米大統領選では共和党のトランプ旋風が勢いを増すばかりの様相ですね。ブッシュ氏が離脱したことで、保守本流の支持がルビオ氏に集約することが見込まれますが、ネバダ州ではトランプ氏が圧勝し3連勝を飾っています。
トランプ氏の日本叩きは当初から明らかでしたが、民主党のヒラリー・クリントン氏も、TPP反対に転向したことは知られていましたが、加えて日本叩きを始めた様です。
民主党、共和党のトップを走る両候補がこぞって日本叩きをしている事態になっています。
このままでは、次期米国大統領は、日本叩きの大統領が誕生することになってしまいます。
国務長官時代に、当時のふがいない日本の民主党政権にも関わらず、米国政府要人として初めて「尖閣諸島は日米同盟の対象」と明言し、日米安保のゆるぎない絆を中国にけん制したクリントン氏でしたが、自らの身から出た錆で苦戦する大統領候補選では、恥も外聞もないポピュリズムぶりです。
苦戦が続くクリントン氏ですが、民主党の大統領候補になれそうな情勢ですね。
一方の共和党は、このままトランプ旋風の勢いが続くのでしょうか。トランプ氏本人も「評論家は私たちがこんなに勝つとは予想していなかったが、勝って勝って勝ちまくっている。」と認めている様に、いつかは失速すると言われ続けてきましたが、失速どころか勢いを増している気配です。ブッシュ氏の撤退で、ルビオ氏に共和党主流派の票が集約されることが期待されますが、その初戦となったネバダ州の結果はトランプ氏の圧勝でした。
遊爺は、当初から知日派で主流派のルビオ氏に期待していましたが、クリントン、トランプの両氏が日本叩きを公約に挙げている今、ますますルビオ氏の勝利を願わずにはいられません。
エスタブリッシュメント(主流派)に対する反感、現状に対する有権者の「怒り」と「不満」だけで政権を選択すれば、米国流アラブの春(選択後大混乱)か、民主党政権誕生で沈没しかけた日本と同様の事態を招くことになります。
日本を叩いて、アジアでの主導権が握れるのか。米国の国民の方々の良識に期待するしかないのですが。。
この花の名前は、カリガネソウ
↓よろしかったら、お願いします。
トランプ氏の日本叩きは当初から明らかでしたが、民主党のヒラリー・クリントン氏も、TPP反対に転向したことは知られていましたが、加えて日本叩きを始めた様です。
民主党、共和党のトップを走る両候補がこぞって日本叩きをしている事態になっています。
このままでは、次期米国大統領は、日本叩きの大統領が誕生することになってしまいます。
【米大統領選】なぜ人気?トランプ氏 指名争い3連勝 切り札は「主流派への反感」「現状への怒り」 - 産経ニュース
米大統領選の共和党候補指名争いで不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がネバダ州党員集会も制し、3連勝した。トランプ氏を止められる存在は穏健保守のマルコ・ルビオ上院議員(44)に絞られつつあるが、エスタブリッシュメント(主流派)に対する反感をあおる手法でトランプ氏は雪だるまのように支持を膨らませている。(ラスベガス 加納宏幸)
トランプ氏は23日夜、カジノが並ぶラスベガスの目抜き通りのホテルで勝利を宣言した。
「評論家は私たちがこんなに勝つとは予想していなかったが、勝って勝って勝ちまくっている。この国も勝ち始める」
会場は熱狂の渦に包まれ、トランプ氏が口を開くたびに歓声が起こった。支持者からの「トランプ! トランプ!」「USA! USA!」といった掛け声で、トランプ氏は何度か演説を中断した。
初戦のアイオワ州をテッド・クルーズ上院議員(45)に奪われた後のトランプ氏の勢いはとどまるところを知らない。その原動力は現状に対する有権者の「怒り」と「不満」だ。
党員集会の会場でのCNN調査によると、連邦政府への怒りを感じている有権者の49%がトランプ氏に投票すると回答し、2位のクルーズ氏(25%)を大きく上回った。不満を抱いていると答えた層でも43%がトランプ氏を支持していた。
トランプ氏の矛先は、後手に回ったイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)対策、不法移民の取締の手ぬるさ、自由貿易の推進による雇用創出といったオバマ大統領の政策が中心だ。加えて、オバマ政権に「失政」を許している共和党の議会指導部や主流派の大統領候補にも矛先は向かう。党の亀裂を深める言動で自らへの支持を高めている格好だ。
ルビオ氏は逆に、同じ穏健保守のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が撤退したことを受け、トランプ氏に抵抗して党の統一を図る存在になろうとしている。
「党を成長させ、戦いに勝つ」。ルビオ氏は23日の集会でこう語った。CNN調査ではここ数日でルビオ氏への支持を決めた有権者が多く、ブッシュ氏撤退の効果とみられる。投票に当たり「勝てる候補」を選ぶと答えた24%のうち、過半数の51%がルビオ氏を支持。当選可能性を重視する有権者がルビオ氏を志向していることも分かった。
しかし、共和党支持者はトランプ氏を追うルビオ、クルーズ両氏に物足りなさを感じているようだ。
トランプ氏の集会に参加した男性(43)は「クルーズ氏にも当選当初は期待したが、ワシントンでエスタブリッシュメントになってしまった」と語った。別の50代の男性は「民主党のクリントン前国務長官を破る強さがあるのはトランプ氏だけ」と述べた。
クルーズ氏はオバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)などで共和党の議会指導部にも抵抗してきた「非主流」のスタンスを売りにしてきたものの、CNN調査では非主流であることを理由にした支持は71%がトランプ氏に向かい、2位のクルーズ氏は15%しか得られていなかった。
この潮流が続けば、トランプ氏が3月1日のスーパーチューズデーで一気に勝負を決める可能性もある。トランプ氏は勝利宣言で「これからは素晴らしい2か月になる。正直、2か月もかからないかもしれないけどな」と述べた。
米大統領選の共和党候補指名争いで不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がネバダ州党員集会も制し、3連勝した。トランプ氏を止められる存在は穏健保守のマルコ・ルビオ上院議員(44)に絞られつつあるが、エスタブリッシュメント(主流派)に対する反感をあおる手法でトランプ氏は雪だるまのように支持を膨らませている。(ラスベガス 加納宏幸)
トランプ氏は23日夜、カジノが並ぶラスベガスの目抜き通りのホテルで勝利を宣言した。
「評論家は私たちがこんなに勝つとは予想していなかったが、勝って勝って勝ちまくっている。この国も勝ち始める」
会場は熱狂の渦に包まれ、トランプ氏が口を開くたびに歓声が起こった。支持者からの「トランプ! トランプ!」「USA! USA!」といった掛け声で、トランプ氏は何度か演説を中断した。
初戦のアイオワ州をテッド・クルーズ上院議員(45)に奪われた後のトランプ氏の勢いはとどまるところを知らない。その原動力は現状に対する有権者の「怒り」と「不満」だ。
党員集会の会場でのCNN調査によると、連邦政府への怒りを感じている有権者の49%がトランプ氏に投票すると回答し、2位のクルーズ氏(25%)を大きく上回った。不満を抱いていると答えた層でも43%がトランプ氏を支持していた。
トランプ氏の矛先は、後手に回ったイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)対策、不法移民の取締の手ぬるさ、自由貿易の推進による雇用創出といったオバマ大統領の政策が中心だ。加えて、オバマ政権に「失政」を許している共和党の議会指導部や主流派の大統領候補にも矛先は向かう。党の亀裂を深める言動で自らへの支持を高めている格好だ。
ルビオ氏は逆に、同じ穏健保守のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が撤退したことを受け、トランプ氏に抵抗して党の統一を図る存在になろうとしている。
「党を成長させ、戦いに勝つ」。ルビオ氏は23日の集会でこう語った。CNN調査ではここ数日でルビオ氏への支持を決めた有権者が多く、ブッシュ氏撤退の効果とみられる。投票に当たり「勝てる候補」を選ぶと答えた24%のうち、過半数の51%がルビオ氏を支持。当選可能性を重視する有権者がルビオ氏を志向していることも分かった。
しかし、共和党支持者はトランプ氏を追うルビオ、クルーズ両氏に物足りなさを感じているようだ。
トランプ氏の集会に参加した男性(43)は「クルーズ氏にも当選当初は期待したが、ワシントンでエスタブリッシュメントになってしまった」と語った。別の50代の男性は「民主党のクリントン前国務長官を破る強さがあるのはトランプ氏だけ」と述べた。
クルーズ氏はオバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)などで共和党の議会指導部にも抵抗してきた「非主流」のスタンスを売りにしてきたものの、CNN調査では非主流であることを理由にした支持は71%がトランプ氏に向かい、2位のクルーズ氏は15%しか得られていなかった。
この潮流が続けば、トランプ氏が3月1日のスーパーチューズデーで一気に勝負を決める可能性もある。トランプ氏は勝利宣言で「これからは素晴らしい2か月になる。正直、2か月もかからないかもしれないけどな」と述べた。
国務長官時代に、当時のふがいない日本の民主党政権にも関わらず、米国政府要人として初めて「尖閣諸島は日米同盟の対象」と明言し、日米安保のゆるぎない絆を中国にけん制したクリントン氏でしたが、自らの身から出た錆で苦戦する大統領候補選では、恥も外聞もないポピュリズムぶりです。
クリントン氏「TPPに反対 日本は円安を誘導」 NHKニュース
アメリカ大統領選挙に向けて民主党から立候補しているクリントン前国務長官はTPP=環太平洋パートナーシップ協定について反対だと明言するとともに、日本が輸出を有利にするため円安を誘導していると批判し、対抗措置を取る考えを示しました。
ことし11月に行われる大統領選挙に向けて与党・民主党から立候補しているヒラリー・クリントン前国務長官はアメリカの地方紙に寄稿しました。
この中で、TPPについて、クリントン氏は「いかなる貿易協定にも高い水準を設けなければならない。雇用を創出し、賃金を上げ、安全保障を促進するなら賛成するが、TPPはそれらを満たさなかったため反対だ」と明言しました。
また、「中国や日本、それにほかのアジアの国々は通貨の価値を下げることで意図的に商品を安くしてきた」として日本が輸出を有利にするため円安を誘導しているなどと批判しました。そのうえで「私はこうした不正行為とたたかうつもりだ。厳しい監視だけでなく、関税など効果的な措置をとる必要がある」として大統領に当選した場合、対抗措置を取る考えを示しました。
クリントン氏は民主党の候補者選びでサンダース上院議員と争っていて、アメリカ経済を守るという決意を強調することで、労働組合などからの支持拡大をはかるねらいがあるものとみられます。
アメリカ大統領選挙に向けて民主党から立候補しているクリントン前国務長官はTPP=環太平洋パートナーシップ協定について反対だと明言するとともに、日本が輸出を有利にするため円安を誘導していると批判し、対抗措置を取る考えを示しました。
ことし11月に行われる大統領選挙に向けて与党・民主党から立候補しているヒラリー・クリントン前国務長官はアメリカの地方紙に寄稿しました。
この中で、TPPについて、クリントン氏は「いかなる貿易協定にも高い水準を設けなければならない。雇用を創出し、賃金を上げ、安全保障を促進するなら賛成するが、TPPはそれらを満たさなかったため反対だ」と明言しました。
また、「中国や日本、それにほかのアジアの国々は通貨の価値を下げることで意図的に商品を安くしてきた」として日本が輸出を有利にするため円安を誘導しているなどと批判しました。そのうえで「私はこうした不正行為とたたかうつもりだ。厳しい監視だけでなく、関税など効果的な措置をとる必要がある」として大統領に当選した場合、対抗措置を取る考えを示しました。
クリントン氏は民主党の候補者選びでサンダース上院議員と争っていて、アメリカ経済を守るという決意を強調することで、労働組合などからの支持拡大をはかるねらいがあるものとみられます。
苦戦が続くクリントン氏ですが、民主党の大統領候補になれそうな情勢ですね。
一方の共和党は、このままトランプ旋風の勢いが続くのでしょうか。トランプ氏本人も「評論家は私たちがこんなに勝つとは予想していなかったが、勝って勝って勝ちまくっている。」と認めている様に、いつかは失速すると言われ続けてきましたが、失速どころか勢いを増している気配です。ブッシュ氏の撤退で、ルビオ氏に共和党主流派の票が集約されることが期待されますが、その初戦となったネバダ州の結果はトランプ氏の圧勝でした。
遊爺は、当初から知日派で主流派のルビオ氏に期待していましたが、クリントン、トランプの両氏が日本叩きを公約に挙げている今、ますますルビオ氏の勝利を願わずにはいられません。
エスタブリッシュメント(主流派)に対する反感、現状に対する有権者の「怒り」と「不満」だけで政権を選択すれば、米国流アラブの春(選択後大混乱)か、民主党政権誕生で沈没しかけた日本と同様の事態を招くことになります。
日本を叩いて、アジアでの主導権が握れるのか。米国の国民の方々の良識に期待するしかないのですが。。
この花の名前は、カリガネソウ
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