
農業改革の具体的手法の一つに、植物工場が注目されて久しいのですが、普及がようやく進み始めているのだそうですね。
1957年にスプラウトの一貫生産を行ったデンマークのクリステンセン農場が植物工場の起源だと言われているのだそうですが、日本で注目を浴び始めたのは、2008年に農水省と経産省が共同で立ち上げた「農商工連携植物工場ワーキンググループ」の発足によるところが大きいのだそうですね。
遊爺は、千葉大学で盛んに研究が進められているが、むしろ韓国などで導入が進んでいるという話を聞いたり、東日本大震災からの農業の復興に活用できるといった話題からでした。
植物工場は「輸出産業」になりうるのか---千葉大名誉教授・古在豊樹氏に聞く - 技術経営 - 日経テクノロジーオンライン
【新連載】日本農業「ハイテク再生」農業を儲かる産業に変えるこれが復活への重要命題|三輪泰史の日本農業「ハイテク再生」|ダイヤモンド・オンライン
飯館村 メガソーラで帰村準備 - 遊爺雑記帳

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1957年にスプラウトの一貫生産を行ったデンマークのクリステンセン農場が植物工場の起源だと言われているのだそうですが、日本で注目を浴び始めたのは、2008年に農水省と経産省が共同で立ち上げた「農商工連携植物工場ワーキンググループ」の発足によるところが大きいのだそうですね。
遊爺は、千葉大学で盛んに研究が進められているが、むしろ韓国などで導入が進んでいるという話を聞いたり、東日本大震災からの農業の復興に活用できるといった話題からでした。
植物工場は「輸出産業」になりうるのか---千葉大名誉教授・古在豊樹氏に聞く - 技術経営 - 日経テクノロジーオンライン
【新連載】日本農業「ハイテク再生」農業を儲かる産業に変えるこれが復活への重要命題|三輪泰史の日本農業「ハイテク再生」|ダイヤモンド・オンライン
飯館村 メガソーラで帰村準備 - 遊爺雑記帳
植物工場、普及に弾み ノウハウ輸出も :日本経済新聞
スーパーなどはカット野菜など規格化した商品を拡充している。植物工場は品質が安定しているため材料に使いやすい。統一メニューを全国的に展開する外食チェーンも同様だ。「通常の野菜と十分に勝負できる」(みらい生鮮統括部の野沢永光部長)と話す。
特定の成分を多く含む機能性野菜の生産にも向いている。植物工場はコストが高いため出荷価格も高め。通常の野菜が豊作で安くなれば競争力がなくなる。機能性野菜は価格を高めに設定でき採算を取りやすい。
青果物販売のドール(東京・千代田)は今夏、仙台市の工場で動脈硬化を抑えるとされるリコピン酸の豊富なトマトの生産を始める。村上農園(広島市)も細胞の老化を抑える効果があるとされる成分を含むブロッコリーの一種を生産している。
外部からの病害虫の被害を受けにくいため、安全性が売り物の無農薬野菜を生産しやすい。三菱樹脂は2009年に植物工場の事業に参入。子会社が千葉大学と共同開発した植物栽培システムを販売している。完全無農薬のほうれん草を通常栽培の5倍の年20回収穫できる。
工場や運営ノウハウの輸出の動きもある。グランパは16年に日揮と組んで植物工場を海外に建設。日揮が建設した野菜工場でグランパがレタスを生産。マレーシアやロシア、サウジアラビアにそれぞれ100ヘクタール程度の敷地を確保する計画。「葉物野菜が育たない厳しい環境の土地でニーズが高い」(グランパの阿部隆昭社長)という。
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植物工場
温度や光などの環境を自動制御した室内で、野菜などの植物を計画的に水耕栽培する施設。太陽光を使わないで栽培するタイプと、太陽光と人工光を併用するタイプに分かれる。
国などが補助金を出して普及を後押ししている。東日本大震災の後、津波による塩害や放射能汚染への懸念が残る中、復興の手法としても注目を集めている。
スーパーなどはカット野菜など規格化した商品を拡充している。植物工場は品質が安定しているため材料に使いやすい。統一メニューを全国的に展開する外食チェーンも同様だ。「通常の野菜と十分に勝負できる」(みらい生鮮統括部の野沢永光部長)と話す。
特定の成分を多く含む機能性野菜の生産にも向いている。植物工場はコストが高いため出荷価格も高め。通常の野菜が豊作で安くなれば競争力がなくなる。機能性野菜は価格を高めに設定でき採算を取りやすい。
青果物販売のドール(東京・千代田)は今夏、仙台市の工場で動脈硬化を抑えるとされるリコピン酸の豊富なトマトの生産を始める。村上農園(広島市)も細胞の老化を抑える効果があるとされる成分を含むブロッコリーの一種を生産している。
外部からの病害虫の被害を受けにくいため、安全性が売り物の無農薬野菜を生産しやすい。三菱樹脂は2009年に植物工場の事業に参入。子会社が千葉大学と共同開発した植物栽培システムを販売している。完全無農薬のほうれん草を通常栽培の5倍の年20回収穫できる。
工場や運営ノウハウの輸出の動きもある。グランパは16年に日揮と組んで植物工場を海外に建設。日揮が建設した野菜工場でグランパがレタスを生産。マレーシアやロシア、サウジアラビアにそれぞれ100ヘクタール程度の敷地を確保する計画。「葉物野菜が育たない厳しい環境の土地でニーズが高い」(グランパの阿部隆昭社長)という。
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植物工場
温度や光などの環境を自動制御した室内で、野菜などの植物を計画的に水耕栽培する施設。太陽光を使わないで栽培するタイプと、太陽光と人工光を併用するタイプに分かれる。
国などが補助金を出して普及を後押ししている。東日本大震災の後、津波による塩害や放射能汚染への懸念が残る中、復興の手法としても注目を集めている。
TPPでの日米交渉は、オバマ大統領の来日を期限としないと言っていましたが、ここへきて、日米両国で来日の成果とすべく交渉を詰めている様子ですね。
中間選挙を控えて、輸出拡大による雇用の増加を重要政策に掲げるオバマ大統領が実績が欲しいことと、NOを突き付けられた(青山繁治氏談)と言われる安倍首相が失点を回復させたいのかは定かではありませんが、来日直前になってバタバタしています。
既にレームダック化しつつあるオバマ大統領に、長期安定政権の座にある(最近ほころびが散見されますが)安倍首相が、国益を損なって擦り寄る必要はさらさらなく、日豪他、各国との交渉でかためていけばよいので、米国の都合に従う必要はないのですが。
話が横道に逸れました。TPPの進展に係らず、日本の農業改革が必要であることは、農業従事者の老齢化と就労人口減の危機的状況から、対策が急がれていることは、諸兄がご承知のことです。
その具体的な方策の一つの農業工場が、新規参入企業の増加で進んでいるニュースに接し、少し安堵しました。
更なる普及への、規制改革が進められることを願っています。
余談で、ここでは詳しく触れませんが、農業改革の柱の、規制改革と農協改革で、農協改革も進められていることも、歓迎すべきことですね。兼業農家救済中心から、専業農家の体質強化への諸策が進められる方向は、農業を担う方々への本命政策であり、歓迎される方向だと、支持します。
農協は組織と発想を根本から変えよ :日本経済新聞
# 冒頭の画像は、千葉大学柏の葉キャンパスにある植物工場

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