遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

韓国の竹島周辺「海流調査」

2006-06-24 19:24:59 | 竹島
日本海の、韓国による海底地名変更提案は、4月に日韓外務次官会談で、韓国が名称提案を見送り、日本も調査を中止することで合意していましたが、韓国はここは約束を守って提案を見送ったそうです。
 韓国からの提案なく閉幕 海底地名小委員会 (共同通信) - goo ニュース

 しかし、見送っただけで、「海底地形名称小委員会」のメンバー入りを果たし、着実に目的達成に向け手を打っています。
 海底名称小委員会、韓国のメンバー入り決まる (読売新聞) - goo ニュース

 また、韓国外交通商省の秋圭昊(チュ・ギュホ)報道官は23日、韓国が7月に竹島(韓国名・独島)周辺で計画している海流調査について、「我々の基本的権利だ。調査計画は存在する」と述べ、予定に変更がないことを明らかにしたそうで、更に、韓国海洋警察庁の李承栽(イ・スンジェ)長官は同日、国会での報告で、同調査に関し、「韓国の調査船の活動に対し、日本の巡視船が妨害する場合には、護衛の艦艇や航空機を動員して排除する」と強硬策も辞さない方針を表明した りして、むしろ紛争を煽っています。
 韓国、竹島近海の海流調査計画に「変更なし」 (読売新聞) - goo ニュース

 これに先立ち、22日に盧武鉉大統領が、海洋警察関係者を招いた昼食会で「東海(日本海)での突発事態に対応できる程度の戦力を持つべきだ」と述べ、「静かな外交では問題解決に限界があり、正面対応せざるを得ない」と対日強硬姿勢を強調。「我々の領土を侵略するのが日本の意図だ」と指摘し、「日本がこのような行為を続ける限り、国際社会で指導的な国家にはなれない」と日本を批判し、盧武鉉大統領が煽っているのでした。
 NIKKEI NET:国際 ニュース/韓国大統領「突発事態に備えた戦力整備必要」・竹島問題で

 さすがに一国の大統領に相応しくない言動は、韓国国内でもひんしゅくをかっている様です。
 
 朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)
 【社説】大統領の「対日軍事防御論」、またいったい何の話か

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は22日、独島(日本名竹島)水域を守る海洋警察と会見し「日本の戦力は韓国より優れているが、韓国にも少なくとも日本が挑発できない程度の国防力はある。相手が挑発しようとした時に『利益より損することのほうが多いな』と思わせる程度の防御能力を備えることが重要だ」と話した。

 また大統領は「日本と戦って勝つ戦闘力ではなく、東海(日本海)で突発的な事態が起きたときに対応できる程度の戦闘力を備えて欲しい」と語った。

 大統領が韓国の海洋主権を守るために必要な軍事能力を強調することは間違ってはいない。しかしいくら内容が正しくても、大統領の発言は時と場所をわきまえ、慎重に表現を選んだものであるべきだ。

 韓国と日本との間に独島や歴史問題などをめぐるあつれきがあるのは確かだ。だからといって日本を韓国の「仮想敵国」であるかのように決めつけてもらっては困る。韓国の大統領が日本を仮想敵国とみなせば、日本はどのように対応し、その影響はどう広がっていくだろうか。

 日本とは、今も現に排他的経済水域(EEZ)の確定問題をめぐり外交交渉が進められている。独島にしろ、EEZにしろ、軍事的に解決できる問題ではなく、またそうなってはならない問題だ。

 だとしたら、いくら発言の相手が独島を守る警察であったとしても、大統領の発言にはそれなりの節度があるべきだった。「独島を守る軍事能力」を強調したいとしても、このような宣戦布告めいた宣言以外にいくらでも方法はある。


<中略>
 5年間の任期のうち3年が過ぎた時点になっても、まだ大統領に「発言に注意して欲しい」と頼まなければならない韓国民の境遇が情けない限りだ。

 軍事的に解決する課題ではなく、外交交渉で解決すべき問題との姿勢は、韓国に国際感覚の在ることを伺わせ、評価できる社説です。朝鮮日報は、他にも盧武鉉大統領の非常識さを嘆く記事を散見しますね。

 韓国の調査船が日本のEEZ内に入った場合、我が国は巡視船を出す事としていますが、23日に内閣官房、海上保安庁などの担当者が協議し、巡視船を出動させ、無線などを通じて中止を求めることや、外交ルートを通じて韓国政府に抗議することなどを確認したそうです。
 韓国の竹島周辺「海流調査」、政府が巡視船出動を検討 (読売新聞) - goo ニュース

 韓国調査船も、海洋警察(もしくは軍)の艦船が保護しながらのEEZ侵入調査となるのですから、無線で中止を求めても効果があるとは思えませんので、中止しないときの対応を確認されているのだと思いますが、東シナ海の中国も注目している日本の対応は、どのレベルまで実行するのでしょうか?
 違法侵入の漁船では、海洋警察の艦船と海上保安庁の巡視船がにらみ合いを続けたことがありましたが...。

 外交ルートというのは、米国の仲裁圧力を仰ぐと言うことなのでしょうが、国内の低下した人気回復の為に煽っている大統領が、米国との疎遠傾向の関係回復のため( FTA交渉では、先行して緊密な関係を造ろうとしていますが。)とかということで、話に乗ることを期待しているのでしょうか?

 いずれにしても、朝鮮日報ではないですが外交交渉で 7月までに解決を図らねばならないことであり、2国間は勿論、グローバルな外交ルートでの、最悪の事態回避を図っていかねばなりませんので、注目していかねばならない、東アジアの海の平和への影響が大きい問題です。
 マスコミや政府の、もっと大声での世界へ向けた韓国の無法さのアピールが望まれます。


 

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日本は国境を守れるか  竹島は日韓どちらのものか


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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TBありがとうございます (ken)
2006-06-25 08:34:47
TBありがとうございます。

本当に厄介な隣人を抱えてストレスの溜まる日々です。でもなんとか前向きに考えたいと思ってはいるのですが...

今後ともよろしくお願いします。
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厄介な隣人 (遊爺)
2006-06-25 17:09:18
 kenさん、コメントをありがとうございます。



 自分の人気を回復するための発言で、韓国の国際的信頼を失墜させ、答えとして国益を損ね国民に害をもたらす大統領がいる国は、矛先を向けられている我が国も迷惑を通り越してますね。

 中国の先棒を担がされて、代理の仕掛けをしているところまででは無いのだとは思いますが。

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