遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

文在寅の韓国は、何を目指しているのか

2019-02-01 00:54:55 | 韓国全般
 韓国が国連安全保障理事会の制裁決議違反で、北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが近くまとめる報告書で指摘されるのだそうですね。
 制裁の厳格な履行より南北関係を優先させる文在寅政権。南北関係のどのような姿を目指しているのでしょうか。
 そしてそれは、韓国国民の方々の望む姿なのでしょうか。

 安保理、韓国の違反指摘へ 南北使用の石油届けず(共同通信) - Yahoo!ニュース

 トランプ大統領は、「文在寅とは“離婚”、金正恩とは“恋に落ちた”」と報道され、「従北」の文政権への不信感を強めてるトランプ政権は、ハリー・ハリス駐韓米国大使が、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相と、康京和(カン・ギョンファ)外相と相次いで面会し、文在寅政権への叱責・指導に乗り出したのかとも報道されています。

 文在寅とは“離婚”、金正恩とは“恋に落ちた”……トランプ大統領の本音|BIGLOBEニュース

 駐韓米大使、レーダー照射の韓国を“叱責”か 従北の文政権に米不信感… 専門家「二度とやるな、とクギ刺したか」 - zakzak

 ハリス大使は、鄭氏(国防相)、康氏(外相)の両氏との会談では、『二度と起こらないようにしてくれ』とクギを刺したのではないかと島田洋一福井県立大学教授は指摘されています。

 「人道的な救助活動」をしていたと主張する北朝鮮の漁船と言われる船は、「北朝鮮の工作船」に酷似した通信装備を備え、韓国紙の報道によると、救助された乗組員は長期間、水と食糧を摂取できず 1人は死亡し、3人は骨が浮き出るほどやせて脱水状態だったのだそうですが、治療と審問をせず異例の速さで3人を板門店を通じて北朝鮮に引き渡したのだそうです。
 この 4人は、何者だったのか。遭難信号が探知されないのに、駆逐艦と海洋警察の艦船までもが出動したのは何故か。
 異常なロックオンまでしたのは何故か。
 モラロジー研究所歴史研究室長で、麗澤大学客員教授の西岡 力(にしおか つとむ)氏が追及しておられます。
 
【正論】韓国レーダー照射の真相は何か モラロジー研究所教授、麗澤大学客員教授・西岡力 - 産経ニュース 2019.1.31

≪関係悪化は安保、経済にも拡大≫
 日韓関係が心配でならない。私は平成24年8月、
李明博大統領の竹島不法上陸以降、悪化していった日韓関係について、対立しているのは歴史認識と領土問題だけで、2国間関係の基礎ともいえる安全保障と経済関係は「最悪」とは言えないと主張してきた。その上で解決策として、歴史認識と領土問題で自国の主張に一方的に同調を求めることをやめ、「一致しない」ことを相互に認めれば、北朝鮮と中国の全体主義と対峙(たいじ)するという共通の利害の下、準同盟関係は維持できると言ってきた。

 しかし、
ついに自衛隊機が韓国海軍の危険行為にさらされ、日本企業の財産が侵害され、関係悪化の局面が安保と経済にまで拡大してしまった。文在寅政権の親北政策はとどまることを知らず、韓米同盟の弱体化も進みつつある

 1月中旬に訪韓し、保守派の知識人や脱北者人権活動家らと会ったが、彼らは
日韓関係を悪化させて喜んでいるのは北朝鮮独裁政権だと口々に憂慮の声を上げた。それに対して私は、文在寅政権の反日政策について、韓国保守派のオープンな批判が伝わってこない限り、日本保守派の「韓国離れ」はとめられないと答えた。

 現在、
韓国のマスメディアでは反日という点では左右ほとんど変わりがなく、冷静な議論をしようという姿勢はみられない。朴槿恵政権崩壊後、韓国の良識的保守派はネット空間での言論活動を活発化させた。そこでは落ち着いた合理的な議論が多数、存在する。

≪保守派に高まる文政権への疑問≫
 自衛隊機に韓国駆逐艦が攻撃用レーダーを照射したのは昨年12月20日だった。
現場で韓国の海軍と海洋警察は北朝鮮漁船の乗組員3人を救出、1人の遺体を収容したが、22日午前11時に韓国は3人を板門店を通じて北朝鮮に引き渡した。異例の早さだ。それについて翌23日、ネットテレビで脱北者人権活動家の金聖玟氏「彼らは脱北の意思があったかもしれない。時間をかけて治療と審問をしなかったことは、文在寅政権による脱北者強制送還だ」と批判した。

 29日には
空軍レーダー管制官出身のジャーナリスト、金ドンヨン記者が、韓国保守のネットニュース媒体「趙甲済ドットコム」で、自衛隊哨戒機の性能や韓国駆逐艦の能力などについて詳しく議論し、レーダー照射があったという前提に立って「あたかも韓国海軍が日本の哨戒機が見てはならない場面を演出していたのではないかという疑いが持たれる」と書き、真実の発表こそが韓国の国益だと主張した。

 また
韓国保守のリーダー、趙甲済氏も31日、自身が主宰するユーチューブテレビで、(1)なぜ海軍と海洋警察の2隻が一緒に救助作業をしたのか(2)なぜ駆逐艦が自衛隊の無線に答えなかったのか(3)なぜ救助した北朝鮮住民を2日後に北朝鮮に帰したのか-という3つの疑問を挙げて、慎重な物言いながら、韓国政府の説明に簡単には同調できないと指摘した。

 私はソウルで会った人たちに、この3つの疑問を尋ねた。ある軍事専門記者は、国防省と統一省に直接取材し、次のような回答を伝えてくれた。

 「近くを通りかかった
韓国民間船舶が漂流中の北朝鮮漁船を発見して韓国海洋警察に無線で伝え、海洋警察がそれを受けて救助に向かった。駆逐艦もその無線を聞いて現場に向かったが、すでに海洋警察が救助作業をしていたので、救助をしていない」(国防省)

 「
救助された3人は漁民で、北朝鮮に帰りたいという意思を明らかにしたので引き渡した。詳しい身上情報については調査をしたが、個人情報だから公開しない」(統一省)

 しかしこの回答を聞いても、
衰弱していた乗組員をたった2日で引き渡してしまったことについて、疑問の余地は残る

≪金正恩暗殺未遂事件に関係か?≫
 韓国から戻った後、私のところにこの事件との関係について、可能性がゼロではないある情報が入ってきた。金正恩氏とその家族を警護する
護衛司令部の政治部門幹部らによる「金正恩暗殺未遂事件」が発覚し、昨年11月に容疑者70人から90人が逮捕され、うち3人が公開処刑されたというのだ。詳しくは月刊『正論』(2月1日発売)の拙稿を参照してほしい。

 韓国紙の報道によると、救助された乗組員は長期間、水と食糧を摂取できず1人は死亡し、3人は骨が浮き出るほどやせて脱水状態で、少なくとも3週間くらい漂流したようだったという。

 最高指導者暗殺未遂事件に関与していた犯人は捕まれば家族連座制で厳刑に処される。漁船を盗んで海流にのって日本に亡命しようとするということも十分に想定できる。ただ、漁船の乗組員が亡命希望者だったと断定する証拠や情報は現段階ではない。私は韓国駆逐艦による
レーダー照射事件の解明の鍵は、救助された者たちが何者だったかを明らかにすることだと思っている。真相が韓国の愛国者らによって明らかにされることを切に期待したい。(にしおか つとむ)

 当初は反米、反日ではなかった李明博大統領。支持率低下挽回策で、文在寅大統領誕生で、竹島不法上陸を敢行してしまい、朴槿恵大統領の歴史問題告げ口外交が継続され、悪化を続けてきた日韓関係が、文在大統領により最悪の関係にいたっています。
 さらに、文在寅政権の親北政策はとどまることを知らず、韓米同盟の弱体化も進みつつあるのです。

 西岡氏は、韓国のマスメディアでは反日という点では左右ほとんど変わりがなく、冷静な議論をしようという姿勢はみられないが、良識的保守派はネット空間での言論活動を活発化させた。そこでは落ち着いた合理的な議論が多数、存在すると、「保守派に高まる文政権への疑問」を紹介しておられます。

 韓国最大野党「自由韓国党」の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は、党の会合で、文氏が 1月10日に行った年頭の記者会見を批判していました。
 米国の微妙な「韓国疲れ」 - 遊爺雑記帳
 文大統領の“反日会見”に韓国野党からも批判噴出! 「日本を不必要に刺激したのでは…」 (1/2ページ) - zakzak

 韓国保守のリーダー、趙甲済氏が指摘されているという、以下の3つの疑問(=謎を解く鍵)の究明が求められますね。
 (1)なぜ海軍と海洋警察の2隻が一緒に救助作業をしたのか
 (2)なぜ駆逐艦が自衛隊の無線に答えなかったのか
 (3)なぜ救助した北朝鮮住民を2日後に北朝鮮に帰したのか

 西岡氏は、韓国駆逐艦によるレーダー照射事件の解明の鍵は、救助された者たちが何者だったかを明らかにすることだと指摘しておられます。
 同感です。そこがツボと判っているから、北は早期送還を要求し、媚北の文氏も即応したのですね。
 金正恩氏とその家族を警護する護衛司令部の政治部門幹部らによる「金正恩暗殺未遂事件」と関係する人々なのか、巷で聞かれる高官の脱北だったのか。遭難した船の装備から、普通の漁船ではないことは確かです。

 悪化に向かう日韓、米韓関係。
 文在寅大統領は、韓国を何処へ導こうとしているのでしょう。南北融和を優先課題としているいるのに、支持率は低下しているのは何故なのでしょう。



 # 冒頭の画像は、韓国最大野党・自由韓国党(旧セヌリ党)の院内代表 羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)氏




 この花の名前は、オシロイバナ

 


政府広報(北方領土問題) - YouTube

杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube


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