遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

【続】日米安保のゆくえ

2008-01-01 15:43:48 | EEZ 全般
 「日米安保のゆくえ」に、空野雑報さんからコメントをいただき、コメントの返信をさせていただきました。
 もともと休日ROM専門で平日は開かないのですが、25日から、泊まり込みを含め多忙で昨夜ようやく開くことが出来、コメントをいただいた方々への返信を書くのが精一杯で、バッタンキュー。
 先ほど開いて、TBを念のため確認したら、空野雑報さんからのTBは、私のために書き換えていただいた頁のTBでした。
 お手数をおかけしてしまったと恐縮してしまいました。
 私の方からも、ご返事をしなくてはと、以下に書かせていただきます。

 先ずご理解頂きたいのは、私の論旨は揺らぎながら変化している日米両国の国内情勢の現状から、日本やアジアの平和・安全保障に大きな影響を及ぼす日米安保のこれからの行方の考察です。
 拙い内容であり、お読み頂くには値しないものかとは存じますが、偶然にも、今朝(元旦)の読売の社説も、世界の構造的変化の中の日米同盟について論じている様に、日本国民としては行動に繋がる考えをまとめておかねばならない大切な時期にあると考えています。

 さて、その課題のうちのひとつとして書いた日本の上空を通過して米国へ向かうミサイルへの対処(集団的自衛権の行使=福田総理は行使に否定的)」に対する、ミサイルの飛行コースのお話です。
 地球儀は手元にありませんし、あってもコースと最短距離を正しく見いだせるかは、自信がありません。
 ただし、いまの世の中は便利になったもので、昔、IBMのコマーシャルでお爺さんが言っていたとおりで、インターネットで多くのことが、瞬時に、簡単に調べることが出来るようになりました。

 多くの方々がご存じのとおりで、地図には目的に応じた様々な図法がありますね。方向と距離には「正距方位図法」を使った地図が適性なようです。
 
蛇足ですが、使用するときには、基点を地図の中心に置かないと、正しい答えは得られません。
 北朝鮮で北部にあるチョンジョンをセンターにして、ハワイとロスを、赤い線で結んだのが、下図です。

   

 ハワイに向けての最短距離での方向だと、日本の上空は通過します。当然グァムも。
 北朝鮮の技術が向上するであろう将来、本土を目指すとしても、西海岸となると北極圏経由では遠回りになります。
 テポドンが三陸沖に着水しましたが、真東に向けて発射した説と、ハワイに向けて発射した説とがありましたね。地球儀を持ち出すまでもなく、ハワイに向けたら、日本の上空を通過するのだとは知りました。

 次ぎに、何発飛んできて、何発撃墜できるかという話。
 皆様がご承知の通りですし、何処でも語られているのは、MDは、SM3,PAC3の二段構えになっていると言うことです。SM3だけで全てを撃墜できるとは、誰も考えてはいませんね。そこで、二段構えにされているのですが、2段目でも全体でも何発飛んでくるのか判りませんが、撃墜の確立はあがりますが全てを撃墜出来るとは言い切れませんね。

 実際にミサイルが発射された場合の防衛の想定が必要ですが、より大切なのは、発射させない抑止力だと考えます。
 これまでは、米軍の核による報復攻撃という抑止力しかありませんでした。それが、今回の実験成功で、拒否的抑止力を実保有することが出来る第一歩を踏み出したのです。
 このことが重要で、画期的なことだと考えます。

 さらに、大きな課題である、費用
 社会保障は、注目されている医療、年金(老後に貰えるのか)が国民が安心して暮らせる為には不可欠で、国民を護る政府の重要な役目ですし、予算も必要です。全く異論のないところです。
 ただし、国や国民は、それだけで護られるのでしょうか?
 竹島や北方四島は、不法占拠されたままで既成事実化し、日本として何も出来ないのは何故?
 東シナ海で、譲って共同開発にしようと交渉しているのに、進展しない。向こうは進展しなくてもなにも不具合はなく、交渉すること自体で半ば公認を取り付けたので、目的は達成されている。
 そこで、進展しないのなら、独自に調査をするための漁業補償交渉を始めようとしたら、軍艦を出すと脅されました。
 首脳会談で結論を出すとし、福田総理が訪中しましたが、交渉は進展しているとしてチョン。脅されて、逆戻りです。
 何故そうなるのでしょう?

 国民や国を、せめて普通の国のように護る施策をすすめて欲しいのです。
 全弾が無抵抗で着弾し、多くの国民が犠牲になるのを放置して良いのでしょうか?
 東シナ海、沖縄、対馬が占領されるのを観ない振りをしている政府や野党の支持団体は、反日日本人だからですか?
 私は日本国を愛していますから、それらは見過ごすことはできません。




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