ちょうど2年前に話題になった クリストファー・ノーラン監督・レオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」という映画がありました。
DVDを買ってから1年近く、もう20回じゃきかないぐらい見てると思います。
先月奈良から戻った少し後にも 久々に見たんですが。
え~っと。。。こういうときに「ネタばれ注意」って表示するものなのかな?
このあと どうしても映画の内容に触れることになりますので、まだこの映画見てなくて これから見るから内容知りたくないよ、っていう方はごめんなさい、この先は読まないでくださいね m(__)m
これまでは、“インセプション”というミッション遂行のプロセスに関心があったんだけど、今回なぜか意識が集中したのが 主人公コブと奥さんのモルのエピソード。
モルは 映画が始まった時点ですでに亡くなっていて、画面に登場するマリオン・コティヤール扮するモルは、コブの思い出の中の妻か、あるいはコブの深層意識の投影、言い換えれば 別人の姿を借りたコブの意識の側面なんですね。
この投影のモルは、コブの妻に対する罪悪感から生まれているので、他人の意識にもぐりこむという非合法ミッション(犯罪行為)真っ最中のコブの前に現れては、その邪魔をする。
メインストーリーである サイトー(渡辺謙)の依頼のときなど、自分だけでなく 仲間の命まで危険にさらすことになってしまいます。
クライマックス、メンバーのひとり・アリアドネ(エレン・ペイジ)と共に 自分の夢の中に赴き、モルと向き合うコブ。
さまざまな感情に揺り動かされながらも コブは、モルと夢の中に居続けるのでなく、仕事をやり遂げて子どもたちの待つ現実の世界に戻る決意を固め、アリアドネのサポートもあって、モルとの和解を果たします。
以前これを見たときは、「自分の心の問題も解決しつつ サイトーの依頼を無事完了して 『子どもたちのもとに戻る』という望みを叶えたコブ」というお話だと捉えてたんだけど、
今回は、「分裂した意識を統合することで 本来の力を取り戻し、その結果仕事を成功させて 新しい一歩を踏み出したコブ」の物語に思えたんです。
私の中で、モルとのエピソードのほうがメインになってるんですね。
ちなみに、ラストシーンの“コマ”は、どちらの場合でも 私的には当然のごとく「倒れた」となっております \(^o^)/
「コブ、おめでと~♪」ということで(笑)
前に書いたアニメ「レイアース」の話とも被ってくるんですが、どういうものか、最近しきりと この「分離 → 統合」というテーマに意識が向かいます。
本を読んでも 映画を見ても ニュースを見聞きしても、もちろん日々の暮らしのいろいろな場面でも。
このブログでも、確かなことは読み返してみないとわからないけど、深層のテーマはすべてここに集約されているかもしれません。
きのうも書かせてもらったように、うんと小さい頃に ふとしたきっかけで 不安や恐れ、怒り、悲しみなどの感情が心の奥に焼き付けられ、しまいこまれます。
そして、そんなものがいつどのようにして自分の中に入ったのかわからぬまま、その影響を引きずって生きていきます。
いや、それが後づけで入ったことさえわからないかもしれないね。。。もともと自分はこういう性格なんだと思い込んでいて。
でもね。
生まれたての赤ちゃんを見てみて。
確かに「不快」に反応して泣くことはあるけれど、それ以外にどこにネガティブの影があるでしょう?
いのちいっぱいに輝いて、あるがままで満ち満ちていて
誰でもみんな、最初はあんなふうだったんだよね
出会う人すべてを魅了する笑顔の持ち主だったんだよね
本来自分のものではなかったはずの 違和感ある感情を刷り込まれるたびに、その部分は成長を止めて “本体”から分離し、いつかおとなになった自分が解決しにやってくるのを待つのだ。。。という氣がします。
そのために、成人した身にさまざまなことが降りかかっては 「ここにいるよ、早く連れに来て~」と注意を引こうとするのだと。
実際私、ここ数年がかりで 事あるごとに かなりの“分身”を回収しております
連れ戻したはずが また元に戻っちゃったりするのもいるので、一筋縄ではいきませんが(笑)
なにか感情に引っかかることがあったとき、以前なら「なんでこんなことに~(T_T) 」とか「あいつが悪いんだぁ」などと 自分の外に向かって反応してましたが、今は「これは私になにを知らせようとしているんだろう、このことの根っこになにがあるんだろう」と 自分の内に目が向きます。
そうすると、時間差はいろいろありますが、必ずなにかが出てくるんです、幼い頃のエピソードが、ね。
ああ、こういうことだったのか、と丸ごと全部の自分が納得できたとき、その引っかかりはもう引っかかりでなくなり、歩みを止めていたチビ助は 本来の年齢に追いついて 今の自分とひとつに溶け合うんだ。。。と そんなふうに思ってます♪
いきなりすとーんと腑に落ちることもあれば、頭から始まった理解が全身にまわるまでに時間のかかるものもあるので、いつも即効でクリアというわけにはいきませんが(^^ゞ
「ただいまの回収率何パーセント」みたいに表示してもらえるとうれしいんだけど(笑)
でも、具体的な数字に置き換えることはできなくても、以前より自分の中が穏やかになったなぁっていうことは、なんとな~くわかりますから(^^)
こんなふうに、あちこちに置き忘れていた「分離した自分」を連れ戻して 再びひとつに還る。。。なんかね、今ってそういう時期なんじゃないかなって氣がします。
世の中のあちこちでいろんなことが起こって、もしそういう目で見てもらえるなら、私だけでなく 同じように感じる多くの人たちもそっと背中を押されてるんだって。。。
「還っておいで、ひとつに」 ってね (*^ー^*)
DVDを買ってから1年近く、もう20回じゃきかないぐらい見てると思います。
先月奈良から戻った少し後にも 久々に見たんですが。
え~っと。。。こういうときに「ネタばれ注意」って表示するものなのかな?
このあと どうしても映画の内容に触れることになりますので、まだこの映画見てなくて これから見るから内容知りたくないよ、っていう方はごめんなさい、この先は読まないでくださいね m(__)m
* * * * * * * * * * * * * * *
これまでは、“インセプション”というミッション遂行のプロセスに関心があったんだけど、今回なぜか意識が集中したのが 主人公コブと奥さんのモルのエピソード。
モルは 映画が始まった時点ですでに亡くなっていて、画面に登場するマリオン・コティヤール扮するモルは、コブの思い出の中の妻か、あるいはコブの深層意識の投影、言い換えれば 別人の姿を借りたコブの意識の側面なんですね。
この投影のモルは、コブの妻に対する罪悪感から生まれているので、他人の意識にもぐりこむという非合法ミッション(犯罪行為)真っ最中のコブの前に現れては、その邪魔をする。
メインストーリーである サイトー(渡辺謙)の依頼のときなど、自分だけでなく 仲間の命まで危険にさらすことになってしまいます。
クライマックス、メンバーのひとり・アリアドネ(エレン・ペイジ)と共に 自分の夢の中に赴き、モルと向き合うコブ。
さまざまな感情に揺り動かされながらも コブは、モルと夢の中に居続けるのでなく、仕事をやり遂げて子どもたちの待つ現実の世界に戻る決意を固め、アリアドネのサポートもあって、モルとの和解を果たします。
以前これを見たときは、「自分の心の問題も解決しつつ サイトーの依頼を無事完了して 『子どもたちのもとに戻る』という望みを叶えたコブ」というお話だと捉えてたんだけど、
今回は、「分裂した意識を統合することで 本来の力を取り戻し、その結果仕事を成功させて 新しい一歩を踏み出したコブ」の物語に思えたんです。
私の中で、モルとのエピソードのほうがメインになってるんですね。
ちなみに、ラストシーンの“コマ”は、どちらの場合でも 私的には当然のごとく「倒れた」となっております \(^o^)/
「コブ、おめでと~♪」ということで(笑)
前に書いたアニメ「レイアース」の話とも被ってくるんですが、どういうものか、最近しきりと この「分離 → 統合」というテーマに意識が向かいます。
本を読んでも 映画を見ても ニュースを見聞きしても、もちろん日々の暮らしのいろいろな場面でも。
このブログでも、確かなことは読み返してみないとわからないけど、深層のテーマはすべてここに集約されているかもしれません。
きのうも書かせてもらったように、うんと小さい頃に ふとしたきっかけで 不安や恐れ、怒り、悲しみなどの感情が心の奥に焼き付けられ、しまいこまれます。
そして、そんなものがいつどのようにして自分の中に入ったのかわからぬまま、その影響を引きずって生きていきます。
いや、それが後づけで入ったことさえわからないかもしれないね。。。もともと自分はこういう性格なんだと思い込んでいて。
でもね。
生まれたての赤ちゃんを見てみて。
確かに「不快」に反応して泣くことはあるけれど、それ以外にどこにネガティブの影があるでしょう?
いのちいっぱいに輝いて、あるがままで満ち満ちていて
誰でもみんな、最初はあんなふうだったんだよね
出会う人すべてを魅了する笑顔の持ち主だったんだよね
本来自分のものではなかったはずの 違和感ある感情を刷り込まれるたびに、その部分は成長を止めて “本体”から分離し、いつかおとなになった自分が解決しにやってくるのを待つのだ。。。という氣がします。
そのために、成人した身にさまざまなことが降りかかっては 「ここにいるよ、早く連れに来て~」と注意を引こうとするのだと。
実際私、ここ数年がかりで 事あるごとに かなりの“分身”を回収しております
連れ戻したはずが また元に戻っちゃったりするのもいるので、一筋縄ではいきませんが(笑)
なにか感情に引っかかることがあったとき、以前なら「なんでこんなことに~(T_T) 」とか「あいつが悪いんだぁ」などと 自分の外に向かって反応してましたが、今は「これは私になにを知らせようとしているんだろう、このことの根っこになにがあるんだろう」と 自分の内に目が向きます。
そうすると、時間差はいろいろありますが、必ずなにかが出てくるんです、幼い頃のエピソードが、ね。
ああ、こういうことだったのか、と丸ごと全部の自分が納得できたとき、その引っかかりはもう引っかかりでなくなり、歩みを止めていたチビ助は 本来の年齢に追いついて 今の自分とひとつに溶け合うんだ。。。と そんなふうに思ってます♪
いきなりすとーんと腑に落ちることもあれば、頭から始まった理解が全身にまわるまでに時間のかかるものもあるので、いつも即効でクリアというわけにはいきませんが(^^ゞ
「ただいまの回収率何パーセント」みたいに表示してもらえるとうれしいんだけど(笑)
でも、具体的な数字に置き換えることはできなくても、以前より自分の中が穏やかになったなぁっていうことは、なんとな~くわかりますから(^^)
こんなふうに、あちこちに置き忘れていた「分離した自分」を連れ戻して 再びひとつに還る。。。なんかね、今ってそういう時期なんじゃないかなって氣がします。
世の中のあちこちでいろんなことが起こって、もしそういう目で見てもらえるなら、私だけでなく 同じように感じる多くの人たちもそっと背中を押されてるんだって。。。
「還っておいで、ひとつに」 ってね (*^ー^*)