処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

ハルフウェイ

2009-03-10 22:22:28 | 映画

           

 

テレビドラマでヒットを飛ばし続けている脚本家・北川悦吏子の初の監督作品。期待にたがわぬ初々しい出来。成功の大部分は、主人公の高校生役二人によるところが大きい。北乃きい、初めて知った。いいねえ。

 

今どきの普通の高校生を普通に演じる。演技を感じさせない。日々の生活をそのまま、ある期間切り取ったような自然体。最もそう感じさせるのは、会話。生き生きしている。

 

彼らのはちきれる若さと無縁な領域に生きる老世代は、テンポと飛躍と歯切れに追いついていくのがやっと。でも刺激的で心地よい。

 

果たして、我が青春時代はどうだったのかと振り返る。懐かしさに満たされる。若いことは何と素晴らしいことだろう。惜しむらくは、その只中に居る時にはそれが自覚できないこと。せめて今を大切に。さあこれからだ。元気が出る映画だ。

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