遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

選挙優先の"逃菅"

2010-06-11 00:28:26 | 日本を護ろう
 国民新党が、政権離脱をほのめかし郵政復古法案の今国会成立を固執していて、深夜も党本部で打ち合わせしている様子が、テレ朝・報道ステーションで中継されていました。
 社民党は鳩山氏に、「県外・国外」の約束を8ヶ月で反古にされ政権離脱しました。亀井氏と菅氏が「今国会での成立を"期す"」としてまだ数日、舌の根も乾かないうちに反古にする通達を受けた亀井氏は怒り心頭であることには同情します。郵政復古法案はずっと廃案のままでいいのですが。

 それにしても、代表選出後には会期延長して成立させると言っていた菅氏の、選挙優先のこの豹変ぶりは、民主党の正体はなにも変わらないどころか、支持率が回復したとたんに、専制暴走が始まり、その専制暴走を批判して政権の座に着きながら同じことをやるという、小鳩よりさらにたちの悪い政権ぶりですね。
 
会期延長せず=郵政先送り、国民新と調整―政府・民主(時事通信) - goo ニュース

 政府・民主党は10日、会期末を16日に迎える今国会を延長しない方針を固め、国民新党との調整を進めた。会期延長しないことで、参院選は「今月24日公示、7月11日投開票」となる見通し。菅直人首相は10日中の決着を図りたい考えだ。しかし、郵政改革法案の今国会成立を求める国民新党は強く反発、調整は難航した。
 民主、国民新両党は10日夕、国会内で幹事長・国対委員長会談を開いた。
 民主党の輿石東参院議員会長は同日午後の記者会見で、郵政法案について「2週間ぐらいの会期延長では、どんなことをしても成立しない」と述べ、延長せずに成立を先送りすべきだと強調。「臨時国会に回しても、最優先課題とすればできる」として、参院選後に召集される臨時国会で成立を図る案で打開を目指す考えを示した。
 
輿石氏はこの後、国会内で国民新党の自見庄三郎幹事長と会い、参院選日程に影響する会期延長には応じられないと伝えた。会談後、自見氏は記者団に「(郵政法案先送りは)全く納得できない。(連立合意を)守れなければいよいよ覚悟を決めないといけない」と語り、連立離脱も辞さない構えを重ねて示した。
 政府・民主党が延長しない方針を固めたのは、
菅政権への世論の期待が高い中で参院選に臨んだ方が得策と判断したためだ。同党幹部は「首相官邸は(郵政法案の)強行採決を嫌がっている」と指摘した。

 菅氏は、小鳩辞任の火付け役となった、輿石氏等参院改選組の選挙最優先をとるか、国民新党との連立優先かの狭間で揺れたのですが、選挙を最優先することにしたのでした。
 この間、国会日程がきまらず空転国会の時間はどんどん過ぎていましたが、明日(11日)の菅氏の所信表明と、党首討論と1,2日の予算委員会で、1日程度の会期延長にとどめ、選挙日程の延長はなしにしたのだそうです。
 一方、亀井氏には、選挙後の臨時国会での成立と、そのための文書交換(?)と、民主党マニフェストへの明記を伝え、連立離脱を引き止めにかかっているのだとか。

 なんということでしょう。
 すべてが、選挙に有利か否かの基準で決められているのです。新総理誕生の所信表明=骨格の政策の国会審議をはしょって、なにもしないうちに選挙しないと、選挙に負けてしまうと言って、強引に選挙に突入しようとしているのです。
 V字回復の支持率は、菅氏が想定していると言っていた、延長一月から半月ももたないと、自らが認めているのです。なので、国民を騙せている今のうちに急いで選挙に突入しよう。それで勝ってしまえば、後は選挙で信任されたと何でもやり放題になる(衆院選後そうした奢りが支持率低下を招いたことは、V字回復でもう忘れてしまっている)と、考えているのです。

 繰り返しますが、反小沢が旗印なのに、やっいることはなにも変わっていません。口で脱小沢流の開かれ政治、政策審議重視といいながら、やっていることは、政策より選挙優先なのですから、小鳩よりも始末が悪い。
 
 そんな新政権の民主党に、遊爺は投票はしません。
 報道ステーションのあの民主党の手先のような古舘でさえ、党内抗争を繰り広げる民主党では、国の経済や、国民生活がないがしろになると憂えていました。(古舘が言っている念頭には小沢氏があって、黙って新政権に協力しろという意味が正しい理解のしかたなのでしょうけど。)

 また繰り返します。
 こんなに政策をないがしろにする新政権に、日本の将来を任せていいのでしょうか???




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