我ながら陳腐な題名だとおもいます。
桜のない公園など、日本では探すのが困難なほど
日本中に桜が植えられています。
それもほとんどが染井吉野という品種です。
染井吉野は染井村(現豊島区)で偶然発見された大島桜の
突然変異種ですから種を蒔くと生まれてくるのは大島桜で
祖先帰りしてしまいます。
ですから日本中にある染井吉野は全部1本の原木から挿し木された
クローンと言うことになります。
クローンは基の生命体の寿命を引き継ぐという学説がありますが、
その為か染井吉野は百年くらいで枯死するのだそうです。
他の自然に生えている桜は千年に達する古木もありますから
近々全国の染井吉野は寿命を迎え、桜の名所が消えてしまうかも知れません。
そのときには染井吉野だけを植えないで、他の品種の桜も植えて欲しいです。