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フィリピンが領海侵略をする中国を、仲裁裁判所に提訴し、勝手な「九段線」を根拠とする中国の覇権拡大が否定されて、もう1年が経つのですね。
提訴したのはアキノ大統領時代でしたが、裁定が下された時は、ドゥテルテ大統領に代わっていました。選挙中は、自らが旗を立てに行くと豪語していたドゥテルテ大統領でしたが、就任後は、仲裁裁判所の裁定を紙屑と無視して二国間交渉に持ち込む中国に応じる姿勢に転じていることは諸兄がご承知の通りです。
ただ、流石にフィリピンの領海であることを放棄はしていません。しかし、札束外交の中国に揺さぶられているのが現状です。
南シナ海は、中東からの原油輸入など日本にとっては重要な海路の海です。中国にとっても同様ですが、更に地下資源の確保もありますが、重要なのは、AD/A2作戦で、米空母艦隊を牽制する対艦ミサイルを搭載する原子力潜水艦の勇躍を隠す深海の制海権を確保することでもあるのですね。
北朝鮮の核やミサイル開発を止めることを中国に依存したトランプ大統領ですが、習近平の動きの鈍さに、再び中国への圧力を強める方向に転じていますね。
トランプ政権 対中圧力強化に復帰? - 遊爺雑記帳
【スクープ最前線】「逃げ腰」習氏にトランプ氏激怒、北潰しプロのCIAが韓国で極秘工作 中朝工作員は突然「安倍潰し」活発化 - zakzak
しかし、中国の南シナ海での覇権拡大に最も効果的なけん制力を持ち、国際世論集結に向け掲げられるのは、国際法に則った、仲裁裁判所の「九段線」無効の裁定です。
ドゥテルテ大統領は、米国嫌いで中国接近姿勢を示していますが、安倍首相との関係も良好で、日本からの支援も受け入れています。
フィリピン支援に5年で1兆円 首相表明へ、地下鉄整備など :日本経済新聞
有意義に活用されていたフィリピン沿岸警備隊に供与の巡視船 | ODAジャーナリストのつぶやき | 国際協力・ODAについて - JICA
治安を確立したことが大統領戦勝利の一因でもあったドゥテルテ大統領。最近では、自称イスラム国系のテロの流入で悩まされていますね。
ドゥテルテ大統領がフィリピン南部に戒厳令 政府軍とイスラム過激組織の衝突で
日本がフィリピン国内のテロ対策に直接関与することは出来ないです。オバマ大統領時代のドゥテルテ大統領の対米姿勢が、トランプ大統領に交代後は、変化の兆しも見られます。
トランプVSドゥテルテ 電話会談後、米国とフィリピンの関係は改善するのか? - トランプ政権と日本・アジア 2017
中国に接近するドゥテルテ大統領も、中国に取り込まれることには警戒している様子でロシアにも接近するなど手を尽くしている様子です。
記事が結んでいる様に、フィリピンが中国に取り込まれないよう、日本の現状は軍事力の支援は困難なのですが、安倍首相が中心となって、米露豪印などと連携して、フィリピンの独立を支援してあげていただきたい。
それが、南シナ海の中国の覇権拡大を防ぎ、日本はもとより、アジアの平和維持に必要なことですね。
# 冒頭の画像は、ドゥテルテ大統領の故郷、南部ミンダナオ島のダバオ市を訪れた安倍夫妻
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提訴したのはアキノ大統領時代でしたが、裁定が下された時は、ドゥテルテ大統領に代わっていました。選挙中は、自らが旗を立てに行くと豪語していたドゥテルテ大統領でしたが、就任後は、仲裁裁判所の裁定を紙屑と無視して二国間交渉に持ち込む中国に応じる姿勢に転じていることは諸兄がご承知の通りです。
ただ、流石にフィリピンの領海であることを放棄はしていません。しかし、札束外交の中国に揺さぶられているのが現状です。
「ハーグ裁定」1年 南シナ海に世界の関心を (7/12 産経 【主張】)
ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海で人工島を造成し、軍事拠点化を進める中国の行動が国際法に反するとの裁定を示してから1年がたった。
だが、中国はこれを無視し、状況の改善は見られない。
日本など多くの国が経済上、軍事上の海上交通路(シーレーン)とする南シナ海は、アジア太平洋地域の繁栄の基盤である。
「アジアの地中海」とも呼ばれるこの海は、法の支配が行き届く「平和で自由な海」としておかなければならない。中国が力によってわがものにすることは、許されない。
国連海洋法条約に基づく裁定により、「九段線」という根拠のないラインで南シナ海の大半は自分のものだと言い張る中国の立場は否定された。
だが、中国は裁定を紙くずなどと呼び、既成事実を重ねながら国際社会が諦めるのを待っているかのようだ。
北朝鮮の核・弾道ミサイル開発や中東の問題などに国際社会がより大きな関心を向けているのをよいことに、南シナ海で覇権を握る野心を変えようとしない。
それは、世界の秩序を支える国際法が無視され、「力による現状変更」がまかり通ることだ。
放置すれば、米国や日本など自由と民主主義の価値観を共有する国々が作り上げた国際ルールが、恣意(しい)的な「中国のルール」に置き換えられてしまう。
米国のトランプ政権は7月2日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実施した。6日には米空軍の戦略爆撃機が中国が領有を主張する南シナ海の上空を飛行した。
日本がこうした米国の行動を支持していくのは当然である。
オーストラリアやインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国、欧州各国に改めてこの問題の重要性を訴え、中国に圧力をかけていくことが必要だ。
その点、8日の安倍晋三首相と習近平中国国家主席との首脳会談は物足りなかった。東シナ海は論じたが、南シナ海をめぐるやり取りはなかった。あらゆる外交の舞台で、中国のルール違反を容認しないと訴え続けるべきだ。
仲裁裁判所へ提訴したフィリピンは軍事的、経済的に巨大な中国を前に裁定を「棚上げ」した。フィリピンが中国に取り込まれないよう働きかけを重ねてほしい。
ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海で人工島を造成し、軍事拠点化を進める中国の行動が国際法に反するとの裁定を示してから1年がたった。
だが、中国はこれを無視し、状況の改善は見られない。
日本など多くの国が経済上、軍事上の海上交通路(シーレーン)とする南シナ海は、アジア太平洋地域の繁栄の基盤である。
「アジアの地中海」とも呼ばれるこの海は、法の支配が行き届く「平和で自由な海」としておかなければならない。中国が力によってわがものにすることは、許されない。
国連海洋法条約に基づく裁定により、「九段線」という根拠のないラインで南シナ海の大半は自分のものだと言い張る中国の立場は否定された。
だが、中国は裁定を紙くずなどと呼び、既成事実を重ねながら国際社会が諦めるのを待っているかのようだ。
北朝鮮の核・弾道ミサイル開発や中東の問題などに国際社会がより大きな関心を向けているのをよいことに、南シナ海で覇権を握る野心を変えようとしない。
それは、世界の秩序を支える国際法が無視され、「力による現状変更」がまかり通ることだ。
放置すれば、米国や日本など自由と民主主義の価値観を共有する国々が作り上げた国際ルールが、恣意(しい)的な「中国のルール」に置き換えられてしまう。
米国のトランプ政権は7月2日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実施した。6日には米空軍の戦略爆撃機が中国が領有を主張する南シナ海の上空を飛行した。
日本がこうした米国の行動を支持していくのは当然である。
オーストラリアやインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国、欧州各国に改めてこの問題の重要性を訴え、中国に圧力をかけていくことが必要だ。
その点、8日の安倍晋三首相と習近平中国国家主席との首脳会談は物足りなかった。東シナ海は論じたが、南シナ海をめぐるやり取りはなかった。あらゆる外交の舞台で、中国のルール違反を容認しないと訴え続けるべきだ。
仲裁裁判所へ提訴したフィリピンは軍事的、経済的に巨大な中国を前に裁定を「棚上げ」した。フィリピンが中国に取り込まれないよう働きかけを重ねてほしい。
南シナ海は、中東からの原油輸入など日本にとっては重要な海路の海です。中国にとっても同様ですが、更に地下資源の確保もありますが、重要なのは、AD/A2作戦で、米空母艦隊を牽制する対艦ミサイルを搭載する原子力潜水艦の勇躍を隠す深海の制海権を確保することでもあるのですね。
北朝鮮の核やミサイル開発を止めることを中国に依存したトランプ大統領ですが、習近平の動きの鈍さに、再び中国への圧力を強める方向に転じていますね。
トランプ政権 対中圧力強化に復帰? - 遊爺雑記帳
【スクープ最前線】「逃げ腰」習氏にトランプ氏激怒、北潰しプロのCIAが韓国で極秘工作 中朝工作員は突然「安倍潰し」活発化 - zakzak
しかし、中国の南シナ海での覇権拡大に最も効果的なけん制力を持ち、国際世論集結に向け掲げられるのは、国際法に則った、仲裁裁判所の「九段線」無効の裁定です。
ドゥテルテ大統領は、米国嫌いで中国接近姿勢を示していますが、安倍首相との関係も良好で、日本からの支援も受け入れています。
フィリピン支援に5年で1兆円 首相表明へ、地下鉄整備など :日本経済新聞
有意義に活用されていたフィリピン沿岸警備隊に供与の巡視船 | ODAジャーナリストのつぶやき | 国際協力・ODAについて - JICA
治安を確立したことが大統領戦勝利の一因でもあったドゥテルテ大統領。最近では、自称イスラム国系のテロの流入で悩まされていますね。
ドゥテルテ大統領がフィリピン南部に戒厳令 政府軍とイスラム過激組織の衝突で
日本がフィリピン国内のテロ対策に直接関与することは出来ないです。オバマ大統領時代のドゥテルテ大統領の対米姿勢が、トランプ大統領に交代後は、変化の兆しも見られます。
トランプVSドゥテルテ 電話会談後、米国とフィリピンの関係は改善するのか? - トランプ政権と日本・アジア 2017
中国に接近するドゥテルテ大統領も、中国に取り込まれることには警戒している様子でロシアにも接近するなど手を尽くしている様子です。
記事が結んでいる様に、フィリピンが中国に取り込まれないよう、日本の現状は軍事力の支援は困難なのですが、安倍首相が中心となって、米露豪印などと連携して、フィリピンの独立を支援してあげていただきたい。
それが、南シナ海の中国の覇権拡大を防ぎ、日本はもとより、アジアの平和維持に必要なことですね。
# 冒頭の画像は、ドゥテルテ大統領の故郷、南部ミンダナオ島のダバオ市を訪れた安倍夫妻
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