韓国語だったから、まるで分からなかったが、座長らしき人物が
長々と前口上を述べていた。
ようやく始まった古典芸能は笛や太鼓、琴、笙などの大合奏である。
2番目は琴の三連弾。
次に笛と太鼓も加わった。
チマチョゴリの女性達の踊りもある。
雅な衣装の女性のソロ。
楽団は舞台の右に集まって演奏。
男役の登場。
どうもこれはお定まりの恋愛悲劇であるらしい。
チョウチョウナンナンと歌い且つ演技する。
定石通り、ハッピーエンドで締めくくられた(らしい)。
兎に角言葉は分からないのだから想像するしかない。
オー・ラスはこれまた定石通りの全員集合しての演奏だった。
出演者は多いし、歌も演奏もかなりのレベルだ。
後で聞いたら韓国有数の劇団であるらしい。
それなのに、舞台はバックにホリゾント幕があるだけで、
照明は最初から最後まで同じライティングだし、大道具も何もない。
ちゃんと照明にメリハリを付け、簡単でも良いから大道具の
背景とかがあったらもっと
素晴らしい感動を受けただろうと残念だった。
そして何故か観客は我々を含めても30人くらい、しか居なかった。
勿体ない感じだった。