Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

止められるか、俺たちを

2018-10-31 | 日本映画(た行)
★★★★☆ 2018年/日本 監督/白石和彌

若松作品が好きなので、とても楽しめたし2時間があっという間だった。若手俳優も門脇麦も魅力的。ただ、若松プロの群像劇なのか、めぐみの物語なのか、少し中途半端に感じられた。女を捨てて野郎どもに混じり、撮りたいものは何かを模索し続けためぐみの最期を見ると、彼女は女という縛りに負けたようにも思えて辛い。

パンフレットを読むと(読み応え満点)めぐみさんは赤バスに乗りたがっていたということ。あの時代に若松プロで生きた女の物語としてもう少し深堀りしてほしかった。新さんの「パレッチナ」最高。とてもチャーミングな若松さんだった。