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遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

菅内閣 中国より米を重視か?

2010-06-09 01:07:37 | 日本を護ろう
 菅内閣の誕生は、具体的な政策として聞こえてくるのは、菅氏がオバマ大統領と電話会談して聞こえてきた、日本の外交は日米同盟を基軸にすること。それより前に菅氏がコメントを出した普天間移転では日米合意を尊重することでした。
 小鳩退陣は、2K(お金と基地)が原因でした。小鳩両氏が責任を負うことで辞職したのですが、ご両名ともにせっかくの辞任を活かしきれていないように感じるのは、遊爺の気のせいでしょうか?
 マスコミは、まんまと(故意に?)2Kのうちの小沢氏のKに焦点をあてた菅氏の選挙対策人事に踊らされていて、基地のほうにはほとんど触れません。あれだけ沖縄の取材が昼夜連日なされていたのに、小鳩辞任表明後は、ものの見事にぷっつりと沖縄の報道が消えました。おかげで、菅新政権は、普天間移転と日米合意は通り一遍に軽く流すだけですませ触れないようにしています。

 鳩は辞任し腹を切ったのですが、せっかくの行為を議員総会で話しただけで、菅氏の卒業した大学でしょうもない講演をしたりしています。
 小沢氏とのダブル辞任で最後はけじめをつけたようですが、大抜かりです。つまり、自らが期待を煽った県外・国外の火は、止めようがなく燃え盛っています。これを収拾するには、自らの首を差し出すしかありませんし、辺野古など地元3区では、現行案やむなしの空気は残っていても、あれだけもてあそばれて、はいそうですかとはいかない。首を差し出してわびるのなら...という報道が随所に見られました。鳩山氏は気づくのが遅かった大儀のために腹を切ったのですから、都内の大学で駄弁っていないで、沖縄にお詫び行脚をすべきです。
 いくら誠心誠意心からの反省とお詫びをしても、簡単には皆さんの燃え上がった気持ちは治まらないとは思いますが、ひとつのけじめにはなります。このまま挨拶なしでも、ひとくぎりにはなりますが、せっかく辞任した効果は半減しています。

 お金のほうで反小沢を打ち出し、内閣支持率の想像以上のV字回復をしましたが、具体的政策はこれからですし、普天間移設は、8月の期限付きで急ぎ地元の合意が必要です。
 鳩山氏は責任をとって辞任しましたが、同じ不支持率の内閣の主要閣僚として責任があるはずの、副総理格の菅氏を筆頭に、外務大臣、防衛大臣、沖縄担当大臣は、他人事のように責任を鳩山氏ひとり(平野氏もいるにはいますが)に被せて、涼しい顔で居座っています。
 責任感の無い、反自民、反小沢が主要政策という中身の空洞な内閣の誕生なのです。
 複数の局の複数の番組で指摘していましたが、小泉流をまねた、敵を造り上げて人気をとる戦術とのことですが、小泉流は各種改革の政策が目的でしたが、今の民主党は政局が優先の大きな違いがあります。
 愚痴が尽きず長くなってしまいました。( ^.^)( -.-)( _ _)

 新総理の最初の外国訪問先が、外交姿勢を示すとして注目されます。
 菅氏は、鳩山氏の上海万博訪問予定を引き継ぐため最初の訪問先は中国になると見られていましたが、どうやらそれは回避するようですね。
 

菅新首相訪中見送り (6/8 読売朝刊)

 
菅新首相は 7日、上海万博の12日の「ジャパンデー」にあわせた中国訪問は見送る意向を固めた。外務省関係者が明らかにした。鳩山首相が退陣表明前にジャパンデー出席に意欲を示していたもので、鳩山氏が訪間する方向で調整している。
 菅氏は、国会対応の準備などを進めたい考えだ。25日からカナダで開かれる主要国首脳会議(サミット)でオバマ米大統領と会談する前に訪中することは、日中関係を優先していると受け取られる可能性があり、得策ではない、という判断も働いたとみられる。

 日米同盟重視とは、口先だけでなく行動でも示そうということなのでしょうか?
 小沢グループや、旧社会党グループなどの左派が多い民主党の中で、鳩山氏は八方美人で潰れました。社民党とは決別できて少しすっきりしたとはいえ、反小沢人事に加え、親米政策で党がまとめられるのでしょうか?
 菅政権と、自民党との違いがなくなってくるようなら、自民党はますます苦しくなる...?

 参院選の結果でどちらに転ぶかわかりませんが、秋の代表選でまた代表=総理が変わることは許されないのだと思われます。
 交代しやすい野党の自民党でさえ、手を上げる人が少なく、発足時は暫定と思われた谷垣氏が、支持率が低迷したままいまだに交代出来ていません。(与党ボケが残っていて党勢を衰退させているだけなのに気付いているのは少数。民主党は勝負の時は顔を変えて党勢を伸ばしてきた。)

 しかし、小沢氏は選挙後に先頭に立つというのですから、政界再編となるのでしょう...。
 細川内閣と、1日違いの寿命だった小鳩政権。細川内閣崩壊の後、自社さ政権が発足しましたが、小沢グループとどこかが数で連携ということはありえない話とは言い切れないかもしれません...。

 菅政権が、小鳩政権退場の原因の2Kの総括として、小沢氏の国会での説明責任、鳩山氏の使途を含めた資料公開、8月に向けた辺野古移転の詰めをどう対処するかが鍵となりますね。





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2 コメント

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菅公の不純性 (菅原道だね)
2010-06-15 22:31:26
菅には機軸もクソも無い。
票さえ集まり、議員職にさえ居られれば
何でもいいのだ。
大衆政治運動屋だからね
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Re: 菅公の不純性 (遊爺)
2010-06-17 00:27:04
菅原道だねさん、こんにちは。

 去日か一昨日の読売の菅氏の特集で、大衆政治運動家(菅原道だねさんの、"屋"の表現がまさに言い当てて妙)なのだが、権力志向の執念は人並みはずれた強さがあるといったことを書いていましたね。

 会期中に新総理が誕生した国会を、予算審議なしで閉会するという前代未聞の菅政権ですが、参議院では、首相、荒井聡国家戦略担当相の各問責決議案と、江田五月参院議長の不信任決議案の、3決議案の本会議上程を拒否し、本会議すら開きませんでした。
 参院議長不信任案を廃案にしたのは初めてなのだそうですね。
 そんな暴挙が可能なものなのですね。野党もだらしないけど...。社民をのぞけば過半数に一人も欠くことが出来ない状況で、民主党も必死だった。

 民主党は、政策審議という民主主義の基本を封殺してしまいました。国民は、これにどう審判を下すのでしょう?

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