英国で、保守党党首のボリスジョンソン氏が新たな首相として誕生しました。
自転車にコンビニの袋をぶら下げて通勤する「変わり者」と見えて、実は上流階級の出のエリート。しかし、生粋のアングロサクソンではなく、オスマン・トルコ貴族の血も引くという超ユニークな人物なのだそうです。
「10月末(総選挙のとき)までに、ブレクジットの議案を通し、党内を1つにし、わが国を元気にする!」と、誰にも分かりやすく、力強い言葉。
日本のメディアは「英国のトランプ」などと陳腐な形容をするが、彼の物言いを、実は「多くのエリートが好ましく思っている」との評価があるのだと、有本さん。
ジョンソン首相の誕生で、英国がEUから「合意なき離脱」をする可能性が高まった。その影響は英国国内、ヨーロッパ域内に留まらず、日本経済にも相当及ぶと。
一方、米国は、ホルムズ海峡の安全確保のための「有志連合」結成を世界に働きかけています。
ポンペオ米国務長官が、FOXニュースのインタビューに答え、英国、フランス、ドイツ、ノルウェー、日本、韓国、オーストラリアの順に国名を挙げ、その他、数カ国に参加を呼びかけていると日本にも名指しで参加を強く促しています。
ポンペオ氏、日本政府に「決断」迫る 「有志連合」結成へ各国に“名指し”参加要請 - zakzak
石油輸入の 8割を中東に依存する日本にとって、ここの守りはトランプ政権下の「米軍任せ」とはいきません。
しかし、参院選の期間中も、また当選した議員らからも、この件への明確な意見表明は聞かれずじまいだと有本さん。
また、島根県・竹島上空で、ロシア、中国の軍用機が合同飛行を行い、日本の自衛隊機と韓国軍の戦闘機が緊急発進する事態が発生。
露中両国がいま、日米韓の3カ国に軍事力誇示を行った事実を重く見るべきだとも。
私たちが、投票率50%にも達しない、「平和ボケ」選挙をやり、お笑い芸人の「プロレス」に目を奪われている間にも、世界は音を立てて動いていると。
大阪でのG20首脳会合中から、参院選の最中ずっと、沖縄県・尖閣諸島周辺に中国公船が 4隻体制で現れ続けた。
オイルシーレーンの一部にある南シナ海での活動も相変わらず。
それどころか、中国は、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアといった太平洋島嶼国との関係を不適切な手段で深め、ここの島々を「南シナ海化」しようとしていると。
有本さんは、日本は一刻も早く、海の守りについて、現状よりもう数歩、前進する策を採るべきだと。
そして、近年連携をふかめてきている英軍とも、大陸ヨーロッパと距離を置き、海洋国家のアイデンティティーに戻ろうとしているタイミングを好機として協力関係を深めてほしいとも。
メイ前首相は、CPTPP(TPP11)への参画に意欲を示していましたが、ジョンソン新首相はどうなのでしょう。
ホルムズ海峡の安全確保には既に独自に動いている英国。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、「ホルムズ海峡の安全確保は日本の生命線」「日本が参加を拒む選択肢はない」「ゼロ回答では、日本は世界から『米国の軍艦派遣にタダ乗りするのか』との批判を受ける」「まずは自衛隊法に基づく海上警備行動の発動で自衛艦を派遣し、その後、必要があれば特別措置法を検討してもいい」と指摘されています。
安倍首相はホメイニ氏との会談を、成果はともかく実現させています。
新首相の英国と、どのような関係が築かれるのか。安倍首相に期待ですね。
# 冒頭の画像は、ボリス・ジョンソン新首相
この花の名前は、竜田草
↓よろしかったら、お願いします。
自転車にコンビニの袋をぶら下げて通勤する「変わり者」と見えて、実は上流階級の出のエリート。しかし、生粋のアングロサクソンではなく、オスマン・トルコ貴族の血も引くという超ユニークな人物なのだそうです。
「10月末(総選挙のとき)までに、ブレクジットの議案を通し、党内を1つにし、わが国を元気にする!」と、誰にも分かりやすく、力強い言葉。
日本のメディアは「英国のトランプ」などと陳腐な形容をするが、彼の物言いを、実は「多くのエリートが好ましく思っている」との評価があるのだと、有本さん。
【有本香の以読制毒】日本の“平和ボケ”選挙の最中にも動く世界情勢 米英を巻き込む日本版「有志連合」の青写真を示せ! - zakzak 2019.7.26
英国で新たな首相が誕生した。3年前、ブレクジット(=英国のEU離脱)決定のときから筆者が注目していたボリス・ジョンソン氏だ。
寝グセそのままの髪形と、そこらのオッチャンみたいな物言い。自転車にコンビニの袋をぶら下げて通勤する「変わり者」と見えて、実は上流階級の出で、イートン校からオックスフォード大学というエリート。生粋のアングロサクソンではなく、オスマン・トルコ貴族の血も引くという超ユニークな人だ。
保守党の党首戦を制したジョンソン氏はさっそく、次のように吠えた。「10月末(総選挙のとき)までに、ブレクジットの議案を通し、党内を1つにし、(労働党党首の)ジェレミー・コービンを倒す! そして、わが国を元気にする!」
誰にも分かりやすく、力強い言葉。日本のメディアは「英国のトランプ」などと陳腐な形容をするが、彼の物言いを、実は「多くのエリートが好ましく思っている」と、同じオックスフォード大学を出た友人は言う。
ジョンソン首相の誕生で、英国がEUから「合意なき離脱」をする可能性が高まった。その影響は英国国内、ヨーロッパ域内に留まらず、日本経済にも相当及ぶ。
一方、米国は、ホルムズ海峡の安全確保のための「有志連合」結成を世界に働きかけている。石油輸入の8割を中東に依存する日本にとって、ここの守りは「米軍任せ」でいられないはずだが、参院選の期間中も、また当選した議員らからも、この件への明確な意見表明は聞かれずじまいだ。
そんななか、わが国の島根県・竹島上空で、ロシア、中国の軍用機が合同飛行を行い、日本の自衛隊機と韓国軍の戦闘機が緊急発進する事態が発生した。韓国は「ロシアが領空侵犯した」として、警告射撃を行ったと主張している。
本件に関しては、いまさら韓国をたたくだけでは意味がない。むしろ露中両国がいま、日米韓の3カ国に軍事力誇示を行った事実を重く見るべきだ。
私たちが、投票率50%にも達しない、「平和ボケ」選挙をやり、お笑い芸人の「プロレス」に目を奪われている間にも、世界は音を立てて動いている。
一方、大阪でのG20(20カ国・地域)首脳会合中から、参院選の最中ずっと、沖縄県・尖閣諸島周辺に中国公船が4隻体制で現れ続けた。日本のオイルシーレーンの一部にある南シナ海での活動も相変わらずだ。それどころか、中国は、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアといった太平洋島嶼(とうしょ)国との関係を不適切な手段で深め、ここの島々を「南シナ海化」しようとしている。
南太平洋が中国の影響下に入ればどうなるか。日本は、オーストラリアからの鉄鉱石や石炭を運ぶ「縦のシーレーン」を脅かされる。
日本は一刻も早く、海の守りについて、現状よりもう数歩、前進する策を採るべきだ。ここ数年、連携を深めてきた英国軍との協力関係もさらに深めてほしい。いま、英国が大陸ヨーロッパと距離を置き、海洋国家のアイデンティティーに戻ろうとしているタイミングは好機になるはずだ。
安倍晋三首相には、ドナルド・トランプ米大統領との親交に続き、個性派ジョンソン新首相との蜜月をも、一刻も早く築いてもらいたいと思うのである。
英国で新たな首相が誕生した。3年前、ブレクジット(=英国のEU離脱)決定のときから筆者が注目していたボリス・ジョンソン氏だ。
寝グセそのままの髪形と、そこらのオッチャンみたいな物言い。自転車にコンビニの袋をぶら下げて通勤する「変わり者」と見えて、実は上流階級の出で、イートン校からオックスフォード大学というエリート。生粋のアングロサクソンではなく、オスマン・トルコ貴族の血も引くという超ユニークな人だ。
保守党の党首戦を制したジョンソン氏はさっそく、次のように吠えた。「10月末(総選挙のとき)までに、ブレクジットの議案を通し、党内を1つにし、(労働党党首の)ジェレミー・コービンを倒す! そして、わが国を元気にする!」
誰にも分かりやすく、力強い言葉。日本のメディアは「英国のトランプ」などと陳腐な形容をするが、彼の物言いを、実は「多くのエリートが好ましく思っている」と、同じオックスフォード大学を出た友人は言う。
ジョンソン首相の誕生で、英国がEUから「合意なき離脱」をする可能性が高まった。その影響は英国国内、ヨーロッパ域内に留まらず、日本経済にも相当及ぶ。
一方、米国は、ホルムズ海峡の安全確保のための「有志連合」結成を世界に働きかけている。石油輸入の8割を中東に依存する日本にとって、ここの守りは「米軍任せ」でいられないはずだが、参院選の期間中も、また当選した議員らからも、この件への明確な意見表明は聞かれずじまいだ。
そんななか、わが国の島根県・竹島上空で、ロシア、中国の軍用機が合同飛行を行い、日本の自衛隊機と韓国軍の戦闘機が緊急発進する事態が発生した。韓国は「ロシアが領空侵犯した」として、警告射撃を行ったと主張している。
本件に関しては、いまさら韓国をたたくだけでは意味がない。むしろ露中両国がいま、日米韓の3カ国に軍事力誇示を行った事実を重く見るべきだ。
私たちが、投票率50%にも達しない、「平和ボケ」選挙をやり、お笑い芸人の「プロレス」に目を奪われている間にも、世界は音を立てて動いている。
一方、大阪でのG20(20カ国・地域)首脳会合中から、参院選の最中ずっと、沖縄県・尖閣諸島周辺に中国公船が4隻体制で現れ続けた。日本のオイルシーレーンの一部にある南シナ海での活動も相変わらずだ。それどころか、中国は、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアといった太平洋島嶼(とうしょ)国との関係を不適切な手段で深め、ここの島々を「南シナ海化」しようとしている。
南太平洋が中国の影響下に入ればどうなるか。日本は、オーストラリアからの鉄鉱石や石炭を運ぶ「縦のシーレーン」を脅かされる。
日本は一刻も早く、海の守りについて、現状よりもう数歩、前進する策を採るべきだ。ここ数年、連携を深めてきた英国軍との協力関係もさらに深めてほしい。いま、英国が大陸ヨーロッパと距離を置き、海洋国家のアイデンティティーに戻ろうとしているタイミングは好機になるはずだ。
安倍晋三首相には、ドナルド・トランプ米大統領との親交に続き、個性派ジョンソン新首相との蜜月をも、一刻も早く築いてもらいたいと思うのである。
ジョンソン首相の誕生で、英国がEUから「合意なき離脱」をする可能性が高まった。その影響は英国国内、ヨーロッパ域内に留まらず、日本経済にも相当及ぶと。
一方、米国は、ホルムズ海峡の安全確保のための「有志連合」結成を世界に働きかけています。
ポンペオ米国務長官が、FOXニュースのインタビューに答え、英国、フランス、ドイツ、ノルウェー、日本、韓国、オーストラリアの順に国名を挙げ、その他、数カ国に参加を呼びかけていると日本にも名指しで参加を強く促しています。
ポンペオ氏、日本政府に「決断」迫る 「有志連合」結成へ各国に“名指し”参加要請 - zakzak
石油輸入の 8割を中東に依存する日本にとって、ここの守りはトランプ政権下の「米軍任せ」とはいきません。
しかし、参院選の期間中も、また当選した議員らからも、この件への明確な意見表明は聞かれずじまいだと有本さん。
また、島根県・竹島上空で、ロシア、中国の軍用機が合同飛行を行い、日本の自衛隊機と韓国軍の戦闘機が緊急発進する事態が発生。
露中両国がいま、日米韓の3カ国に軍事力誇示を行った事実を重く見るべきだとも。
私たちが、投票率50%にも達しない、「平和ボケ」選挙をやり、お笑い芸人の「プロレス」に目を奪われている間にも、世界は音を立てて動いていると。
大阪でのG20首脳会合中から、参院選の最中ずっと、沖縄県・尖閣諸島周辺に中国公船が 4隻体制で現れ続けた。
オイルシーレーンの一部にある南シナ海での活動も相変わらず。
それどころか、中国は、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアといった太平洋島嶼国との関係を不適切な手段で深め、ここの島々を「南シナ海化」しようとしていると。
有本さんは、日本は一刻も早く、海の守りについて、現状よりもう数歩、前進する策を採るべきだと。
そして、近年連携をふかめてきている英軍とも、大陸ヨーロッパと距離を置き、海洋国家のアイデンティティーに戻ろうとしているタイミングを好機として協力関係を深めてほしいとも。
メイ前首相は、CPTPP(TPP11)への参画に意欲を示していましたが、ジョンソン新首相はどうなのでしょう。
ホルムズ海峡の安全確保には既に独自に動いている英国。
ジャーナリストの長谷川幸洋氏は、「ホルムズ海峡の安全確保は日本の生命線」「日本が参加を拒む選択肢はない」「ゼロ回答では、日本は世界から『米国の軍艦派遣にタダ乗りするのか』との批判を受ける」「まずは自衛隊法に基づく海上警備行動の発動で自衛艦を派遣し、その後、必要があれば特別措置法を検討してもいい」と指摘されています。
安倍首相はホメイニ氏との会談を、成果はともかく実現させています。
新首相の英国と、どのような関係が築かれるのか。安倍首相に期待ですね。
# 冒頭の画像は、ボリス・ジョンソン新首相
この花の名前は、竜田草
↓よろしかったら、お願いします。