ。6月には別の番組で「(石破氏は)期待できる方」と持ち上げており、今月 1日には武田良太元総務相を交えて会食もしている。石破氏としては、強力な後押しとなる菅氏に〝秋波〟を送ったかたちだ。
一方、進次郎氏は5日、川崎市内で開かれた党市連大会であいさつし、「自主憲法制定が、自民党ができたルーツ。(党には)憲法改正に反対の人はいない」と述べ、安倍元首相が悲願としていた憲法改正を強調した。
あるベテラン議員は「それぞれの思惑で、普段は関心が薄い政策分野も含め、支持が期待される層へのアピールを強めている」と語る。
岸田政権を支えてきた「主流派」のキングメーカー、麻生太郎副総裁の言動も注目されるなか、党内政局はどうなるのか。
政治評論家の有馬晴海氏は「都知事選と同時に投開票された都議補選で自民党が惨敗し、『いよいよ岸田首相ではダメだ』という声が噴出している。ただ、明確に『岸田降ろし』を吹かす人物もいない。『ポスト岸田』として名前が挙がるのも、旧来の顔が知れた候補だ。次期衆院選に向けた劇的刷新を求める焦りのなか、まだまだ『岸田降ろし』は本格化していないのが現状だ」と指摘した。
9月の自民党総裁選をめぐり、「非主流派」を代表するキングメーカーである菅義偉前首相に「リスペクト(敬意)」を表明するのは、世論調査で人気が高い石破元幹事長。
若手有力候補の一人と目される小泉進次郎元環境相は「憲法改正への意欲」をにじませ、自民党から一部離反したとされる岩盤保守層にアピールした。非主流派の「ポスト岸田」候補は誰になるのか。
「政策も政治手法も違うが、リスペクトしている」
石破氏は 8日、BS日テレの番組に出演し、第 2次安倍晋三政権で歴代最長の 7年 8カ月、官房長官を務めた菅氏について、こう語ったと、夕刊フジ。
菅氏といえば、岸田文雄政権と距離を置き、総裁選を見据えて「非主流派」を代表する立場にいるキーマンだ。6月には別の番組で「(石破氏は)期待できる方」と持ち上げており、今月 1日には武田良太元総務相を交えて会食もしている。石破氏としては、強力な後押しとなる菅氏に〝秋波〟を送ったかたちだと。
一方、進次郎氏は5日、川崎市内で開かれた党市連大会であいさつし、「自主憲法制定が、自民党ができたルーツと、安倍元首相が悲願としていた憲法改正を強調したのだそうです。
岸田政権を支えてきた「主流派」のキングメーカー、麻生太郎副総裁の言動も注目されるなか、党内政局はどうなるのか。
政治評論家の有馬晴海氏は「都知事選と同時に投開票された都議補選で自民党が惨敗し、『いよいよ岸田首相ではダメだ』という声が噴出している。ただ、明確に『岸田降ろし』を吹かす人物もいない。『ポスト岸田』として名前が挙がるのも、旧来の顔が知れた候補だ。
神奈川で、菅氏とも近いとされる河野太郎デジタル相は、麻生派所属とは衆知のこと。
6月26日夜、麻生太郎副総裁と会食し、9月の総裁選に立候補する意欲を伝えていたと、報道されていました。
河野氏、総裁選出馬に意欲 派閥会長の麻生氏へ伝達:東京新聞 TOKYO Web
読売新聞が 6月21~23日に行った全国世論調査で、次の自民党総裁にふさわしい政治家を聞いたところ、1位は石破茂・元幹事長の23%、2位は小泉進次郎・元環境相の15%と、トップ 2人は5月の前回調査と変わらず。3位は菅前首相の 8%で前回 6位から浮上し、4位は前回と同じ高市経済安全保障相で 7%だった。
まだまだ『岸田降ろし』は本格化していないのが現状だ」と指摘される有馬氏。
麻生さんと菅さんが強烈な綱引きを始めている。降って湧いた新顔の擁立話は、その延長線にあるといわれているのが、3年前に発足した第1次岸田政権で、初代経済安保相として初入閣を果たした旧二階派の小林鷹之氏。
「対立する菅さんが石破茂さん(元幹事長)や進次郎を擁立すれば、そこに岸田総理が乗り換える可能性も。となると、麻生さんらは非主流派に転落しかねません。麻生さんは、自派の大物で経済安全保障族を仕切る甘利明さん(元幹事長)を通じて、彼の子分の小林を一本釣りすることにした」のだと。
ポスト岸田に急浮上した「小林鷹之氏」って何者? “ほぼ無名”でも麻生氏が目を付けた納得の理由(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
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