遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

菅長官、翁長知事と会談へ

2015-04-02 23:58:26 | 東シナ海尖閣諸島
 翁長県知事は就任以来政府要人では山口沖縄・北方担当大臣しか会えておらず、安倍首相や沖縄基地負担軽減担当を兼ねる菅官房長官との面談が、再三の上京にも関わらず実現していないことは、諸兄がご承知の通りです。
 安倍首相が翁長新知事と会わないのは、自民党沖縄県連の幹部で在りながら共産党の支援を得て知事選に出馬したことに激怒しているからと、青山繁晴氏が解説されていますが、翁長雄志氏(県連幹事長でもあった)は、翁長政俊元自民党県連前会長と共に、ダブル翁長と称され、名護市長選時から自民党本部の政策に逆らい、県連の候補者統一を混乱させ稲嶺氏当選を許す原因を造るなど、県連の混乱を主導し、沖縄県での自民党の地盤沈下を促進した元凶でもあったことは、衆知のことですね。

 
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 かくして、知事になりたい一心で政策も理念もかなぐり捨てて画策し知事の座を得た翁長雄志新知事ですが、辺野古移設阻止の行動がなされておらず、支援者から突き上げの声が高まり始め、一方では振興費予算は減額されたり政府要人と面会出来ず、当初の予測通りに板挟みのジレンマに陥って、今回の「海底面の現状を変更する行為を全て停止すること」を沖縄防衛局に指示する行動に出たのでした。
 窮状に陥った翁長知事に対し、青山繁晴氏の言葉では「予定調和」ということで、菅官房長官が腰をあげましたね。
 

菅長官、翁長知事と会談へ 4日から沖縄訪問「ぜひ会いたい」 (4/2 産経)

■普天間の落としどころ模索
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は1日の記者会見で、4、5日の2日間の日程で沖縄県を訪問し、米軍普天間飛行場(宜野湾=ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設をめぐって対立が続く翁長雄志(おなが・たけし)同県知事と会談する意向を明らかにした。実現すれば、昨年12月の翁長氏の知事就任後、両氏は初めて顔を合わせることになる。翁長氏とすれば“念願”の会談となるが、
菅氏は普天間の「危険除去」について翁長氏に問いただす方針
で、会談は激しいやり取りが展開されそうだ。

 反対派の抗議必至
 菅氏は記者会見で「普天間移設に関する政府の考え方や普天間の危険除去について意見交換したい。時間が合えば、ぜひ会いたい」と述べ、翁長氏に会談を呼びかけた。
 これに対し翁長氏は「了解だ。沖縄の民意にしっかりと耳を傾けてほしい」と記者団に述べ、会談に応じる意向を示した。
 菅氏は、4日に予定される米軍キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区(宜野湾市)の返還式典に出席するため沖縄県を訪問する。
 沖縄基地負担軽減担当相を兼任し、安倍晋三政権の要である菅氏は、沖縄県入りすれば辺野古移設反対派による激しい抗議活動に遭うのは避けられない。
 翁長氏も抗議活動をバックに、菅氏に対して声高に辺野古移設反対を訴え、圧力をかける構えをみせている。

 就任後も説明なく
 それでも菅氏が沖縄に乗り込んで翁長氏との会談を目指すのは、政府と沖縄県側の対立が先鋭化すれば、対米公約でもある辺野古移設に影響が出かねないためだ。
 
菅氏はこの会談で、翁長氏に攻勢をかけようともしている。菅氏はこれまで、辺野古移設を進める最大の理由について、住宅密集地にある普天間飛行場の周辺で起こりかねない事故の「危険除去」にあるとしてきた。翁長氏にも「県民に説明する義務がある」と説明を求めてきた。翁長氏は、知事に就任してからも「危険除去」に関して明確な考えを示していない
。政府筋は「菅氏に聞かれても、まともに答えられないから、本心では会いたくないのではないか」と指摘する。
 翁長氏は3月23日、
沖縄防衛局に辺野古沖での海底作業の停止指示を発したが、林芳正農林水産相は30日、指示の効力を一時的に停止すると決定した。今後、指示の妥当性を精査して「無効」の判断を下す見通しで、翁長氏は次の一手に頭を悩ませている
のが実情とされている。

 沖縄県政は普天間移設以外にも課題が山積する。特に沖縄振興は政府の協力なしには成し得ない。だが
翁長氏は、普天間移設問題で早々に政府側と妥協すれば、知事選当選の原動力となった辺野古移設反対派から厳しい突き上げ
を受けかねない。
 政府関係者は「基地問題で国に押し込まれる一方の翁長氏は、本音では落としどころを探りたがっているはずだ」とにらむ。菅氏としても翁長氏と張り合うのは得策でなく、同氏の真意を見極めるつもりだ。



 虎ノ門ニュース 8時入り!4/2木曜日~青山繁晴・居島一平~


 翁長氏は普天間基地の辺野古移設反対(新基地反対とも言っている)1本で県知事になっています。記事でも指摘されている通り、世界一危険な普天間基地の移転については、具体策は述べていません。そして、県知事の責務である沖縄県の発展の為の諸政策もありません。せいぜい、キャンプシュアブ(辺野古)への移転反対で振興支援策を引き出すとしか言っていません。
 それでは沖縄県民の方々の暮らし全般への政策は荒廃してしまいます。

 沖縄基地負担軽減担当を兼ねる菅官房長官は、基地負担軽減と県民の方々の暮らしについて翁長県知事と議論する為に面談をされるとのことです。
 知事が知事の本業をおろそかにしないよう、指導されるということですね。
 キャンプシュアブと普天間の統廃合は、世界一危険な普天間を無くすことと、基地の数を減らすことで沖縄の負担を軽減するという現実的で実現可能な政策です。
 その出発点に戻って、翁長氏と面談するとともに、沖縄県民の方々に原点に戻って考えていただこうという、菅官房長官の始動は支持される行動ですね。
 知事の座にしがみつくことが最優先の翁長氏に、一度くらいの面談で話が通じることはないのでしょうが、面談の内容が報じられることで、沖縄県民の方々に、普天間の定着がいいのか、基地の統廃合が一歩ずつ進む方が良いのか、考えていただける機会が増えることを願います。



 # 冒頭の画像は、会見で翁長知事との面談について説明する菅官房長官






  この花の名前は、ランタナ


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