Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

斬、

2018-12-11 | 日本映画(さ行)
★★★★ 2018年/日本 監督/塚本晋也

(梅田シネリーブル)
いきなり爆音上映が始まったのかと思われるような石川氏の音楽が圧巻。極限状況に達した人間のエロスとタナトスが交錯する実に濃密な80分。腕は立つのに人を斬れない浪人、池松壮亮の色気がスクリーン中に漂う見事な1本でした。そして、野火・沈黙を経た俳優・塚本晋也が貫禄の演技。上映前にパンフレットにサインする監督をお見かけしたけど、あの柔和な微笑みと作品世界とのギャップがまた魅力的。